詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

面白うてやがて哀しき鵜飼かなー韓国映画・ドラマの質の高さは驚き!

2011年09月18日 | 映画
元不良の刑事が毒をもって毒を制す・・
韓国映画『Mr、ソクラテス』は、久しぶりに”面白うてやがて哀しき鵜飼かな”という映画だった。
特に大笑いできる場面が多いのがいい。
それはー「ここ」


「人間失格」 太宰治

2011年09月18日 | 物語
どうしてだかわからないけど・・
僻地へと飛ばされるその小学校の教師を駅に見送りに行ったったことがある。

それまで担当じゃなかったので、話したこともない教師だったのに、手渡された一冊の本がある。
それは「太宰治選集」。

「お前には到底理解できんだろうな・・」と彼がふっとささやいた。

上を見上げると、星々が瞬く銀河が傾きつつあった。

詩  可憐な花梨 (推敲形)

2011年09月17日 | 
まん丸い梨より
でこぼこでざらざらで
ひとつとして同じものがない
西洋梨の方がずっと大好き

中学校からの帰りには
道にはみ出した梨をもいで
皮ごと齧りつくのが毎日の日課

ある日の午後
「こら!」と追いかけられて
もう大丈夫だろと後ろを振り向いたら
目を吊り上げたおっさんの顔がすぐ後ろに
それに懲りて盗み食いは止めてしまった

「お前もなまら垢抜けてしまったな・・」と
店先の洒落たラ・フランスを見つめては
ふっと呟いているのに気づく

昨日の森の奥から採ってきて
部屋中に置いた花梨は
馥郁とふるさとの夕べの香り
色も不ぞろいで
虫に食われて泣きはらしたような奴さえいる

天国のきみにも
この香りが届くようにと
きみが微笑んでる写真の前にも可憐な花梨をひとつ

そろそろ
落ち葉に埋もれた原野の片隅の
きみのお墓の天辺にも
まっさらな雪が ふわふわ
舞いはじめる季節がやってくる

 注:香りがよく消臭剤代わりになると聞いて山から採ってきた後、ネット検索したら・・風邪や喉にも良いと言うので、花梨の焼酎漬け酒を一度作ったことがある。◆『カリン酒の作り方』はー「ここ」

古い詩 「この国はとっくに死んでいる」「国民葬送国家日本」

2011年09月17日 | 
    この国はとっくに死んでいる

いつの間にか
現実のがどんどん悪夢を追い抜いてゆく

誰もが玉突きの玉みたいに
あっちこっちへ小突き回される
怪我や病気や災害にでも遭遇した日には
暗い暗い隅の穴倉へと
放りこまれてしまって1巻の終り

大企業では
社員に断りなく掛けた団体生命保険で
過労死や自殺や事故死へと追い込まれる社員たち
その後に濡れ手で粟の数億円の保険金を手にした企業幹部たちが
ドンチャン騒ぎでの高笑い
「とうとうあの馬鹿野郎もくたばりやがったか!」

世界一の債権を持つ大金持ちのこの国が
先進国の中では最も自殺者の多い国となり
もう十数年間もの間
毎年ひとつの市の住民が命を絶ってゆくというとんでもない国
もうじきアメリカを追い越して
世界一の貧富差の多い国になるのも真近かだ

世界一働くのが好きだった優しい羊のような国民が
こつこつと額に汗して貯めた財産が
官僚やその天下り先の外資系が七割の企業官僚のポケットマネーと化し
世界中を侵略戦争で破壊途上の米国へと貢ぐために
日々刻々奪われつづける
彼らのしもべの政治屋とマスコミの援護射撃によって

国民共有財産のほとんどは いまや
国鉄も電電公社も煙草も郵便局も高速道路も
国立大学や年金・医療制度や国有地さえもがいまや
天下り官僚や大企業や政治屋たちに強奪
世界一貧弱になってしまった社会福祉や教育や医療
公的インフラやセイフテイヘットは残骸だらけとなり
年金保険運用や外国為替は知るのが恐ろしくなるほどの株運用等での膨大な赤字
(それを株等の博打で運用する官僚は絶対にその総額を発表しない)

さらにぼくらをもっともっと
貧しくするための陰謀をめぐらす
米国や官僚や経団連や政治屋たち
農薬や毒物だらけの学校給食では
管理教育やゆとり教育に隠れた人体実験と列島国民の劣等化
内部留保と高額役員報酬と株主優待しか考えない
大企業の非正規化や突然の解雇で
若者たちはますます心身ともに破壊されてゆく
その最後に待っているのは
環境破壊と安全な食料破壊の原発事故

属国属領の実験動物にされてゆく哀れな日本人よ
権力の犬のマスコミが日々垂れ流す
奴隷の教えに耳をかすのはもう止めるべき時代だ

一流大学出の若者たちでさえも
その半分以上が正社員になれずに
なったとしてもいつ解雇されるかもしれないという
人権など無視された理不尽な労働が待っている社会
(一年間のセクハラ相談だけでも一万数千件)
若者の大半がいずれは非正規社員にならざる得ないという社会で
いったいどこの誰が どのように
正気で生きてゆくことができるのか

この国はとっくに死んでいる
新しく作り直すためには
日本社会に網の目よりも密に張りめぐらされた利権や特権
政官財の閨閥化で腐りきった世界を破壊するしかない
そこからしか新しい未来は一歩も始まらない


    国民葬送国家日本

国民の税金や共有財産を
掠め取ることや
アメリカに貢ぐことしか頭になかった
この国の政官財の壮大なバベルの塔も
いよいよ完成の時を迎えつつある

狡猾な奴らのやり口はいつも同じ
特別予算ではせっせと各省庁が税金を隠匿し
「国民」の借金が多いので消費税や税的負担増が必要だという厚かましさ
「国民」の借金ではなく
「政府」を傘に着てお前たちが懐に入れた借金にすぎない

大企業にいたっては
社員に断りなく団体生命保険をかけて
サービス残業やストレスを与えての過労死や過労自殺
数千万円の臨時収入でいつも高笑いの接待宴会に接待ゴルフ

かなり前に読んだSF「斎藤家の核弾頭」(篠田節子)にも
そう遠くないこの国の
似たような未来の話があって
ランク付けされた国民背番号の下位の人間から
臓器移植や人体実験や食料へと
順番に抹殺されてゆく
まるで映画の「ソイレントグリーン」みたいな未来社会

そこでは 俺みたいに
学歴も社会に役立つ才能もないという烙印を押された自称詩人の類の人間が
反社会的という烙印を押されて
データー収集や管理用のマイクロチップを
体内に埋め込まれて 監視カメラだらけの
原発跡地や公害跡地・災害跡地へと追いやられる

そこで
遺伝子変異等の実験データーを十分に採取された後は
めでたく勤めを終えて
臓器移植や食料のために抹殺される
めでたし めでたし
その場所の放射能やらの安全値が確認された後に
税金ネコババに目の血走った政官財支配層の
日本低国株式会社の偉いさんたちの
豪邸がにょきにょきと建ち並ぶ」

東電の電気料金は半額にできる

2011年09月16日 | 大震災・原発事故
あらゆる違法行為や言論弾圧をやっても、東電をつぶさずにそのままの形で残し、脱原発デモ・ネット弾圧に懸命な理由はー
①経産省~警察まで膨大な数の官僚が天下りしている世界一の天下りパラダイス(CMだけでも200億円) 
②給料等の経費に三パーセントの利益を上乗せした電気料金を法律で保証されているので・・天下り官僚等の給料も、発電所建設費用も、関連下請け会社への支払いも多ければ多いほど儲かる仕組み ③このように絶対に儲かることが保障されているやりたい放題し放題の独占企業株は、一番の安全パイとして国内外の金融機関や大企業や富裕層が持っていたので、なりふりかまわずの東電救済なのだろう。

それにしても凶暴なネズミのような顔をした東電会長は何故何の責任もとらないのか?
原発事故で日本人の半分に損害を与えていながら、いつまで知らん振りしているのだろうか?
◆詳しくは『改革派官僚・古賀茂明が重大暴露 〝東電の電気料金は半額にできる〟「週間ポスト」 6/10』ー「ここ」

スペイン映画を観たのは二度目

2011年09月16日 | 映画
スペイン映画「アラトリステ」(2006)を観た。
以前ネット友達だった、まだ十代のコスプレ譲から紹介されて観たスペイン映画『蝶の舌』(市民戦争時代の教師と教え子の物語)がとても面白かったので・・
期待して観た割には、期待はずれだった。

しかし、スペイン映画はみんなこんな渋い映画ばっかりななんだろうか・・

自由無き低国の滅亡かな・・日本だけが、放射能まみれの座敷牢、痴呆症、恍惚の日々

2011年09月15日 | 物語

まさに日本は、属国属領・家畜社畜・官僚(国家・企業)支配・絶望葬送・冤罪し放題・放射能汚染・翼賛マスゴミ・モラルハザード列島として滅亡しつつある。その原因は、これらに反対する党も政治家もないのと、堂々と公約を破ってもまた選挙で選ばれるので、ほとんどの政治家は嘘八百しか言わなくなってしまった

ネット以外では、世界一自由がなくて冤罪が起こりやすい国が日本と思う。
中国や北朝鮮ですら、国が嫌になったら歩いて他の国へ行く自由があるし、韓国デモの写真と日本のとを比較したら、どっちが自由な国かがひと目でわかる記事はー「ここ」

◆米国の思惑に、中国とロシアが挑戦しつつある東アジアと思う。日本だけが、隔離された放射能だらけの座敷牢で、いよいよ痴呆症悪化で恍惚の日々・・と思った記事『ロシアの意図は何か?』はー「ここ」

政治屋と官僚(国家&企業)と売国奴たちが滅ぼしつつある日本

2011年09月14日 | 政治

『「四要素論」(物質界と生命界の極大・極小世界が相似的構造で連関という自論)で、日本社会や日本史や世界史』というブログ記事を明日アップしたい。

共同体所有(「入会地」等)面でも、自然環境面でも、信仰面でも・・従来の日本の優位性は破壊されてしまい、僅かに残っているのは技術・交易・法律面だけ!

ただ最後のこれらも、増税やTPPや原発や官僚支配(冤罪と言論弾圧)によって・・数年以内の間に、息の根を止められてしまうのに違いない。

日本の景気回復もアメリカの景気回復も簡単ー日本がもっとアメリカから物を買えばいいだけ!」

2011年09月13日 | 物語
アメリカで最大の問題が雇用だ。
日本では需要と供給のギャップによるデフレ不況だ。

この両方を解決する手段は日本がもっとアメリカ製品を買うと宣言することだ。
ただ、その条件として、防災・復興に限定するとハッキリと言うべきだ。

従来のように、アメリカ国債購買や、兵器や原発関連ではなく・・国境警備隊としての「海上保安庁」装備の質量向上や、東北復興に寄与するようなあらゆる資源や製品や農産物や、災害救助のための「病院船」を大幅に改造した「災害救助船」のような物なら買うと、アメリカにハッキリと言うべき最後のチャンスと思う。

◆変化が激しい世界情勢についての記事『APC通信紹介~世界を破綻へと導く米金融界と軍産複合体の権力闘争』はー「ここ」

アイヌ民族と日本民族の比較

2011年09月13日 | 物語
アイヌ民族と日本民族の比較(1)ー何故この二つの民族が似通っているのかについては、アイヌ民族が日本史に初めて登場する『諏訪大明神絵詞』(足利尊氏が諏訪大社に寄進)中の「渡党」という北海道へと渡った蝦夷の存在が重要になる。
「東夷蜂起して奥州騒乱することありき・・」(1321~1329)
この頃に、「三種類」と上記で書かれていたアイヌの先行的諸族が一体化して、アイヌ民族が成立する。

(2)ー琉球王朝もまた同時期に成立した理由は、南北への元寇や元に大陸から追われた人々の流入が原因と思う。(ある沖縄の知人はこの頃朝鮮半島からやってきた武将が先祖だと言っていた記憶がある)
そして彼らが、北海道や沖縄の先住民文化と融合していった理由は、縄文時代以来ずっと黒曜石・貝製品を列島からという日本海交易路で顔見知りだったせいかな?

『クワイエットルームにようこそ』(無料テレビギャオ)を観てたらもうこんな時間!

2011年09月13日 | 映画
監督・原作・脚本の松尾スズキは、その文章ほど切れ味はないと感じたけど・・豪華な俳優陣だし、テンポの悪さと選曲以外は満足できるものだった。
もう一度観るかと聞かれれば、「嫌」だけど・・
目覚めると閉鎖病棟に拘束されていたという日本版『カッコーの巣の上で』だけど・・、その差はやはり俳優陣にあるに違いない。
大竹しのぶがしぶとい演技だったけど、いま一歩個性的な役者が少ない点が日本映画に共通する欠点と感じた。

最近観た(ほとんど無料テレビギャオ)映画の中では、『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』ほどメッセージ性を持った映画はなかった。メキシコやカナダ両国の悲劇ー農業破壊で貧困層の米国への越境や行政さえも訴える訴訟社会ー化は、米国と同様にTPPを結ぼうとしている日本の近未来の悲劇だ。

「月待」・・という月の信仰を十五夜に考える

2011年09月12日 | 物語
「月待」は昇ってきた月を拝み願い事をする伝統行事だけど、相当古い信仰のようだ。
『十六夜日記』っていう古典がなかったろうか・・

少し前までは、「二十三夜待ち」(半月でこれを船に見立ててこれ仏様が乗って人々の救済にやってくると信じた)が一番多かったというけど、その他にも、三日月・十三夜・十五夜・十六夜・二十三夜・二十六夜待ちがあったという。

賢治好きならたぶん・・
フクロウが主人公の宗教文学の傑作『二十六夜』を覚えているかもしれない。
なお、フクロウとミミズクは厳密には分類不可能とか・・
北海道のアイヌ民族では、コタン(村)を守る神だったkシマフクロウ(万病の薬になる熊の胆のように交易品=矢羽根として貴重だった!)は、「フクロウ」と呼ばれているのに、耳の横には耳状の飾りがあるし・・アオバズクは「ズク」と呼ばれているのに、耳はなく、梟と同じ真ん丸い顔をしている。

フランスの核燃料倉庫爆発とか

2011年09月12日 | 大震災・原発事故

月もきれいだけど、南東の明るい星はなんという星だろう。
後で『NHK宇宙チャンネル』ー「ここ」
のプラネタリウムで調べてみよう。

またフランスで、核廃棄物焼却炉爆発とか。
米国、ソ連、日本の次は、中国韓国が危ないのかも・・

当然日本の次の欧米の標的は中国なので、原発の代わりの発電施設を日本が中国に提供してはどうかなと思う。
中国・韓国で原発事故だっと、偏西風の風下の日本の被害が甚大になるに違いないし、そういう悪事を企てる輩が出てくるのかもしれない。

いくら強い軍隊や優秀な兵器を持っていても・・日本という国の防衛は土台無理な注文だ。
海岸沿い核兵器よりも危険な原発が並んでいるようでは。
隣人たちと友好な関係を築いてゆくしか方法はない。