詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

詩  友川かずきのうたが胸にしみる

2020年02月19日 | 
ー「友川かずきのうたが胸にしみいるとしたら、君は幸せだと思え。 涙があふれたら、君は選ばれた人間だと思え。君にもまだ無償の愛 に感応する心が残っていたのだ。無償の愛がまだ人の世に存在する こと、それこそが友川が身をもってあがない、あかしてくれたこと なのだ。(大島渚)ー

ふるさとは夢みる街にそっくり
それでもいちばん似ていたのは
スウェーデン映画「犬のごとき人生」のへたれた港まち

雪が溶けだすと
すべての絵の具をぶちまけた野原に
あらゆる花々がいっせいに咲き出す

どうしていいか分からないぼくらは
テレビが入ってたダンボールの箱に隠れたり
そのダンボールを持って何度も 
すぐ裏の丘からすべったりした

夏の宵には銭湯から帰って
濡れた髪のまんまみんなで
町外れのオンボロ映画館へと出かけたりした

好きだった娘の家の前を
口笛を吹いて行ったり来たりしながら

夏の夕立のなかをとぼとぼ釣竿を担いで
海水パンツひとつで線路の余熱を感じて
もくもく入道雲を背に一列で歩いたっけ

けれどもいつしか
この国は世界最低最悪の国になってしまった
売国奴で閨閥化した特権政官財政治のために

トヨタ時代はずっと
脳梗塞と動脈瘤破裂で
痴呆症と寝たきりになった母の介護だった

それで首切りになった時の失業保険給付金は
母の介護での休みが多かったので
給料の半分以下の10万円以下
それもたったの一年間だけ
こんな先進国なんてあるもんなのか

介護や造園の講習を三度も落ちたので
「なんで母親の介護を十数年間やってきて
税金保険も真面目におさめてきたのに
こんな目に遭のか!?」と書いたら
やっとヘルバー二級講習へ合格した

その後に就職した創価学会系企業では
公共斎場で山盛りだったロリータビデオ強要や
施設パソコンからダウンロードした
同性愛写真やスケベ写真を合成した写真や
労災を監督署に訴えたのに無視だった
こんな官庁はない方がむしろいい!

でも外国人や非正規社員のほとんどは
失業保険すら受け取ることができない仕組みに
ふざけるんじゃないぞ!
税金や年金にたかり続ける
ゴキブリいかのこの国の腐りきった政官財どもよ!

戦後最大規模の労働運動弾圧「関西生コン事件」~東京・大阪で連日シンポジウム

2020年02月19日 | 犯罪
戦後最大規模の労働運動弾圧「関西生コン事件」~東京・大阪で連日シンポジウム

*16日の大阪会場

 「検証シンポジウム・関西生コン事件を考える」が、2月15日(土)東京・田町交通ビル6階ホールにて、翌日16日(日)大阪・阿倍野市民学習センター講堂にて連日開催された。戦後最大規模の労働運動弾圧「関西生コン事件」の問題点を、労働法、国際人権法、ジャーナリズムの観点から明らかにするシンポジウムは、両会場とも150名の参加者があった。大阪の会場は人があふれ、入りきれなかった方が70名以上にのぼる盛況ぶり。関西生コン事件では、のべ89名が逮捕され、のべ72名が起訴されている。委員長と副委員長は530日以上、拘留されたままだ。

 15日の東京会場では、鎌田慧さん(ルポライター・関西生コンを支援する会共同代表)が「警察権力が前面に出て労働運動を弾圧している。労働組合は民主主義の基盤なのに、戦後最大の弾圧が行われている。市民運動と労働運動がどう連帯していくのか問われている」と挨拶。パネラーとして登壇した毛塚勝利さん(労働法学研究者・元中央大学教授)は「労働法学を研究している私たちにとっても、未曾有の事件。争議行為は威力業務妨害、団体交渉を使用者側が嫌がれば強要になる。しかし、それを認めているのが労働基本権であり、労働法の大前提だ。国家権力が介入してきたことは極めて異常」と発言。安田浩一さん(ジャーナリスト)は「結成されて以来、常に弾圧されっぱなしの関西生コンは、まるで社会のリトマス試験紙。国家権力が今後進めていきたいことを、関西生コンで試しているかのようだ」と危機感をあらわした。

 両日登壇した申惠丰(しん・へぼん)さん(青山学院大学法学部教授・国際人権法/写真)は「このシンポジウムのために、国際労働機関(ILO)の過去の判例集を調べると、関西生コン事件にあてはまる例がいくつも出てきた。国際人権問題として、積極的にアピールしていくべきだ」と述べた。

 16日の大阪会場では、佐高信さん(評論家・関西生コンを支援する会共同代表)が「なぜ関西生コンが問題になるのか。とんでもないことばかり続ける安倍政治の一環だ。このシンポジウムで新たなるたたかいの糸口を見つけていこう」と挨拶。パネラーとして登壇した吉田美喜夫さん(立命館大学法学部教授/写真)は「労働基本権は憲法で保障されている。これは世界最高の水準だ。しかし、最近では労働組合活動が見えにくくなり、ストライキをする組合が少なくなった。がんばっている関西生コンは、どうしても目立ってしまう。目障りな関西生コンを叩けば、世の中が静かになると国家権力は考えている」と述べた。

 竹信三恵子さん(ジャーナリスト)は、ヘイトスピーチや差別主義者の団体が作成した動画の影響について「マスメディアで記者が報道しようとしても、デスクはネット上で動画やSNSをチェックし、記者の話をまともに聞いてくれないことが起こる。関西生コンについて、警察発表以外は報道されない『報道の真空地帯』となっていた」とし、雑誌『世界』での連載中の記事「ルポ 労組破壊-関西生コン事件とは何か-」を始める動機を語った。両日のコーディネーターを海渡雄一さん(弁護士・関西生コンを支援する会共同代表)が務めた。(報告:土屋トカチ)

→*検証シンポジウム資料(pdf)