ドローンってなんだ?
ドローンと言うと、一般人は、無線操縦できる、超小型ヘリコプターと思うが、無人のジェット戦闘機や、無人誘導のロケット弾道弾などもドローンと言っているようだ!
それで、インターネットや本で調べてみて、分かった気になった。そもそも、ドローンという言葉が使われたのは、1935年に英国空軍が開発した、練習機クィーン・ビーの愛称から来ている。クィーン・ビーから、蜂が更にその羽音(ドローン)が連想されて、ドローンと言う相性が付いたと言う。特にクィーン・ビーは、有人操縦も出来るが無人操縦もでき、無人操縦が出来る飛行隊をドローンと言われるようになったとか。
クイーン・ビー(英)
英国が対空射撃訓練用として開発したドローン。英空軍の無線誘導装置を搭載した無人機で、訓練用としては極めて安定した性能を持ち、1935年からおよそ380機が生産され、47年まで空軍と海軍で使用された。
機体は胴体が合板張り、主翼は布張りの複葉機で、サイズは全長7.3メートル、全幅8.9メートル、外見はベースとなったタイガーモスとほとんど変わらない。複座のコックピットはそのまま残され、前席にパイロットが搭乗して有人飛行することもできた。後席には誘導用無線電波の受信機があり、それが動翼を制御するサーボユニットと接続されて機体をコントロールした。サーボユニットの動力は圧縮空気で、プロペラ後流を利用して空気ポンプを作動させ、飛行中に圧縮空気を作り出す装置を搭載していた。
最大速力は時速170キロ程度だったが、無線操縦で高度5000メートルまで上昇できる能力があった。海軍で使用された機体には水上滑走用のフロートを装備したものもあり、海上で行う艦艇の射撃訓練にも活用された
1935年から、その後は、冷戦時代や、ベトナム戦争時やイスラエルの中東戦争などで、敵地写真撮影で、微塵飛行機が使われている。そして、その間、UAV(Uninhabited Aiircraft Vehicle)そして軍事要ドローンにUCAV(Uninhabited Combat Aircraft Vehicle)という言葉がドローン(UAV)として使われるようになったようだ。
一般人がドローンという言葉を見聞きするようになったのは、2010年頃、フランスのParrot社や、今や世界一のドローン会社である中国のDJI社が、手軽るに使える超小型無線誘導のヘリコプターを提供するようになってからである。
Parrot社のドローン
DJI社のドローン
ジェット機ドローンが出てきたのも2010年代である。ロケット推進エンジンを使ったロケット・ドローンはまだ世の中には無い様である。