先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

新用語、モノ消費とコト消費

2017年05月14日 06時29分46秒 | 日記
コト消費とかモノ消費と言う言葉が、経済誌なんかで見るようになった。何かと思いきや、モノ消費は、有形の商品流通の事で、コト消費とは、それに対する、無形の商品、サービスの対価のやり取りだそうで、最近になってようやく日本でもサービスの重要性が意識され始め、それの反映であろう。

メーカーにとっても、製品の高度化もあって、サポートや、諸々の相談の能力が、売れ行きを左右するようになってきているし、そもそもが、サービスを行うには人手がかかるのだが、なぜか、日本ではサービス部門はを軽視する傾向があり、これが、家電とかスマホ、PCなど色々な分野で世界から遅れを取り始めた原因の一つと思う。


鉄道会社を見ていると、運賃だけでは事業を維持できなくて、人を集めていることかあr、色々なサービスを考案して、鉄道事業の売り上げが全事業の20%位でしかなくなっている。住民が過密と言えるくらいいる地域の鉄道会社以外の状態となっている。


コト消費と言う言葉の誕生の背景には、サービス重視の反映だと思う。

太陽光、宴のあと

2017年05月14日 05時04分22秒 | 日記
日経の5月13日の朝刊に、未稼働560万世帯分失効 再生エネルギー、遠のく普及と言う記事が1面で出ていた。 売電できる権利を保有するだけで、ビジネスを手掛けない事業者を排除する法改正が4月に施行。合計2800万キロワットの発電計画が失効した。一般家庭の約1割、560万世帯の消費電力分に相当する。宴(うたげ)の終わりと、再生可能エネルギー普及の難しさが改めて浮き彫りになった。…

この話、蓄電池の技術革新が進行中なので、もう数年したら、状況が変わってくると思う。

例えば、ステラのLi新電池、容量が100Kwhで、現在推定500万円はする。ステラはパナソニックと組んで電池の生産工場をアメリカに作ったばっかしで、まだ、年間7,8万台しか売れていないが、今後のEV車は急激に増大すること、そしてステラはすでに再生エネルギーのために、Li電池を考えると、大容量のLi電池、価格が急激に下がると思う。

中国も排気ガス対策で、EV車に注力している事も、EV車に拍車がかかる理由である。

日本でも、エリーパワーと言うLi電池のベンチャー企業、着々と成果を上げているようで、500Kwhの安定したLi電池のプロとを完成したと言うニュースも出ていた。

そもそも、家庭の電気消費は、1日当たり数十Kwhだと思われ、日産のリーフの電池は30Kwhで、非常時の家庭用電源として使える事を宣伝している。実際、消費電力の多いのは、エアコンで、1日10時間使うと10Kwh、冷蔵庫も1日十使うが、2、3Kwh,30Kwhあれば、数日は持つ事になる。

まして、太陽光発電の二次電池として使えば、100Kwhあれば、長雨が続いても、晴れ家曇りの合間に充電できる。

と言う様な事で、大容量Liの技術革新で、再生エネルギーは遠からず、脚光を浴びるのは必至である。