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7月下旬豪雨の爪あと

2011-08-29 23:45:50 | 災害
福島県只見町へ行こうと国道352を旧舘岩村から旧南郷へ向かっていくと、
大きな土砂崩れの痕に出くわしました。
今は道路を埋めていたであろう土砂は取り除かれていますが、その大きな傷跡に唖然となりました。
そう、すっかり忘れていましたが、ここは新潟福島豪雨で被災した地域でした。

舘岩川と伊南川の合流の手前

しかし、その先国道352と国道401の合流点に架かる内川橋を渡りきった山側は酷い。
小さな沢を土石流が襲い、下流の道路脇に立つ民家の1階部分がごっそりとえぐり取られていました。
国道401を南郷へ向かうと、左斜面から右側の伊南川へいくつもの小沢を襲った土石流の痕が残っています。

さらに進みやがて国道は289号線へ替わりしばらくして只見町へ入ります。
長浜地区へさしかかると先ほどと同じように、山際に土石流の痕が再び現れてきます。
只見に行けるかどうか不安になってきたのもつかの間、案の定只見方面通行止めの看板が出てきました。
どこかでUターンをしようと思案をしていると、目に飛び込んできたのが流された橋の残骸です。
ここまで伊南川には沢山の流木(大木)が其処彼処に流れ着いていました。
しかしここまで酷いとは、しばし言葉を失ってしまいました。

只見町を流れる伊南川に架かる小川橋

川の中央付近の橋脚も崩れ落ち流されています。


沢山の流木が橋に引っかかり大きな抵抗となり、耐え切れず流されたのでしょうか?
川岸の土や草木は全て流され、川原は上流から流れ着いた石ころと濁流に磨かれた岩床が露出しています。

町の情報によれば、この他にも通行止めとなっている橋や道路が至る所にあります。
この地方を襲った豪雨がどれだけの猛威を振るったかが想像できます。
一日も早い復旧を願うばかりです。

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