詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

NHKラジオ第二放送でのカルチャーラジオー稲本ただし氏の”森と人間”(第四回)からー

2011年10月30日 | 大震災・原発事故
以下は、久しぶりのタイピングの練習を兼ねてのもの。(右指の半分が不自由なのでかなりいい加減だけど)

コスタリカ・グアテマラのケサールは鳩くらいの大きさ火の鳥のモデル。
アボガドしか食べず、この鳥が出したアボガドの種しか発芽しないとか。
エクアドル(スペイン語で赤道)は、生態系が豊かなアマゾン源流。
百万都市ベレンはでの話しも面白い。
アマゾン川は昔太平洋側に流れてたとかで。(アンデス山脈隆起で大西洋へと)

同様に、一日60キロも歩く”植林者”象の糞から膨大な植物が。
○○のドードー鳥の糞からしか発芽しない植物は40種類も。(肉が美味しすぎてつい最近絶滅)

アマゾンの巨大な蛍についても面白かった。流星と思ったとか・・

「宇宙船地球号」についても。
光が何一つ見えない有峰湖(富山県)の話しも面白かった。(「天の夕顔」の舞台)
夏に、この湖の沿岸へと一斉に鯉が産卵へ寄ってきた情景が忘れられない。
すぐ近くの稲本さんの故郷の清見村は、日本で四番目に星がきれいに見える場所とか。

ボルネオ(アマゾンより生態系が豊か)
故井上さんー「共生進化論」(お互いに共生しながら進化ー競争進化より互利の進化が多い)
NHK「熱帯雨林とー」で
60メートルの「樹間の道」を訪問。
高所で猿の遺伝子が出てくる人もいるとか。
人間元々猿なので落ちるはずがないと考えると楽しくなる。
アマゾンやボルネオでは熱帯夜はなく、日中も日陰に入ると涼しい。

寒帯森林でー圧倒的多くは、ロシア・カナダ・北欧。
森林面積率が高い国はー(①フィンランド②日本③スウェーデン)
温暖化ータイガのが溶け、水溜りができ、樹が倒れるて腐るとCO2とメタンガスが発生。

白熊(作家ニコル氏も憂慮)はアザラシを食べるが、温暖化のせいで、
アザラシが何処に上陸するかわからなりつつ。
海に飛び込んでアザラシを探すが、アザラシの方がはるかに泳ぎ得意。
仕方なく子供を食べるので、メスからは嫌われてほとんど子孫が生まれない状態に。
絶滅はすぐ近い将来に間違いないという。

温帯は、人類が一番住んでるので最も破壊されている。
白神山地がどうして世界遺産にに登録かというと、世界で最もまとまったブナ林が残っている。
他の温帯では人間の破壊行為のために死の世界へと。
日本は想像以上の高温多雨なので、むしろ禿山や砂漠にするのが不可能な唯一の地域。
最初は松が生え→ナラ・栗→ブナ(最終アンカー)

日本にはまだ森の生態系が残っている。
シーザー「ガリア戦記」:「こんな樹ばかりある所は何を考えてるんだ」。
樹の上から弓矢なので、樹を切って100メートルの道路をローマ帝国全土に。
スペインの無敵艦隊は松、イギリスはナラの樹で作られていたので・・
最後のぶつかって勝負では、堅いナラの勝ちだった。

震災後、森林による再生が必要。
樹を植えて育てることが肝心。
人間が手を加えると想像以上の効果がある。
ブラジルの場合、荒地でも生えるものから順番にアセロラ、胡椒、○○、ゴム、カカオ、ブラジルナッツ・・葉を落とし森が豊かになる。(「里山」と同じ)
(ラテン系、サンバを踊るためにはなんでもやるという民族性が)
太陽とスコールと雨季での豊かな土のアマゾンでは五年で樹が大きくなる(日本では約30年)
ただ土地に合わせた樹が必要。

温帯林:名古屋での生物多様性会議からー「里山」をもっと広めよう。森の再生に。
根っこに菌やいい土をつけた方がいい。
ブナ(舞茸)ラワン(根っこに菌がないと育たない)
荒地には松、水が多い場所には柳。
循環型の森の再生が大事。
都会でこそ樹が必要(一人の人間呼吸だけでも十数本必要、それ以外を含めると一人当たり300本必要)
ソメイヨシノは約50年が樹齢。

明治神宮ー90年前の人工の森。世界的に評価が高いとか。
最近はパワースポットとして有名に。
生態系の豊かな森が東京の真ん中に。
セントラルパークも元々は荒廃した養豚場跡だった。

福島から日本全国に必要なのは、森林公園!
東北被災地では、津波石(津波到達点)の横や津波用に樹を。
松科は津波に強い。

東南アジアでのパーム椰子、ブラジルでの胡椒の畑、杉等の単一の生態系は滅びつつある運命。
アマゾンでは5年で森再生が可能。
日本では、20年~30年で可能だが、樹種選定を間違ってはいけない。