先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

凋落一方の日本半導体

2017年05月04日 13時05分12秒 | 日記
世界の半導体売上高の半分が日本であったが、いまや影もない。しかも、日本や韓国のアジア勢はメモリーだけで、CPUはかんぜんに米国、英国に牛耳られている。

しかも、メモリーの中核はは、東芝が開発したフラッシュメモリーである。ところがその東芝は、原子力政策の誤りで、半導体事業部を売却せざるを得なくなっていて、日本の半導体での貢献は皆無になりつつある。

そのフラッシュメモリーのトップ・ベンダーは韓国のサムソン。これは、東芝、ひいては日本の半導体メーカーのマーケッティング戦略のミスで、当時の日本の半導体メーカーはCPU開発に精力を費やしていた。メモリーは軽視しており、使用量はCPUより、メモリーの方が多く、そこを読んだ、サムソンのマーケッティング力の勝利である。

同じような事は、液晶TVにも言える。日本のTVメーカーは高度だけど不要な機能をガンガン付けて値段を上げたが、韓国のサムソンやLGはTVに高度な技術は不要と見抜いて、価格を下げた。これが世界中で受け入れられ、日本勢はサムソン、LGに蹴散らされてしまった。

日本人は凝りに凝る性格があり、これが、TVや半導体で悪い結果をもたらした。美術工芸品は、それが、世界中から評価されている。しかし、日用品やそれに関連する工業製品は、技術の進化とマーケッティング追及とのバランスが必要である。

やっと日本のメーカーも技術の神格化は、世の中の要請にこたえられないと築いたか、社長は今まで、技術上りであったが、最近は営業やマーケッティングあるいはサポート経験者が社長になっている。企業経営の先進国であるアメリカにやっと追随した。


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米軍、またICBM実験

2017年05月04日 11時08分49秒 | 日記
米軍が今更、ICBMの実験をする必要がるとは思えない。何十年前の冷戦時代からの実験で技術は確立していると思えるからである。ひたすら、北朝鮮を威嚇するためだろう。

時事通信によると、米空軍は3日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)「ミニットマン3」の発射実験を行い、西部カリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地から打ち上げられ、6400キロ以上離れた太平洋のマーシャル諸島付近に落下した。

米軍は4月26日にもミニットマン3の発射実験を行ったばかりで、弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮をけん制する効果がありそうだ。ただ、空軍報道担当官はFOXに「(ICBMの)実験は3~5年前に計画が組まれる。(今回の発射も)予定されていたものだ」と話している。

逆に精度を上げるとかの実験はありえそう。そうだとすると、北朝鮮のミサイルは弾道ミサイルは確立しているとしても、長距離になると、狙いに撃ちこめないと言う事だろう。しかし、北朝鮮のノドンは、数百kmというが、核弾頭を積み込めるから、日本に撃ちこまれたら、狙い通りの場所に落とせる。