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集会報告、読書記録、観劇記録などの「ときどき日記」

60年安保から47年 9条改憲を許さない6.15共同行動

2007年06月18日 | 集会報告
日比谷野外音楽堂で開催された9条改憲を許さない6.15共同行動 に参加した(参加者1000人)
6.13中央総決起集会が共産党系の改憲阻止集会だとすると、こちらは非共産党系の改憲阻止集会かと思って参加したのだが、そうではなかった。ふだん出ている集会よりもう少し年代が上の方が中心の集会だった。


この「共同行動」は60年安保闘争世代の37人が2006年4月46年ぶりに国会前で再会し、衆議院憲法調査特別委員会を傍聴したことから始まった。
1年前の6月15日には国会デモを行い、10月21日には銀座デモ・マリオン前青空トークを実施。今年は3月20日から5月2日まで連続44日(正味30日間)、国会前ハンスト・座り込みを決行、その間メールニュースを350通、ファックスニュースを150通合計500通を5000人に配信したという。。
この日も集会前に高田馬場、新宿、渋谷など5コースの宣伝リレーウォークを100人弱で実行し、今後もサイクリングや全国キャラバンなどイベントを繰り広げる予定とのこと。たいへんな実行力である。
集会には、社民党・保坂展人議員、評論家の斉藤貴男さん、作家の雨宮処凛さん、フリーター全般労働組合副執行委員長・摂津正さん、法政大学で無期停学中の学生といった比較的若い人も発言されていた。
しかし中心は60年安保や70年安保に大学生として行動した方たちだった。
たとえば、全学連主流派・唐牛健太郎さんとともに北大で活躍した栖原弥生さん、70年安保で活躍し、九州から10人の仲間と参加された福山主税さん、京大で活躍し、今年は5月3日に大阪の御堂筋デモを実行した新開純也さん、座り込み中ニュースを発行した三上治さん、病気を押して参加した全学連反主流派の黒羽純久さん、33日間連続ハンストに参加し、本日は2人の孫とともに壇上に立たれた篠田常木さん、早稲田でレーニンの異名をとった下山保さんらである。
その他「脱原発」運動を行うたんぽぽ舎の柳田真さん、辺野古ヘリ基地反対協の安次富浩さんらがそれぞれグループの活動を発言された。

わたくしが、雨宮処凛さんの発言を直接聞いたのは初めてだったので紹介しておきたい
「わたしは数年前までは改憲賛成の立場だった。
しかし、不安定雇用の若者たちがネットカフェ難民やマック難民となっている実態を目のあたりにし、憲法25条生存権の側面から改憲反対運動にかかわり始めた。若者たちは日常が戦争ともいえる。
児童相談所の人から、ストリートチルドレン(若年ホームレス)が実在するというショッキングな話を聞いた。
安倍・小泉の切り捨て路線により、安倍のような特権階級の趣味で改憲されるのは、わたしはいやだ。あえて本当の戦争に行き、まっ先に死ぬことになるのは貧困層だ

☆檀上には、樺美智子さんの遺影、みんなで歌う歌も「国際学連の歌」
学生(民衆)の歌声に若き友よ手をのべよ、輝く太陽 青空を再び戦火で乱すな・・・
わたしは参加しなかったが、デモでは「ワルシャワ労働歌」 、「インターナショナル」の歌声が銀座に響いたらしい。
60年に20歳なら、今年67歳、70年に20歳なら57歳。
わたしにとっては、タイムマシンに乗ったような気のする集会だった。
「年をとると激しい行動はムリ、やりたくても国会前ジグザグデモはできない。そのかわり動かないのが得意なので、ハンストをやった」と謙遜されていたが、みなさんたいへんエネルギッシュでパワーを感じた。

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