先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

韓国LGのロールテレビ、確かにすごい

2019年01月13日 18時20分04秒 | 日記

LG電子が1月7日(米国時間)、ラスベガスで開催中の“CES 2019”で世界初のロール式OLEDテレビ「LG SIGNATURE OLED TV R」を発表したという。その映像を見ると確かに凄そう。

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6500万年前の直径15Kmの巨大隕石の衝突で、地球生物の75%が死んだ!

2019年01月13日 11時59分50秒 | 日記

昨年末のアメリカ地球物理学会で、表題の発表があったForbesが伝えていた。6500万年前に直径15kmの隕石がメキシコのユカタン半島に落下。高さ1.6Kmの津波を起こして、地球上の75%の恐竜をはじめとする生物が死滅したという。

昨年 米航空宇宙局(NASA)が、直径500メートルを超す巨大小惑星「ベンヌ」が、2135年9月22日に地球に衝突する可能性があると発表した。衝突の可能性は低いものの、衝突した場合の威力は、米国が現在配備している核弾道ミサイル群に匹敵するとしている。直径500mの小惑星が衝突すれば、人類も6500万年前の恐竜死滅と同じく死滅するという。

地球の直径は1万3千Kmあるから、直径15Kmの落下は局所的影響しかないと思っていたが、アルマゲドン的被害が出るとは知らなかった。

Vadim Sadovski / Shutterstock.com

 
6500万年前にメキシコのユカタン半島に巨大隕石が衝突し、恐竜たちを絶滅に追い込んだ。この隕石の衝突は高さ1マイル(約1.6キロメートル)にも及ぶ巨大津波を引き起こし、地球全体を襲った。

直径9マイル(約15キロメートル)のチクシュルーブ隕石の衝突は、地球上の生物の発展を大きく変えた。隕石は周辺の地形を大きく変え、深さ1マイルのクレーターができた。このクレーターに海水が流れ込み、クレーターの中心で衝突し合うことで第2波も発生した。

研究者たちは当時の陸地と海底の地形学を考慮に入れながら、この時の津波のモデルを作った。近年で最大の津波は2018年5月にニュージーランド付近で記録された78フィート(約24メートル)の津波だが、隕石の衝突で発生した津波はその68倍だった。

研究結果はワシントンDCで開催された、アメリカ地球物理学連合の年次総会で発表された。この隕石の衝突では、津波だけでなく衝撃波が地殻内を駆け巡った。それにより塵や岩石が大気に舞い上がり、摩擦による稲妻や森林火災が発生。動物は生きたまま焼かれ、太陽光が数年間にわたって遮断され、硫酸の雨が降り注いだ。

塵が落ち着いて地球が回復へと向かい始めた頃には、地球上の生物の75%が死んでいたという。しかし、生き残った有機体が繁栄し、進化することで新たな種も生まれた。敵が少ないことによって種の多様性が高まり、現在の哺乳類や霊長類などの祖先も誕生した。
 

星がブラックホールになる瞬間が見つかった!?

2019年01月13日 06時30分34秒 | 日記

 

理論的にはある質量以上の星は、星の燃料である水素やヘリウムが燃え尽きると、超新星として大爆発を起こし、更に大きな星ならば、超新星の核にブラックホールができることが知られていたが、観測例はなかった。それが、NationalGeographicsの記事によると、2018年6月16日に、ハワイのATLAS望遠鏡で観測されたのではないかと言う事が、2019年の1月のアメリカ天文学会で発表されたと言う。
 
地球から20万光年の距離にある超新星残骸E0102の中には、中性子星と呼ばれる高密度の死んだ星がある。天文学者たちは宇宙のどこかで星が爆発する瞬間を長年待ち続けてきたが、今回ついに、E0102の1000倍も遠くにあるCGCG 137-068という銀河で、中性子星かブラックホールが誕生する瞬間をとらえられた可能性がある。(PHOTOGRAPH BY (NASA/CXC/ESO/F.VOGT ET AL); OPTICAL (ESO/VLT/MUSE & NASA/STSCI))

 今から2億年以上前、地球上では恐竜たちが闊歩していた頃、1つの大質量星が断末魔の苦しみにもがいていた。最後の大爆発は非常に珍しいタイプのもので、昨年6月にその光がついに地球に到達すると、天文学者たちは頭を抱えた。

 今回、謎の閃光の起源が解き明かされたかもしれない。45人の天文学者からなる研究チームは、「Cow(カウ、牛の意)」というあだ名をもらった奇妙な超新星の観測データを検討し、この爆発は、死にゆく星がブラックホールを生み出す瞬間を初めてとらえたものかもしれないと主張している。

 チームリーダーである米ノースウェスタン大学の天体物理学者ラファエラ・マルグッティ氏は、「これをずっと待っていました」と言う。マルグッティ氏らは1月にシアトルで開催された米国天文学会の年次総会で研究成果を報告し、近く学術誌『Astrophysical Journal』に論文を発表する。

 複数の波長の光でとらえられたデータは、大質量星がつぶれて中性子星という高密度の死んだ星になった可能性も示唆している。Cowを調べているほかの研究チームは、その異常な挙動を別の方法で説明しようとしている。以下では、Cowについてどんなことが分かっていて、天文学者たちがなぜその説明に手こずっているのかを見ていこう。

Cowはどこにある? なぜ「カウ(牛)」の名に?

 CowはCGCG 137-068という銀河の外縁部で爆発した。CGCG 137-068は、地球から約2億光年の彼方にある小型の渦巻銀河だ。Cowというニックネームは、自動的に命名された正式名称「AT2018cow」に由来する。2018年6月16日に、ハワイのATLAS望遠鏡で観測を行っていた天文学者チームがこれを発見し、17日にほかの天文学者たちに注意を促して、多くの望遠鏡が一斉にこの爆発に向けられることになった。

Cowのどこがそんなに珍しいの?

 Cowは初めて観測された超新星ではないが、これまでに検出されたものの中では最も地球から近いため、詳細に観測できた点で先例のないものだった。短時間で非常に明るくなった点でも珍しかった。X線で観測すると、ピーク時のCowは通常の超新星の数十倍も明るかった。一般的な超新星が数週間かかってピークの明るさになるのに対し、Cowはわずか数日でピークの明るさに達した。

2018年8月17日、ハワイのW・M・ケック天文台の分光器DEIMOS(デイモス)が撮影した超新星AT2018cowとCGCG 137-068銀河。(PHOTOGRAPHY BY R. MARGUTTI/W.M.KECK OBSERVATORY)
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 Cowのエネルギー源もよくわからなかった。通常、超新星は内部にあるニッケル56という放射性同位元素を爆発の燃料にしている。Cowが放出した物質の量を天文学者が計算したところ、その量は驚くほど少なく、おそらく太陽の質量の10分の1程度という結果になった。普通、超新星は太陽の数十倍の物質を放出するので、この結果は非常に不思議だ。

 その上、放出された物質の中には水素とヘリウムという予想外の物質も含まれていた。超新星爆発を起こす星は、とっくの昔に核燃料となる水素とヘリウムを使い果たしているはずなのに。

 放射の出かたも変わっていた。マルグッティ氏のチームはNASAのNuSTARエックス線望遠鏡でCowを観測したが、得られたデータは、Cowの出現から1週間強で非常に明るい高エネルギーX線が出ていることを示していた。「データを手にしたときに最初に思ったのは、なにか間違えたかしらということでした」とマルグッティ氏。


宇宙から謎の「反復」電波バースト、過去2例目

2019年01月13日 01時41分11秒 | 日記

 NationalGeographicsと言う科学雑誌の記事によると、カナダの電波望遠鏡が、規則性のある電波をとらえたという。15億光年という遠いところからの電波だというから、平均的な銀河が10万年光年とすると、たくさんの銀河を通ってきたことになり、銀河を埋める謎の暗黒物質の影響を受けて規則性をもったのかもしれない。そうなると、この規則性のある電波は暗黒物質の解明につながるのではなかろうか? あるいは、知能のある生命からのメセージかも??

カナダ、ブリティッシュコロンビア州カレデンにあるドミニオン電波天文台の「カナダ水素強度マッピング実験(Experiment:CHIME)」電波望遠鏡と、その上に広がる星空。

宇宙から13回の高速電波が検出され、そのうちの1つには規則的な反復が見られることが、1月9日付け科学誌『ネイチャー』オンライン版に発表された。正確な発生源はまだわかっていないが、今回新たに検出された高速電波バースト群は、この謎の電波についての新たな手がかりとなる。

 高速電波は2007年に初めて発見された、宇宙で最も奇妙な現象の1つだ。個々のバーストの持続時間は数ミリ秒(1ミリ秒は1000分の1秒)で、いずれも銀河系のはるか彼方から来ているらしい。

 原因はまだ解明されていないが、これまでにわかっている周波数などの情報から、毎日1000回近くの高速電波バーストが発生していると考えられている。ただし、これまでに検出された高速電波バーストの数はまだ少ない.

Experiment:CHIMEの研究チームが、新たに13回の高速電波バーストを検出したと報告した。そのうちの1回は非常に珍しい「反復するバースト」だった。これまでの観測で、反復するバーストはほかに1回しか確認されていない。

 今回の論文によると、「リピーター」と呼ばれる反復する高速電波バーストと、それ以外の12回の通常の高速電波バーストは、地球から15億光年離れた領域から来ていた。13回のバーストのすべてが、これまでに検出された高速電波バーストの中で周波数が最も低かったが、同時に、これまでに観測されたものに比べて明るかった。これは発生源の環境と関係があるのではないかと、研究チームは考えている。

 カナダ、マギル大学物理学科の博士研究員、シュリハーシュ・テンダルカール氏は、「周波数が低い高速電波バーストほど遠くから来たということにはなりません」と説明する。「光は銀河間媒質や星間媒質中の高温のガスやプラズマの中を伝わってくるため、シグナルはさまざまな影響を受けているのです」

 例えば、電波は宇宙空間を伝わってくる間にねじれたり、散乱・吸収されたりする。したがって、研究チームは、13回の高速電波バーストはすべて、銀河の中の荒れ狂った高密度領域から来たのではないかと考えている。高密度の超新星残骸やブラックホールの近くなど、非常に激しい活動が起きている領域だ テンダルカール氏のチームは、今回検出された反復するバーストの構造が、過去に1回だけ検出された反復するバーストの構造によく似ていることにも気づいた.

「バーストの構造が似ているのは、非常に珍しいことです」と彼は言う。「どうやら、このような構造は『リピーター』にしか見られないようです」。つまり、今後、同様の構造を持つ高速電波バーストが見つかったら、それも「リピーター」である可能性が高いということだ。

 今回の反復するバーストは前回検出されたものより明るい。これは今回のバーストの発生源が前回のものより近いせいかもしれないが(前回のバーストの発生源までの距離は30億光年だった)、確実なところはわからない。より多くの例と比較するためには、新たなバーストの発生源を探さなければならない。研究チームはCHIMEを使ってバーストがやって来た方向の空の観測を続けると同時に、ほかの電波望遠鏡を使って今回の発見を確認しようとしている.

「さらなる手がかりを集めて、反復する高速電波バーストと単発の高速電波バーストが別々のものかどうかを解明したいと思っています」とテンダルカール氏は言う。「2種類のバーストは別々の天体から来ているのでしょうか? それとも互いに何らかの関連があるのでしょうか? どのような結果が出るか、今からワクワクしています」

 それだけではない。研究チームが今回報告したバーストを検出したときにはまだ、CHIMEの能力の一部しか使われていなかった。彼らの装置がフル稼働しはじめた今、もっと多くの高速電波バーストが検出されることが期待されている。

 米コーネル大学天体物理学・惑星科学センターの上級研究員であるシャーミ・チャタジー氏も、「CHIMEの発見には非常に大きな可能性があります」と言う。なお、チャタジー氏は今回の研究には関与していない。「彼らが今、どのくらいの高速電波バーストを観測できているのか、非常に興味があります。何十も、何百も観測しているに違いありません」

 チャタジー氏は、さらなるバーストが検出されれば、銀河の間の何もないように見える空間に分布するガスやダストやプラズマ(これらを「銀河間媒質」という)を調べるための有効な手段になるだろうと期待している。

「銀河間媒質の組成を教えてくれるような探査機を送り込むのは困難です」とチャタジー氏は言う。「銀河間媒質は星間媒質に比べてずっと希薄です。ここを通ってくる高速電波バーストは、銀河間媒質を調べ、こうした銀河間の環境を理解するための数少ない手がかりの1つなのです」

 高速電波バーストをめぐるこうした謎こそが魅力でもあると、テンダルカール氏は言う。

「知らないことがあるのは良いことです。新しい情報を得る楽しみがありますから。ただ、科学全般について言えることですが、1つの謎が解けた瞬間、新たに3つの謎が生まれるのですが」