多面体F

集会報告、読書記録、観劇記録などの「ときどき日記」

皇居周回ご用達 バン・ドゥーシュ

2007年06月24日 | 居酒屋・銭湯紹介
バン・ドゥーシュは地下鉄半蔵門から徒歩2分、都心の銭湯である。
客の半分以上は皇居周回ジョギングを楽しむ客だ。
大手町の稲荷湯(駅から5分)と並ぶランナーのメッカ。
わたくしは事務所が虎の門にあった8年前までは稲荷湯に通っていた。
引っ越してどうしようかと考えたときにバン・ドゥーシュを発見。ビル1階にあり、ちょっと銭湯にはみえない。浴槽はおそらく東京一狭い。そのかわり備え付けのボディシャンプーとシャンプーを利用できる。
近くには国立劇場のほか、グランドアーク半蔵門(昔の名は半蔵門会館 もとは警察共済組合が経営)、警視総監公舎、警視庁官舎など警視庁関係の施設が多い。いまから50年ほど前に署長官舎に住んでいた人の話では、当時からこの銭湯があったそうだ(かつての屋号は「亀の湯」。経営者は変わった)

次々にランナーが銭湯からスタートしていく

皇居方向を望む。右手奥グランドアーク半蔵門の
先には皇居の森が小さく見えている


わたくしは国立劇場前から反時計回りに走っている。
このコースはわたくしが知る限り東京で最高のジョギングコース。左手は皇居のお濠、右手は最高裁、社民党本部、警視庁、パレスホテル、丸ビル、気象庁、竹橋会館(KKRホテル)、毎日新聞社、近代美術館、同工芸館(旧・近衛師団司令部)、イギリス大使館、東條会館、東京FMなど見知った建物が並んでいる。歩道の路面には47都道府県の県花が絵タイルで埋め込まれている。
通い始めたころはいつ行ってもだいたい入れたが、だんだん客が増え、日曜のレース直後で人が少ない月曜を除きむずかしくなった。ところが今年2月に東京マラソンが開催され、さらに客が激増。店のほうも浴室の増床を行ないカランを1.5倍に増やしたものの、ロッカーや靴箱が増えたわけではないのでやはり満員。
6月18日(月曜)に行ったときには靴箱も満杯で、ふだんは鍵とともに預ける財布も、自筆で名前を書いた用紙をビニール袋に入れて預かってもらう方式だった。
フロント形式の番台のおばさんの話では「6月17日から来年2月の東京マラソンの受付が始まったので、今後もこの状況なのではないか」とのこと。
よほど早めか遅めに時間をずらして出向かないと、もうこの銭湯には行けないかもしれない。やれやれ。

住所 東京都千代田区麹町1-5-4
電話 03-3263-4944
営業時間 15:00~24:00
定休日 日曜、祝日


☆かつてこの銭湯の北側に、とても味のある居酒屋があった。
床は土間、冷蔵庫はなくビールを冷水で冷やし、客がビールを取り出し布で水を拭いて自分で飲むような。店は2人の老婦人が長靴をはいて切り盛りしていた。
自分としてはいつもより長い距離を走ったあと、この店で飲むレモンサワーはうまかった
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