先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

Zoomとは? なぜ人気なのか?

2020年05月04日 13時44分53秒 | 日記
 ITmediaが『Zoomとは? なぜ人気なのか 使い方や機能を試した』なる記事を載せていた。

Web会議市場の今

 遠隔地を映像と音声でつなぎ、円滑なコミュニケーションを実現するWeb会議。専用端末でのビデオ会議に比べて、シンプルな構成で手軽に利用できることが評価され、多くの企業で採用が進む。最近は、社外ミーティングにも利用されるなど、コミュニケーションインフラとなりつつあるのは間違いない。働き方改革や2020年のビッグイベント時のテレワーク体制の構築などを背景に、あらためてWeb会議を導入する意欲が高まっている。なかでも、後発ながらシェアを伸ばしているZoomミーティングにフォーカスを当て、Web会議のトレンドを追いかけてみたい。

 Web会議と、専用端末を利用したビデオ会議は区別されてきたが、映像や音声を圧縮変換するコーデック処理は通常のCPUでも十分に可能になり、専用ASICでなくとも十分な会議の品質を確保できるものが増えている。もちろん品質面では専用端末の方が優れている場合もあるが、業務の中で活用するにはWeb会議であっても十分なクオリティーで遠隔会議が実施できる。

後発ながらグローバルでWeb会議市場をけん引するZoom

 近年は、音声や映像の品質はもちろん、操作性の高いWeb会議ソリューションも登場している。実際に具体的な使い勝手を見ながら、Web会議ソリューションの今を概観していこう。活用するのは、元シスコシステムズのCisco Webex Meetingsを開発したメンバーが立ち上げたWeb会議ベンダー、Zoom Video Communicationsが提供する「Zoomミーティング(以下、Zoom)」だ。

 Zoomは、Web会議の仕組みをSaaS型で提供するソリューションだ。基本的にはSaaS型の他のソリューションと同様、インターネット越しでの会議が可能な仕組みだ。「ビデオファースト」という同社の思想にも表れているが、音声はもちろん、映像の品質もこだわる。例えば、コーデック処理は独自の仕様に基づいており、標準的に採用されているH.264 SVCなどをベースに拡張を加え、サーバ側に負荷がかからないよう、デバイス側で最適な品質の映像を選択できる。1つの画面で同時に49人の映像を映し出しても、会議を開催できるほどだ。

 通信に関しては、デバイスおよびネットワークの種類や通信状況に応じて最適な処理をダイナミックに行っている点が品質に大きく影響する。同社がグローバルに展開する複数のデータセンタ同士がそれぞれ同期されており、接続先のIPも含めて最適なデータセンタが選択される。ホップ数が増えることで発生しがちな遅延やパケットロスを極力発生させない仕組みだ。

 また、映像と音声の品質はもちろん、使い勝手にも特徴がある。会議を開始する際のトップ画面を見ても、そのシンプルさが分かるだろう。機能そのものがアイコン化されており、メインで利用する機能だけが簡潔に配置され、ITツールに不慣れな人でも直感的に操作できるインタフェースだ。

 使い勝手を高める工夫は、これだけではない。

 アクセスの際は、招待者がメールなどで送付したURLをクリックするだけでよく、例えばMicrosoftやGoogle固有のアカウントを事前に取得するような手間は掛からない。PCはもちろん、タブレットやスマートフォンなど、多くの端末から接続可能な“ハードウェアニュートラル”な環境を実現しており、メニュー構成も変わらずに会議を始められる。

 IT部門や各事業部門の管理者には、管理者用ダッシュボードが提供される。アカウント全体のサマリーはもちろん、会議開催者の開催頻度ランキングや使用デバイスおよびバージョン情報、入退出時間、活用状況、問題発生の頻度といったさまざまな項目をレポートする。過去1年間の会議情報も蓄積されており、会議中にトラブルがあった場合でも、その状況把握および切り分けが可能だ。個別に監視ツールやログ解析のソリューションなどを導入することなく、運用を管理できる。

管理者用ダッシュボード画面管理者用ダッシュボード画面

Zoomが持つ特徴的な機能

 Zoomには、会議を円滑に進めるための機能が豊富に用意されている。以下でその一部を紹介する。

参加者の状態から自動的にフレームを調整する機能

 一般的なWeb会議の場合、カメラのトラッキング機能などを利用して話者にフォーカスを合わせたり全員が移り込めるよう画角を調整したりする必要がある。一方、Zoomはソフトウェアに画角を調整するオートフレーミング機能が搭載されている。多地点から接続した場合も、話者のフレームを拡大表示させるといったことが可能で、管理者や参加者同士でアナログな調整をする必要がない。

背景を仮想的にかぶせる機能

 自宅でテレワークをしているような場面で、洗濯物が干してあるなど生活感あふれる様子を人に知られたくない人も多いだろう。これに対し、人物の背景に仮想的な絵を重ね合わせて、負担なく映像を映し出せるバーチャルバックグラウンド機能が備わる。営業活動のシーンなどでは、背景に自社の製品やロゴを映し出すことも可能だ。会議に集中できる環境作りも使い勝手の良い機能の1つといえるだろう。

徹夜明けの疲れた顔を見せない肌補正機能

 Web会議の際は、自分が相手にどう映るのかという部分を気にすることもあるだろう。髪形もさることながら、女性であれば肌の状態なども気を遣うかもしれない。その場合は映像を流さずに音声だけで参加するケースが一般的だ。Zoomは、映像をオフにする機能も備えているが、自分の肌つやをよく見せるための肌補正機能を用意する。個人的にはやり過ぎの感もあるが、編集部内にいる女性からは痒いところに手が届く機能だと好評だった。営業担当者であれば、顧客とのやりとりの際に、できるだけ快活な様子が映し出せるよう、肌補正機能を活用することも考えられる。使い場面によっては有効だろう。

肌補正機能

個別のミーティングがその場で開催できる機能

 社内で研修やワークショップなどに利用する場合、最初に全体ミーティングを行った後に、テーブルごとに個別の議論をする時間を設けるようなことがあるが、このワークに必要な環境が簡単に設定できるブレークアウトルームという機能が備わっている。例えば30人のミーティングで、5人のチームを6つのルームに分け、議論したうえで全体ミーティングに切り替える、といったことがZoom上で実現できる。主には学校などでよく利用されている機能ではあるが、社内研修などでも役立つ機能といえる。

ケーブルの奪い合いが不要な近接検出機能

 会議の場面で、自分の資料をモニターに映し出し、画面を共有する機会は少なくない。その場合、会議室に用意されたHDMIケーブルをPCにつなげてその場でモニター表示させる方法が一般的だが、Zoomを会議室のモニターに表示させておけば、ワンクリックで直接画面を表示できる。同じネットワーク上につながっているマシンであれば、iPadなどを利用するZoom Rooms Controller経由で超音波信号を送出、受信し、最初のネゴシエーションが成立する。その後はWi-Fiなどを経由して映像を送信できる。ケーブル不要で画面を映し出せるため、ローカルな会議でも活用できる。

従業員への周知徹底に役立つデジタルサイネージ機能

 Web会議ソリューションは、会議での活用が一般的だが、Zoomは管理者が従業員に通知したい情報をモニターに通知するデジタルサイネージ機能を備える。例えば、社員食堂のおすすめを表示する、月末の締め日が近くなったタイミングで勤怠情報の入力を促す、といったこともZoomのインフラで実現できる。せっかく導入したのであれば、会議以外にも活用できるほうが投資対効果も得やすいはずだ。

実際にZoomを使ってみた

 実際にZoomを使って、その特徴をあらためて見ていきたい。Zoomは無償ライセンスが用意されており、制限はあるものの多くの機能を無料で利用できる。

音テスト画面
まずZoomを立ち上げると、どの音源でオーディオに参加するのかが確認され、その場できちんと音が出ているのか、こちらの会話がきちんと届くのかのテストが行われる。
TOP画面
ミーティングを行うためのルームのTOP画面。招待URLをコピーして参加者に配布するだけで、会議を実施できる。
「オーディオに参加」「ビデオの開始」設定画面
なお、画面下の「オーディオに参加」「ビデオの開始」などから設定画面に移行でき、それぞれ各種詳細な設定が選択できる。設定項目は日本語にローカライズされており分かりやすいと感じた。
Web会議
いよいよWeb会議を開始。今回はライターの自宅と編集部をつなぐミーティングだ。
Web会議
発言したメンバーが黄色の枠で表示されるため、多くの人が発言しても誰が会話の中心なのかをすぐに把握できる。

 レビューの結果、Zoomは音声的にも映像的にも会議を行うには十分のクオリティーだという評価が編集部からも寄せられた。ただし、編集部は複数人が会議に参加しており、自宅で1人騒いでいる感じの状況に一抹の寂しさを覚えたのは言うまでもない。

 ここで画面共有を行ってみた。画面共有ボタンをクリックすると、自分のデスクトップ上に立ち上がっているWebブラウザやWordなどの各種アプリケーションが簡単に選択でき、すぐに共有できるようなインタフェースとなっている。画面も負担なく共有できる。

各種アプリケーション選択

 さて、後は問題なく会議が進行したのだが、幾つか気になる機能を試すべく、会議終了後に時間をもらい、幾つかの機能を試してみる。まずは、仮想的に背景を作り出すバーチャルバックグラウンド機能だ。

 デフォルトでは機能を使わない「NONE」も含めて4種類が用意されている。その1つである緑が生い茂るイメージの画像を使ってみた。

 うん、ちょっと違和感あり。本来であれば、背景を単一の緑色にして映し出すグリーンバックの背景シートがあるときれいに映るはずだが、YouTuberでない筆者に用意できたのは、自宅にあるモノトーンなカーテンのみ。結果的に顔の一部が何とか表示できた。映し出す環境にもこだわる必要がある。違う背景(宇宙空間)も試してみたが、さらに怖い感じになった。

 もう1つ気になるのが、外見補正の機能。これは設定内の「ビデオ」を選択すると、「外見を補正する」というメニューが現れる。

 実際に選択したところ、確かに肌つやがよく映っているような気はするが、編集部の女性からは「どうでしょうね」と疑問の声も。既に50に手が届くライターとしては重宝する機能だと思っていたが、ライティングの当て方もあるのか、大きくは変わっていない印象。

 おそらく、大画面で両者を詳細に比較するとその差が見えてくるかもしれないが、PCでやりとりするだけではそこまでの劇的な変化は見られなかったようだ。自身の肌状態が元からよかったために差が生まれにくかったと勝手に思っておくことにする。

「外見を補正する」がオフの状態
「外見を補正する」がオフの状態
「外見を補正する」がオンの状態
「外見を補正する」がオンの状態

 なお、統計管理の機能では、CPUやメモリの使用率はもちろん、帯域幅やネットワークの種類、プロキシの有無、接続の種類などさまざまな情報が可視化できるようになっている。さらに、オーディオやビデオ、画面の共有タブでは、頻度やレイテンシ、ジッタ、パケット損失の平均なども容易に判断できる。

 短い時間での使用感レポートだったが、画質も音質も申し分なく、途切れることなく会議に集中できたことは大きな収穫だ。専用端末のクオリティーに慣れた方であっても、違和感なく利用できる仕上がりだった。

 操作性に関しては、必要な機能が1つの画面にまとまっているだけでなく、きちんとカテゴリー分けされて設定項目が用意されているため、チューニングしたい項目にすぐたどり着ける点も好感が持てた。海外のSaaS製品ではあるものの、十分な日本語対応が行われており、UXを重視する同社のこだわりが強く感じられた。直感的に使い始められるため、教育コストをかけることなくテレワークの環境を整備できるはずだ。

注目の動き

 ここで、Web会議における新たな動きについても紹介しておきたい。

テレワーク文化の醸成につながるインフラ活用を目指すシスコシステムズ

 Web会議市場で大きなシェアを持つ「Cisco Webex Meetings」を提供するシスコシステムズは、全従業員分のラインセスを契約すると、契約初年度が従業員数の15%相当の費用で利用できる特別ラインセスプランを2019年8月に発表した。かなり思い切ったライセンス形態だが、Cisco Webex Meetingsを拡販することよりも、Web会議を使ったテレワーク、リモートワークというワークスタイルを企業に根付かせていくための取り組みの1つといえる。一般的なWeb会議ソリューションは、初期の無償期間が1カ月程度にとどまり、文化の醸成にまでは至らないケースが圧倒的で、十分に活用できないまま無償期間が終わってしまうことが少なくない。そうしたユーザーを少しでも拾い上げ、Web会議を使うワークスタイルを確立させることが狙いだ。

Web会議もアバターの時代か

 興味深い試みの1つとして、3Dアバターを利用したWebミーティングサービスも挙げられる。アドバンスドテクノロジーラボが2019年9月にリリースした「TEATOR」(テアトル)と呼ばれるサービスで、現状はβ版のみの提供だ。Webブラウザで動かすWeb会議ソリューションで、自身の代わりとなる3Dアバターをベースに、ミーティングに参加できるようにしたもの。インターネットに自身の顔やプライベートを出したくない場合には重宝するだろう。フェースストラッキングも可能となっており、自分の動きに合わせてアバターも動かせる。ビジネスシーンでの活用は未知数ながら、今後の展開に期待したい。


東京都の企業のテレワーク実施率、平均で26.0%

2020年05月04日 12時34分18秒 | 日記

ITMediaなるIT 系のWebサイトが、東京商工会議所が、都内の企業1万3千社にテレワークの導入に関するアンケートを取っており、4月8日に都内の企業のテレワーク導入の調査結果を発表しており、それに基づいた解説していた。

それによると、従業員300人以上の企業では57.5%、50~300人の企業では28.2%、50人未満では14,4%と言う。

 

また、テレワーク導入にあたっての課題は、まず、社内体制の整備ができていない。次にハードウエアの整備ができていない。懸念事項よしてセキュリティの確保という。

 


コロナ禍、スーパーで安全に買い物をするには

2020年05月04日 04時50分30秒 | 日記

 

ニューズウィークが『コロナ禍、スーパーで安全に買い物をするには』と解説していた。参考になりそう。要点は手洗いを丹念に行う事と、支払いも、携帯決済のような非接触型の支払いが望ましいと説いている。

 

タイ・バンコクで買い物する女性 REUTERS/Jorge Silva

<新型コロナウイルスはモノの表面に数時間から数日間、残り続けることが分かっているが、買い物に行く際、どういった点に気をつければいいのだろうか......>

たった1度のスーパーへの買い出しで家族全員が感染

新型コロナウイルス感染拡大を阻止するために、東京都は23日、買い物の頻度を3日に1回に減らしてほしいと都民に訴えた。スーパーで「密」が発生するのを防ぐためだ。

感染が急速に広がった欧米では、スーパーは感染経路として早くから警戒されていた。そのため入店人数を制限したり、買い物客を分散させるために営業時間を延長したりするなど、スーパー側はさまざまな対策を取っている。

また、新型コロナウイルスはモノの表面に数時間から数日間、残り続けることが分かっているが、英国では大手スーパーチェーン数社が「ノータッチ・ポリシー」を導入。買う予定のない商品や使うつもりのないショッピングカートには触らないよう、買い物客に呼びかけている。

英国では4月上旬、たった1度のスーパーでの買い物で、家族全員が感染したという人のツイートが話題になったことがあった。ピーター・ジョーンズさんは、家族3人で3週間の隔離生活をしていたが、あるとき1人でスーパーに買い出しに行った。そこでコロナウイルスを自宅に持ち帰ってしまったようで、家族全員を感染させてしまったとツイートした。本人と妻は軽症ですんだが、1歳の息子は入院したという。

英紙エクスプレスによるとこのツイートはかなりの回数、リツイートされたようだ(アカウントは現在、削除されている)。同紙によると、ジョーンズさんはツイートの中で、問題のスーパーは買い物客を感染させないよう最善を尽くしてくれていたが、自分たちは運が悪かった、と述べた。「リスクを最小に抑えるために、みんなでスーパーの訪問回数を制限して、感染予防の指示に従おう」とツイートで呼びかけていたという。

手袋より手洗いの方が効果的

では買い物に行く際、どういった点に気をつければいいのだろうか。食材の買い出しを「地雷原」を歩くようだと表現する米ウェブメディアのVOXは、買い物へ行く回数を最小限(1週間に1回か2週間に1回)にするようアドバイスする。また、行く時は1人にして、いろいろなところを触りたがる小さな子は、可能であれば連れて行かない方がいいとしている。

米ワシントン大学で栄養学を教える非常勤講師アン-マリー・グロスター氏はVOXに対し、事前に買い物リストを作ることを勧める。こうすれば最短の時間で買い物ができる上、買い忘れも防げる。同氏はまた、店内に入ったらまず、買い物カゴやショッピングカートのハンドルを消毒シートなどで消毒するよう強くアドバイスする。

食料品の買い出しの際に、ウイルスから身を守るために手袋をする人も少なくないが、これはやめた方がいいようだ。英紙インディペンデントは、米ミシガン州の看護師モーリー・リクシー氏がFacebookに投稿して話題になった動画を紹介した。動画の中でリクシー氏は、手袋をして食材の買い出しをすると、手袋をしている安心感も手伝い、ウイルスを簡単に広げてしまうと指摘。何かを触った後すぐに洗わないのなら、手袋をしても意味がない、と警告する。

Nurse demonstrates how cross-contamination works despite wearing gloves | USA TODAY

 

イングランド公衆衛生局もインディペンデントに対し、医療関係者でない一般の人が感染防止目的で手袋を使うのは勧めない、と話している。手袋よりも、人との距離を開ける、手を洗う、などの方がずっと効果的だという。

買って来た食材、消毒は必要?

支払いは、どの方法がもっとも安全だろうか?VOXを始め、非接触型の決済法がベストだという記事が多い。スマートフォンやICカードをかざして払う方法だ。クレジットカードだと、画面や数字パッドに触れる必要があるし、現金はあまり清潔でないことは有名だ。 

帰宅したら、買って来たものを消毒する必要はあるだろうか?米ラトガース大学環境・生物科学大学院のドン・シャフナー教授はVOXに対し、「買って来た食料品の消毒は勧めない」と話す。「食品やパッケージを介して感染したという事案は聞いたことがない」と言い、「過剰に心配しすぎ」だとしている。

米国食品医薬品局(FDA)のフランク・イアンナス食料政策・対策副長官も、FDAで発表した声明の中で同様のことを述べている。米国での話ではあるが、「食品やパッケージから新型コロナウイルスに感染したことを示す証拠はない」という。

ただ、モノの表面にコロナウイルスがどの程度残り続けるかを調査した香港大学のプーン教授は、本サイトで以前紹介した通り、食料品の購入後、心配なら1日ほど放置してから触る方がいい、と提案している。

生活必需品を安心して買うための方法を紹介する記事が共通して強調するのは、やはりとにかく手を洗うことだ。携帯電話も、店内ではなるべく触らない方がいいとのアドバイスも少なくない。店内に置いてある手指消毒液を活用しつつ、滞在時間はできるだけ短くし、帰宅したら石けんでしっかり手を洗おう。


新型コロナ災難で、新車販売が3割減!工場休止「長期化」の現実味

2020年05月04日 04時04分23秒 | 日記

東洋経済が、『新車販売が3割減!工場休止「長期化」の現実味。新型コロナが大打撃、5月はさらに悪化へ』と解説している。日産、スバル、三菱自動車の落ち込み、異様にでっかい。

これは自動車産業だけでなく、日用品、食料品、薬品以外の全産業で新型コロナ災禍が及ぶ。1930年代の世界恐慌に匹敵するものと覚悟せざるを得ない。

スペイン風邪、Sars、Marsそして今回のCOVID-19,震源地は中国であることは否定しようもなくなっている。欧州や豪州の一部の政治家が、糾弾しようとしているが、多くは、中国の産業の大きさを考えて、遠慮している。大衆レベルで今後どうなるだろうか?

4月7日の緊急事態宣言後、全国的に新車販売店を訪れる客は激減した。4月の商談結果が反映される5月の販売はさらに厳しい数字になる(記者撮影)※写真と本文に直接の関係はありません

新型コロナウイルスの感染拡大で、国内の新車販売が大きな打撃を被っている。5月1日に発表された4月の新車販売(登録車+軽自動車、商用車含む)は、27万台と前年同月比で28.6%減少した。外出自粛などの影響が本格的に出始め、3月の販売実績(同9.3%減)よりも落ち込み幅が大きく拡大した。

内訳は登録車が17.2万台で25.5%減。軽自動車は一部メーカーで東南アジアからの部品調達などに支障が出て出荷が滞った影響もあり、33.5%減の9.8万台と、登録車よりも減少幅が大きかった。国内新車販売の前年割れは7カ月連続で、昨秋の消費増税で需要が低迷していたところに、コロナが追い打ちをかけた格好だ。

4月の国内登録車台数としては、月ごとの統計を取り始めた1968年以降で東日本大震災直後の2011年、リーマンショック直後の2009年に次いで少ない。軽自動車も4月としては2011年以来の低い水準だ。メーカー別で見ると、三菱自動車(57.2%減)、SUBARU(47.5%減)、スズキ(45.2%減)の落ち込みが特に大きかった。

青息吐息の日産販売店

4月7日に政府は東京都など7都府県を対象とした緊急事態宣言を発表し、同月16日には全都道府県に拡大した。車の修理やメンテナンスを行う自動車販売店は、「社会生活を維持する上で必要な施設」として休業要請の対象外。ただし、店舗を開けて営業をしても、新型コロナ騒動下で車を買いに訪れる客はまばらだ。

日産自動車は4月の新車販売が前年同月比で39.2%落ち込んだ。「お客さんの来店が大幅に減っているだけじゃなく、積極的なセールスは控えるよう(販売会社の)本部から指示されている。こんな状況下で無理して営業をかけると、逆に反感を買うことにもなりかねないですから」。首都圏のある日産ディーラーの店長はそう打ち明ける。

目玉となる新型車種の投入がなかった日産は、4月の新車販売が前年同月よりも4割近く減少した(編集部撮影)※写真と本文に直接の関係はありません

日産は前回のフルモデルチェンジから長い年数を経た車種が多いうえ、カルロス・ゴーン元会長が逮捕された事件でブランドイメージが悪化。国内販売はここ2~3年、低迷が続いてきた。そこに新型コロナの影響も重なり、販売店はまさに青息吐息だ。前出の店長は「外出自粛が解けても、果たして今の日産の商品力でどこまで販売が戻るか。われわれの自助努力だけでは限界がある」と声を落とす。

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