詩人PIKKIのひとこと日記&詩

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婚姻と食文化から日本を考える(1)

2011年10月26日 | 提案提言
TPPで、世界一安全で豊かな日本食文化~あらゆる分野での破壊(韓国の次に)から、アジア抹殺を目論む欧米だが(最終目的は中国)

婚姻と食文化から日本を振り返るとー
(1)婿取りという最古の婚姻法の継続(室町時代までは伝統的で、藤原氏全盛期までは通い婚で子供は母方で養育)。
大化の改新までは、その名に女系も併記。
蘇我蝦夷兄弟も「物部」という女系を併記。(というよりも男権が家父長制として広まるのは室町時代から)
世界中から不思議がられてきた日本の「婿取り」は現在でも続いているが、これは女権が支配的だった頃の名残だろう。
アイヌ民族の場合は、男の家紋とは別に、女性はその下着に自分の所属する氏族の家紋を代々受け継いできたという。

(2)食文化については、食料確保が困難な時のために、いかに保存食を確保するのかという人類が生まれて以来の課題から考えるべきと思う。
この点では、古代以来日本の食文化の中心にあるのが発酵醸造食品だった

味噌・醤油等大豆製品と漬物なしには、日本の食卓は到底語ることができない。
韓国では、キムチという違う乳酸発酵醸造食品が中心にあるが、これは日本と同じ食文化の伝統を持つ魚醤や塩辛の伝統が、16世紀に日本からもたらされたという唐辛子と合体したものではと思う。
(日本が韓国に貢献した数少ない物のうちの一つだ)

欧米では、バター・チーズやソーセージハムベーコンが食文化の中心にあると思える。(前者は冬の保存食中心だったラードが、後者は大航海時代以後に胡椒等の香辛料で可能だった)

中国の食文化の中心にあるのは、中華鍋一つであらゆる食材を調理可能というその高度に普遍化された調理方法にあるのではと思う。
星の数ほども遊牧民の侵略を受けた中国では、”家畜という食料つきで移動”という遊牧・牧畜民の食文化の影響が色濃いのかもしれない。
中国人自身が鍋の中に色んなものをぶち込んだような民族だけど・・

日本の食文化の第二の特徴は、魚介類の豊富さと塩分に対する異常な嗜好だ。
代表的なのが、現在でもオニギリの中で大人気の塩鮭である。
日本人が世界一の塩辛い物好きと言っても過言ではない。
アイヌ民族の日本人観で食文化に関するものとして、「塩辛い物好きの人間たち」という評がある。