詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

早速の官僚と官僚言いなり政治屋の大暴走がついに始まった

2011年09月05日 | 政治

『「たばこ、最低でも700円」小宮山厚労相』はー「ここ」
ー早速国民に対して牙をむき始めた官僚どもと、官僚言いなりの操り人形の政治屋どもの先頭の小宮山婆大臣。
(その選挙区の前民主党議員で、利権擁護者たちから殺し屋を差し向けられた故石井紘基議員とはなんという雲泥の差!)
◆石井紘基氏についてはー「ここ」

増税馬鹿どもが、一つしか覚えてない言葉をいう前に、煙草に関してはー
財務官僚の天下り先の中では、5・6番目くらいの高位置なのので、財務官僚が決して手放そうとしないJTの株を売ってから言いやがれ!

酒税に関しても、発泡酒等は真摯な企業努力をあざ笑う物だ。
また、酒さえも満足に飲めない世の中では、世の中はいよいよ殺伐となってゆくことだろう。

税金を納めにない大銀行・大企業・高給官僚・NHKよりも、子供や老人や路上生活者の方が発言権がある!

2011年09月05日 | 物語
日本一劣化と腐敗の速度が速いのはNHK(報道・解説・娯楽部門)ではと思う。

子供だって、老人だって、路上生活者だって・・きちんと消費税等を払っているのだから、税金を一円も払っていないという大銀行や大企業(バブル後の住専問題等では数十兆円の税金からの援助を受けながら)や高給官僚やNHKよりも、はるかに発言する権利があるはずだ!(政治家は国民主権の源の選挙で選ばれているので政治屋を選ぶかどうかは選挙民の責任)

大震災・原発事故後の報道も格段と民放に劣るものだったけど・・最近また小泉時弱肉強食時代のような新自由主義や「自己責任論」の内容の番組が増えつつある。

今までは恐る恐る電通支配のお笑い芸人やAKB番組を作っていたのが、野田首相の登場で、官僚もNHK(報道・解説・娯楽部門)も一気に大暴走を開始し始めた。

二分社化して、報道・解説・娯楽部門の悪い影響が教育・教養番組にも染み込んでいかないようにすべきと思う。(受信料や税金は平等に二分割)
もっと子供や老人や生活者等の弱者の意見を反映する教育・教養番組部門さえあれば十分と思う。

企業利益第一の民放よりもはるかに劣る報道・解説・娯楽部門などは必要があるはずもない。

昨日韓国歴史ドラマ『イ・サン』を観て

2011年09月05日 | 歴史
できるだけ韓国歴史ドラマや映画を観るようにしている。韓国製だからどうたらこうたらは・・自分の愚かさを大声で吹聴してるとしか思えない。
良い作品は何処の誰が作ろうと素晴らしいし、日本で作られようとつまらない作品は山のように多い。

歴史に関しては様々な見方があり、最初からこうだと決め付けるのは、自ら情報弱者や敗者となる道をとることになり、最後は痛いしっぺ返しを受けることだろう。
それは戦前の日本やナチスドイツや多くの社会主義国を見れば明らかだ。

さらには、記紀や遺跡・遺物を謙虚に振り返れば、現在の日本文化は、朝鮮半島や中国からのはるかに高度だった文化文明や技術なしには到底不可能だったし、多くの大陸からの渡来人がこの国の様々な分野のリーダーになったという事を忘れてはならない。

この江戸時代初期の頃の朝鮮王朝皇太子が主人公のドラマ『イ・サン』で、王の代行となった主人公が言う。
「どうしたら慣習となってしまった違法行為をなくせるのかを、各長官ばかりではなく、下の地位のものもすべて考えて伝えよ。余は順番にそれを聞きに行く」と。
これこそが、あらゆる分野の指導者やリーダーに求められる行動や素質ではあるまいか?
一人の知恵や行動などは、どんなに優れた人間だろうと、限界があり多くの欠点があるものだ。
この言葉こそ、現在の日本政治に相応しい言葉だと痛感した。

ホラー小説『クリムゾンの迷宮』から歴史を振り返る

2011年09月05日 | 歴史
貴志祐介というホラーSF作家の『クリムゾンの迷宮』(1991)という『バトルロワイヤル』のようなホラー小説がある。
生き残りを賭けて殺しあうのだが、最初に武器・情報・食料等の中からどれか一つを選ぶシーンが印象的だった。(自分なら情報を選ぶだろうなと思った)
現代社会では、武器は本来の武器以外にも金・地位・権力があらゆる物を手に入れることのできる最大の武器になっている。

この日本列島では、これらのすべてで優越していた。
武器に関しては、一万年前からの縄文時代では、主な大陸との交易品が武器用黒曜石と古代の貨幣財宝の沖縄の貝製品だった。
その後の鉄器時代では、他の文明圏のすべてで燃料となる木材の枯渇や禿山化や砂漠化だった。
食料・情報の優位性もまたつい最近の日本までにはあったが・・それが現在では、原発で全てが失われて亡国へと赴きつつある。

[川柳] (11)

2011年09月04日 | 
ぬけぬけと家畜の顔で泥鰌だと/

泥鰌じゃないピラニアだよ「リーダー」は(注:強欲官僚の原稿の読み手)/

泥好きだけで一緒にすんな泥鰌さんと/

団栗の眼卑しき群れ○○○○塾/

泥鰌より金魚の糞がふさわしい/

人災をまた予測不能と言い探す利権/

遠くまで来すぎたかもしれん日本人/

第四間氷河期と人類最古の文化シャーマンとアイヌ神話

2011年09月04日 | 歴史
約二百万年前からの地球寒冷化で、多発するようになった氷河期時代の人類は、意識を持ち始めた子供時代にそっくりなのではと思う。
貧富の差や環境に関わりなく、様々な関係の中で自他の意識が目覚め始め、シャーマンの起源となる夢を見始める。
この世界や自分とは・・と考え始める。

現在の人類史とは違って、氷河期のシベリア~日本にかけてが人類文明発祥の地と思う。その根拠としてはー①気候的にはベーリング海峡が閉ざされていたので寒流南下がなく温暖 ②数万年前のシベリアの旧石器時代遺跡群 ③魔女狩り前のヨーロッパ~日本~新大陸に共通するシャーマン文化

阿部公房『第四間氷期』を読んで以来地球温暖化??四つの大氷河期の間という説はまだ定説なのか?二百万年前からの地球寒冷化で大小氷河期連続し、約一万年前の最後の氷河期後に新旧大陸が分離とか。約50万年前の氷河期で海面が百㍍低い時に日本猿が大陸から。その後の温暖化で列島ができ対馬暖流が流れ始め、大量の雪が降り始める。

アイヌ神話はなんて進化論的なんだろかと思う。
例えば、神さまの蔓のサンダルがリスになったり(植物→動物への進化)、様々な動物が各氏族の先祖だったり(動物→人間への進化)・・神社の神使の多くや、植物家紋が多い日本や、欧米の紋章・家紋もその痕跡と思う。では何故アイヌ全体のトーテムが柳なのか?

新大陸先住インディアンにも、神聖な儀式の前に、ティピー等という柳のテントでサウナの氏族が多いとか。アイヌでは、柳の丸太を踏む事は万病に効き、鮭を殴り殺す際にも神聖なイナウ(日本の御幣)を作る最上の樹も柳・・これはギリシャ・ローマやケルトにも共通する聖樹信仰か?

「共同体」考察(2)ーNPO・NGOから相互扶助的な「時間貯蓄ボランティア銀行」や「地域通貨」まで

2011年09月04日 | 政治
専門家ではないのであくまでも個人的な意見だけど・・古代の氏族や家は「血縁的共同体」で、国家は「契約的共同体」(法律という契約を国と国民が結ぶ)と分類可能と思う。

それでは、NPO・NGOや、僕がブログ等で何度か提案した相互扶助的な「時間貯蓄ボランティア銀行」や「地域通貨」(故童話作家エンデが提唱した一定期間毎に貨幣価値を減少させて最後は貨幣価値ゼロに)はどのように分類可能な共同体なのだろうか?

それらは、「個人意志参加的共同体」とでも形容すべきなのではと思う。
どの国や地域でもかつて存在していた仕組みの、(日本以外では現在存在)・・講・結い・無尽(お金をだしあって順番に融資し合う仕組み)のような物があったし、日本では明治以降、それらが銀行にされて、たぶん現在は法律的に認められていないのではと思う。

このような優れた過去の遺産を、新しい形で生かしたのがヨーロッパのNPO・NGO(税金からの支援で社会福祉、社会教育~起業支援、海外支援まで)であり・・
それをさらに未来的な形にしたのが、僕の提案した相互扶助的な「時間貯蓄ボランティア銀行」や「地域通貨」(減額直前の混乱を避けるための宝くじ機能付き)なのではないのかと思う。

オランダ等のヨーロッパの多くで成功しているNPO・NGOですら、何故日本では一歩も進展しないどころか・・宗教界のように暴力団・カルト等の隠れ蓑や資金源になったりするんだろうか?

民主党政治家の一人が、これらから税金を取る等と言っていたが・・それ以前に肝心なのは、お金と情報のガラス張り化(闇勢力との関係)で、糞と味噌をきちんと分別して、味噌のように地道に社会貢献をやっている組織には、むしろ税金からの援助なのではないのか?
闇勢力に貢献している糞に対しては、国税庁を省にして、財務省から独立させて政治主導にして(検察法務官僚も人事権を法務大臣に与えて)、ビシビシと情報公開や調査・告発をすべきと思う。

共同体の崩壊後、日本の労働環境は世界最悪へと

2011年09月04日 | 政治
「共同体」はとても幅が広い概念で、「家」から「国家」までがひとくくりにされているがその違いは専門書を読んで欲しい。ただどちかといえば・・マルクス・エンゲルスの「原始共同体」を連想する人が多いのかもしれないと思う。

日本についてだけ言えば、明治以降の村落共同体の基礎になっていた「入会地」等の共同所有地(明治以降は国家が収奪して天皇領や地主が強奪)こそが、日本独自の文化や世界でも稀有の豊かさの理由だったのではと思う。

例えば、江戸時代の伊勢神宮への「おかげ参り」等は、水のみ百姓でさえも可能だったこと等がその好例だろう。

家の解体は戦後急速に進んで、今や家は崩壊寸前だ。それを模した「天皇制」同様に、企業での家的制度もまた・・

少し前までは、企業で運動会があったり、国の社会保障制度を肩代わりしていたものが、現在では、国家・企業の収奪があまりにも加重になった結果(税的負担増や社員の非正規化の結果の企業内内部留保や役員報酬高額化)、大企業のほとんどがアメリカ型となってしまった。

失業保険等のもともとの社会保障制度の貧弱さや、労働環境の劣悪化に加えて、このような企業が変質のせいで、日本の労働環境は世界最悪のものとなりつつある。
セクハラ相談件数だけでも、去年一年間に一万数千件とか(ほんの氷山の一角!)。
さらに膨大なパワハラ等も、よほどの証拠が無い限り労働基準監督署ですら受け付けないし・・サービス残業・過労死・不当解雇・パワハラセクハラ等は、ますますこの国では増大しつつある。
国(官僚・政治屋)と大企業(外資、天下り官僚)が栄えて、大多数の国民が貧困層へと追い落されつつある。

泥鰌と金魚と鰻と八目鰻

2011年09月04日 | 思い出
泥鰌好きな僕としては、野田首相の発言は看過できない。確かに泥鰌は泥を好むけど、彼のようにふてぶてしくはない繊細(金魚とは違う野生味たっぷりの)で可愛らしい生き物だ。
野田氏は外見は豚に似ていて、のらりくらりと掴みどころがない上に、様々なご主人様たちの操り人形なので、豚鰻操り人形とでも形容すべきだ。

いやむしろ野田氏は、出来損ないの金魚なのかもと思う物語『金魚撩乱』(岡本かの子)はーhttp://www.aozora.gr.jp/cards/000076/files/1279_9311.html
彼は泥鰌のように繊細でも純情でも可愛くもなく、出目金のように人工的な不気味さを感じる。その背後に控える前原・仙谷はさらに一層その印象が強い。
彼らの言動(増税、原発推進、官僚(国家&企業)支配増大、アメリカ言いなりのTPP&米国債買い増し&郵政資産三百兆円の献上)は、発狂しているか、錯乱しているとしか思えない。

泥鰌豆腐(地獄鍋)を一度家でも試したことがー湯豆腐に生きた泥鰌を入れただけで鱈をの方が旨い。鰻よりもはるかに栄養があるという最も簡単な泥鰌料理。唯一のコツは泥鰌が逃げ込み易いように太い箸で多めに穴を開けておくこと。湯豆腐を食べてるようなので、肉食禁止の僧侶(現在は僧や宗教家の方がむしろ肉食セックス等をやりたい放題)が好んで食べてたとか・・

泥鰌というと思い出すのは、岡本かな子『家霊』ーhttp://www.aozora.gr.jp/cards/000076/files/984_19594.html
アイヌ神話で泥鰌とは・・と探したが、鰻についての神話(熊が鮭を採りすぎて不漁だよと神様に願ったら鰻を川に遣わして熊が吃驚仰天とか)しか見つからなかった。

八目鰻は鰻とは全く種類が違う生き物で、東北・北海道の川の特産品。特に眼に良いとか・・さほど美味しいものではないけど、燻製よりも醤油での甘辛煮が好きだ。

泥鰌すくい (泥鰌でも泥鰌すくいだろ操り人形の)

2011年09月04日 | 
海沿いの町へ転校してからは
どこかしら なにもかも
すべてがちぐはぐだった

休みというとほとんど
家まで誘いに来るK君と
釣竿を担いでは海や沼や小川を釣り歩いてた
とくにぼくらのお気に入りは泥鰌すくいだった
いつもぼくが追い込み役で
K君が網を持って待ってる役

M君がどうして釣りに誘いに来たのか
それがうれしかったのか
それとも嫌だったのかは
今ではもうすっかり忘れてしまった
たぶんどっちでもよかったのかもしれない

ぼくはとても物臭だったし
友だちもそれほど欲しいとも思わなかった
誰かに「遊びにこいよ」と言われても
億劫で遊びには行ったことが一度もない

K君の場合は
とても奇麗な彼のお母さんに頼まれたせいかもしれない
「この子は少し知恵遅れなので・・よろしくね」
それはうららかな初夏の堤防の上でのこと
下を見下ろすとガヤ(メバル)が
いっぱい群れ遊んでるのが羨ましかった

時々K君は
すまなそうに頼んできたっけ
「父が泥鰌の蒲焼が大好きで、全部もらってもいいかな?」
「そうなんだ。いいよ」

ある日
泥鰌の顔があんまりにもめんこく見えて
泥鰌の入ったバケツをもらって
泥鰌たちを
湧き水が吹きだす小さな泉へと放ちやったことがある

”水清ければ魚棲まず”なのか
翌日にはみんな
腹を浮かべて死んでしまっていた
それ以来
泥鰌をとる気がしなくなってしまった

泥鰌すくいなら
いまでもまだ自信があるけど
それ以来
泥鰌すくいはやったことがない


注:泥鰌というと思い出すのは岡本かなこ『家霊』ー「ここ」
アイヌ神話に泥鰌は・・と探したが鰻についての神話だけ(熊が鮭を採りすぎて不漁だよと神様に願ったら鰻を川に遣わして熊がそれを見て吃驚仰天!)



フェチとアイヌ民族についてー

2011年09月04日 | 物語
昨日はバチュラーの『アイヌの伝承と民族』(安田一郎訳)を読み出したら止まらなくなって、もうこんな時間。二段組の本は倍時間がかかる。そろそろ寝ないと・・

このバチュラー博士の養女になったアイヌ民族の歌人バチュラー八重子についての検索が不調だったので、面白い内容が多い『アイヌ資料蔵』はー「ここ」

フェチについてーもともとポルトガル語らしい。鹿とトナカイは人間の尿フェチで、オシッコに寄ってくるので簡単に捕まえられるんだとか。犬が狼から家畜化したのも、人間の肛門フェチだったからではと思う。大麻の原料の麻は、数千年前の縄文時代からずっと網や衣服に利用してきたと読んだ気がするけど

飴細工テキヤについての古いブログ記事『「間道ー見世物とテキヤ」(坂入尚文)』

2011年09月02日 | 物語
《白糠がアイヌ人の多い町だとは複数の見世物屋やテキヤから聞いていた。・・
私の店にも、澄んだ、目の大きな小学生の姉と三、四歳の弟が三日間、一日に幾度もやって来た。そんな時もいつの間にか二人は楽しそうに飴細工を見ている。
私は三日目の日中、とうとう一本ずつの飴細工をやってしまった。以前に室蘭の高市で苦い思いをしていたからだ。

室蘭は大都会・・
「なんだい、今日はお祭りだよ。せっかくの一年一回、今日は暇人と貧乏人しかいないのか、お兄さんだって焼酎代くらい稼がなくっちゃ今夜はどうすればいいんだ、頼む教えてちょうだい」などと啖呵をかませていた。
ところがこの時、ひとりの少女が目に涙を一杯ためている。そしてこのように言った。
「おじさん貧乏人って馬鹿にしているっしょ、あたいは買いたくても買えないの馬鹿にしてるっしょ」
白糠の二人に飴細工をやったのは、この時の苦い思い出が残っていたからだった。》(「間道ー見世物とテキヤ」より)

「間道ー見世物とテキヤ」(坂入尚文)は、去年読んだ本の中でも、故郷北海道に関しての本の中でも、ベスト3に入れたい本。
特に後半の、テキヤ(飴細工)になっての・・テキヤ仲間や各地の親分衆や極道との付き合いは、誰か映画にでもしてくれんもんだべか。僕が転々とした北海道の故郷も観られるし。
泣いて、笑って、歯軋りして、頷いて一気に読了した。
すっかり・・北見を舞台の「プリズンホテル」(浅田次郎の抱腹絶倒の傑作!)みたいな廃墟や、釧路や小樽や夕張のかっての廃墟に帰りたくなってしまったな・・

5年振りくらいに、今日読み返した「琉球共和国ー汝、花を武器とせよ!」の中で、著者の竹中労人自身が「三馬鹿トリオ」の一人と書いてたのが大田竜という思想家だった。
詳しくは「アイヌ民族関連報道クリップ」ー「ここ」

部分的に引用するとー
《思想家故太田竜氏の「革命」一代  「妄想家か、辺境の擁護者か」
太田竜氏
 5月19日に78歳で亡くなった思想家・太田竜氏は、その振幅の大きい活動で人々を戸惑わせてきた。新左翼の革命理論家から、「ユダヤの支配」を糾弾し、「爬虫(はちゅう)類的異星人が地球を支配している」と説いた陰謀論者へ。変転を突き動かしたものは「妄想」か、それとも「辺境」への視点だったのだろうか。

 10代から左翼運動に身を投じた太田氏は1957年、革命的共産主義者同盟結成に参加する。中核派、革マル派などの前身である。その後、第4インターナショナル日本支部委員長に、さらに分派し、それも脱退した。創設した組織を次々と割っては新組織を立ち上げ、主張はそのたびに過激に先鋭になった。

 70年頃からは琉球、アイヌといった「辺境」に着目し独自の革命論を追究し始めた。三菱重工ビル爆破事件を起こした東アジア反日武装戦線にも思想的影響を与え(詳しくは戦後最高のドキメンタリー作家松下竜一「狼煙をみよ」参照をー)、70年代半ばに、マルクス主義は「帝国主義美化の反革命的思想体系である」として決別。80年代には自然食やエコロジー運動に傾倒し、参院選や都知事選に出馬。90年代以降の著作は、陰謀論や国粋主義の立場のもので占められていた。

 めまぐるしい思想遍歴。太田氏とともにアイヌ像損壊事件で指名手配されたこともある元日本赤軍の足立正生氏は「あいつほど、組織を作っては壊し、決別を繰り返してきたやつはいない」と振り返る。教育学者の五十嵐良雄氏も突然「おまえは反革命だ。今後一切の関係を絶つ」と絶縁された。しかし五十嵐氏は「琉球もアイヌも、存在はしているが問題として認識されていなかった。彼は問題を発見する天才だった」と太田氏をなお評価する。

一方、陰謀論やオカルトに詳しい作家の唐沢俊一氏は「常に新しいことを言わねばならぬという強迫観念があったのでは」とみる。新左翼時代から、誰も取り上げない問題を理論化し先端を切り開いてきた自負が強く、過激さを追求していった結果が「陰謀論」だったというのだ。第4インター時代の元同志も、立川米軍基地襲撃など極端に過激な方針を指揮した太田氏は、当時から「壮大なる妄想家」だったと回想する。

 代表的著作に『辺境最深部に向って退却せよ!』がある。見方を変えれば、正統マルクス主義から「辺境」をめざし、さらに動物実験反対、家畜制度全廃論など、常に代弁者のいない弱者へと寄り添おうとした点で、軌跡は一貫していたとも言える。

 70年代から交友を続けた新右翼の鈴木邦男氏は「日本の左翼を作った人で、しかもそこに満足せず、変化し続けた。中途半端な僕のずるさをしかられているみたいで恥ずかしい」としのんだ。(樋口大二)》

◆漢字文明圏(中国、アジアの華僑、日本、朝鮮半島)の中心に、江戸時代までは独立国としてアジア交易の中心だった沖縄を再び独立共和国(日本列島先住民のアイヌ民族と沖縄にはその資格がある)として考えるべき時代なのではと思う。
恐らくここにしか、アメリカの属国的境遇や、将来の中国の属国的立場からの脱出口はないのではと思う。

詩  閾値

2011年09月02日 | 
一度だけ
ダムのすぐ側に住んだことがある
どういう風に逃げようかと
そのダムを見上げる毎日だった

今の日本はそれに似ている
ただ眼に見えない放射線と
高々と聳えて放水尿するダムとの違い

すべての物が
閾値を超えつつあるのではないのか
遺伝子異常に歯止めが効かなくなり
奇形児だらけの世界になりつつあり
白人以外を抹殺するために作られたという生物兵器エイズや
原爆や原発が
地上を燎原の火のように覆いつくしてゆく

原爆や枯葉剤を作って
数十万の死者とそれ以上の奇形児童を生み出した戦争企業が
新しい商売として
遺伝子組み換え作物や水の支配で
あらゆる人類の奴隷化を目論む
原発によって地上すべての命の源の汚染を目論む

閾値を軽々と乗り越えて
人間はどっちの方へ向かおうとしているのだ!
いったいいつまで
手段を選ばずに金儲けを目論む企業の奴隷であり続けるのだ!

未来を知りたいというなら
その高給国家官僚や高給企業官僚どもの頭をカチ割るしかない


 注:九州玄海原発でのプルサーマル発電での人体実験は、岩国基地・佐世保基地等が近い米軍や韓国から反対され・・それで北海道泊原発へ変更だったというよりも、最初から泊原発がその対象だったような印象も強い。
韓国企業が2005年メンテナンスを請け負ってから火事や信じられない修理ミス事故が連発したりして・・道民の反応をみたり、「またか」という馴れの気持ちを形成してきたのかもしれない。

別のブログで「また禁止用語」でアップ不可能(いったいどの言葉だろう?)

2011年09月02日 | 大震災・原発事故

東京電力による業務上過失致死傷罪については、JR福知山線転覆事故(死者多数)での社長起訴をみならうべき!勝俣会長等を逮捕すべき・・という記事はー「ここ」

またアメンバーにやられた!(アップ不能だったので思い出しつつ・・)

2011年09月01日 | 大震災・原発事故

道産子はよく言えば大らかで、悪く言えば出鱈目なせいで、間違いなく近い将来違う型での原発事故・・という人体実験の被害者になることだろう。
これは米国がかなり昔から計画し、着々と実行してきた「属国日本消滅」「原爆同様に原発で人体実験」の最終章ではと思う。

米国やその手下の冷血動物政治屋・官僚が目論んでいるのは、二種類の原爆で人体実験だったような・・今度はウラン型ではないプルサーマル型での原爆事故とでは思う。
最初にその候補だった玄海原発が中止されたのは、岩国・沖縄等の米軍基地に近いせで米軍からの反対かなと。

間違いなく北海道泊原発で、来年中には原発事故が起るに違いない。2005年からの韓国企業にメンテナンス受注以後の多くの失火や初歩的事故は、道民の反応を調べたり・・「またか」という事故に馴れさせる効果だったのかもしれない。
無理やりの再稼動や、それ以前の違法運転は何があっても「第二第三の原発事故を!」という彼らの意思の強さを表明している。
冷血動物政治屋やその後輩経産業省官僚の道知事は、「何が何でもそうしろ!」とご主人さまに命令されているのに違いない。