野良暮らし ねこ暮らし

田舎暮らしを夢見て、こつこつとお金を貯めています。

ヒトリシズカ

2011-02-16 21:00:10 | 草花・花
今日は春を思わせるようなぽかぽか陽気でした。
しかし、遠望する足尾山塊から日光連山そしてそれらの前衛の山々は
先日の大雪で真白です。
春までにはもう少しと言ったところでしょうか。

写真は2年前の5月の連休、村で見つけたヒトリシズカです。
村では連休のころが春の盛りなのです。
散策中に笹原の中にひっそり咲いているのを見つけました。
昨年は春に大雪に見舞われ、連休中にその姿を見ることはありませんでした。



ヒトリシズカ:センリョウ科チャラン族とあります。

初めてこの名前に出会ったのは、今からちょうど24年前の2月初旬。
上州武尊から尾瀬を抜けて奥鬼怒まで雪の森を一人彷徨っていたとき、
夜、ツェルトの中で聞いていたNHKラジオから同じ名前の曲が流れていました。
NHK新ラジオ歌謡 一人静 だったと思います。
吹雪で心細い夜もありましたが、こんな歌謡曲に勇気付けられたことが今となっては良い思い出です。



それはさておき
ちょうどこのヒトリシズカの咲くころ村では山桜の季節でもあります。
2,3日も逗留してみると、冬枯れだった森が白や薄桜色に変わってゆくのが分かります。


森の中では

春の雪で折れてしまった桜の木に花が咲いていました。


崩れた斜面にはスミレも咲きます。


一人静に咲く様を名づけられたヒトリシズカですが、
意外にも周りは早春の草花で賑わっているのです。