三軒茶屋は飲食店の多い町だ。西友裏口のすずらん通りにある味とめに行った。
2001年5月に青年団が『上野動物園再々々襲撃』をシアタートラムでやったときの帰りに初めて訪れた。次に10年ぶりに昨年4月半ばの保坂のぶと氏の出馬集会のあと寄ったが、平日夜10時前だったので食事だけにした。ゴーヤチャンプルーの定食だったが、味噌汁とごはんが大変うまかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/c8/0269dac758547e0da191d6399891e9da.jpg)
この日飲んだのは秋田県大曲の酒・八重寿と黒霧島のお湯割りだった。この店ではポットにお湯を入れてもってきてくれる。自分の好みでお湯を注げるので、ずいぶん得したような気がした。
料理はまず真鯛の刺身(740)、次にいもいも揚げ(580)というものをいただいた。名古屋のイモとふつうのじゃがいもとかぼちゃを揚げたものだ。なかなかうまかった。名古屋のイモは、たまたま近所の昭和女子大学のイベントで売っていたものだそうだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/d6/2f7d668b43e28864418a9521d05d8098.jpg)
壁にはメニューの短冊が山のように貼りだされている。
うなぎ、鯨、いわし、ふぐなど魚が多い。珍しいものではうつぼタタキ刺(980)というものもある。鯨だけとっても、さらし鯨(650)、たれ(650)、大和煮(740)、串カツ(890)、ベーコン(1,030)、くじら刺(1,030)、くじら皮刺(1,030)、鯨の茶漬け(890)と種類が多い。
その他、あんこう鍋、鳥しゃぶ鍋、ねぎま鍋、どぜう鍋、つみれ鍋、しょっつる、石狩鍋、たらちり鍋、寄せ鍋、キリタンポ鍋など鍋料理も充実している。
秋田のきりたんぽ、いぶりがっこ(530)などがあるのでなぜかと思って聞くと、この店が40年以上前に創業したころから大曲の八重寿を仕入れていた縁だそうだ。それで料理も、秋田のものを置くようになった。いぶりがっこはなす、きゅうりなどを別々に取り寄せ、合わせて出している。名古屋のイモと同じように、とにかく研究熱心な店なのだ。
カウンターは6人くらい座れる。座敷には4人掛けと6人掛けのテーブルが6つ並んでいる。かなり満杯なのだが、そのうち真ん中のテーブルは食器をたくさん載せた置き台なので、壁の短冊との相乗効果でいっそうにぎやかに見える。そのほか2階に宴会場がある。
鍋物が多いことからもわかるように、グループで来ると楽しい店である。この日も4組ほど家族や学生などのグループが来ていた。1組は大阪出身の大学生の息子を訪ねて上京した家族の宴会だった。店のスタッフは家族が中心でバイトの青年も「お兄ちゃん」と呼ばれている。ほんとうの息子さんかと思う雰囲気だった。こういう店は神戸・三宮でもみたことがある。値段が安いせいもありいつも客がいっぱいの印象がある。2010年2月に「とんねるずのみなさんのおかげでした」で紹介され、いっそう客が増えたそうだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/60/4c62ad8f51b45e06bc698ac9a863b106.jpg)
房総名物 はばのり
この店は1968年12月に開業したとのことなので、あと6年で50周年だ。ママさんは千葉の鋸南町出身で70年にこの家に嫁入りしたそうだ。千葉のものでは、はばのりがあった。しっかりしたのりだった。のりをきざみネギと鰹節をまぜて食べるのだそうだ。お茶漬けにするともっとよいそうだ。メニューには出ていないが、千葉の名産ゆでピーナツをいただいた。これもしっかりした味だった。
「東京シネマ酒場」(高橋渡 祥伝社 2011年)にこの店が紹介されており、ママさんは下北沢・三軒茶屋地区の演劇集団の面倒見のよい「マリア様」と書かれている。若い人のグループに、鍋のあと手ずからおじやをつくってあげていた。
ちょっと戸を開けて顔を出した若い人がいた。何年か前に近所の店で働いていた板前さんだそうだ。学生だけでなく、みんなをかわいがってくれるようだ。人徳である。
この店は、政党も来るもの拒まずで、自民党でも共産党でも民主党でも外壁にポスターを貼らせてあげているそうだ。選挙の下働きをした人にとってはありがたい店である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/dc/d33ef21b980fe32a3b6be7c7549e11c2.jpg)
電話: 03-3422-5845
住所: 世田谷区太子堂4-23-7
営業: 月~金 10:30~24:30 土・日・祝 15:30~24:30 不定休
ビール大 610円 生ビール(中)550円
2001年5月に青年団が『上野動物園再々々襲撃』をシアタートラムでやったときの帰りに初めて訪れた。次に10年ぶりに昨年4月半ばの保坂のぶと氏の出馬集会のあと寄ったが、平日夜10時前だったので食事だけにした。ゴーヤチャンプルーの定食だったが、味噌汁とごはんが大変うまかった。
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この日飲んだのは秋田県大曲の酒・八重寿と黒霧島のお湯割りだった。この店ではポットにお湯を入れてもってきてくれる。自分の好みでお湯を注げるので、ずいぶん得したような気がした。
料理はまず真鯛の刺身(740)、次にいもいも揚げ(580)というものをいただいた。名古屋のイモとふつうのじゃがいもとかぼちゃを揚げたものだ。なかなかうまかった。名古屋のイモは、たまたま近所の昭和女子大学のイベントで売っていたものだそうだ。
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壁にはメニューの短冊が山のように貼りだされている。
うなぎ、鯨、いわし、ふぐなど魚が多い。珍しいものではうつぼタタキ刺(980)というものもある。鯨だけとっても、さらし鯨(650)、たれ(650)、大和煮(740)、串カツ(890)、ベーコン(1,030)、くじら刺(1,030)、くじら皮刺(1,030)、鯨の茶漬け(890)と種類が多い。
その他、あんこう鍋、鳥しゃぶ鍋、ねぎま鍋、どぜう鍋、つみれ鍋、しょっつる、石狩鍋、たらちり鍋、寄せ鍋、キリタンポ鍋など鍋料理も充実している。
秋田のきりたんぽ、いぶりがっこ(530)などがあるのでなぜかと思って聞くと、この店が40年以上前に創業したころから大曲の八重寿を仕入れていた縁だそうだ。それで料理も、秋田のものを置くようになった。いぶりがっこはなす、きゅうりなどを別々に取り寄せ、合わせて出している。名古屋のイモと同じように、とにかく研究熱心な店なのだ。
カウンターは6人くらい座れる。座敷には4人掛けと6人掛けのテーブルが6つ並んでいる。かなり満杯なのだが、そのうち真ん中のテーブルは食器をたくさん載せた置き台なので、壁の短冊との相乗効果でいっそうにぎやかに見える。そのほか2階に宴会場がある。
鍋物が多いことからもわかるように、グループで来ると楽しい店である。この日も4組ほど家族や学生などのグループが来ていた。1組は大阪出身の大学生の息子を訪ねて上京した家族の宴会だった。店のスタッフは家族が中心でバイトの青年も「お兄ちゃん」と呼ばれている。ほんとうの息子さんかと思う雰囲気だった。こういう店は神戸・三宮でもみたことがある。値段が安いせいもありいつも客がいっぱいの印象がある。2010年2月に「とんねるずのみなさんのおかげでした」で紹介され、いっそう客が増えたそうだ。
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房総名物 はばのり
この店は1968年12月に開業したとのことなので、あと6年で50周年だ。ママさんは千葉の鋸南町出身で70年にこの家に嫁入りしたそうだ。千葉のものでは、はばのりがあった。しっかりしたのりだった。のりをきざみネギと鰹節をまぜて食べるのだそうだ。お茶漬けにするともっとよいそうだ。メニューには出ていないが、千葉の名産ゆでピーナツをいただいた。これもしっかりした味だった。
「東京シネマ酒場」(高橋渡 祥伝社 2011年)にこの店が紹介されており、ママさんは下北沢・三軒茶屋地区の演劇集団の面倒見のよい「マリア様」と書かれている。若い人のグループに、鍋のあと手ずからおじやをつくってあげていた。
ちょっと戸を開けて顔を出した若い人がいた。何年か前に近所の店で働いていた板前さんだそうだ。学生だけでなく、みんなをかわいがってくれるようだ。人徳である。
この店は、政党も来るもの拒まずで、自民党でも共産党でも民主党でも外壁にポスターを貼らせてあげているそうだ。選挙の下働きをした人にとってはありがたい店である。
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電話: 03-3422-5845
住所: 世田谷区太子堂4-23-7
営業: 月~金 10:30~24:30 土・日・祝 15:30~24:30 不定休
ビール大 610円 生ビール(中)550円