国際情勢の分析と予測

地政学・歴史・地理・経済などの切り口から国際情勢を分析・予測。シャンティ・フーラによる記事の引用・転載は禁止。

日朝国交回復、自民党の戦略的消滅、そして石原慎太郎首相の登場??

2007年09月23日 | 日本国内
台湾が今年5月から北朝鮮とのビジネスを開始し、9月20日には北朝鮮とアラブ首長国連邦(UAE)との国交樹立が報道されている。日本国内でも、親北朝鮮の立場と思われる山崎拓前自民党副総裁が9月18日の講演で拉致問題解決に触れている。台湾やアラブ首長国連邦が日本と友好関係にあることを考えると、日朝国交回復がいよいよ迫りつつある様に思われる。拉致問題で強硬姿勢をとってきた安倍首相の退陣もその観点から見るとすっきりする。私は最近、北朝鮮拉致問題とは日朝関係悪化を国民に宣伝するために作り上げられた問題であり、真相はかなり異なっているのではないか(例えば日朝両国政府による共同作業、等)と考えている。 ブログ「連山」も9月22日付けで自民党の戦略的消滅を予想している。「目的達成のためにわざと負ける」という日本的戦略から考えて、この連山の予想は非常に説得力がある。既に小泉前首相が「構造改革」と主張して伝統的自民党支持団体を壊滅させており、戦略的消滅は完成寸前の状態と思われる。恐らく日本の支配階層は長期的計画の元でそれを実行してきたのだろう。連山の言う「解散総選挙の元になる戦略的失政」とは、日本政府の書いたシナリオを元に、日本の頭越しに実行される米朝国交回復ではないかと私は想像する。 連山は「少し昔に社会党が消滅しても民主党に多くの議員が移りました。自民党の国会議員もそれに倣うでしょう。」とコメントしている。衆議院や参議院の選挙区の多くが当選者一名の小選挙区であることを考えると、社会党に対する民主党的な後継政党が自民党にも必要である。民主党が先の参院選のように弱者の政党を目指すならば、自民党の後継政党は首都圏の富裕層を中心とする強者の政党を目指すはずである。そして、その政党に最も相応しい指導者は石原慎太郎ではないかと考える。私は、解散総選挙の際に石原慎太郎が東京都知事を辞任して国会議員を目指し、石原新党を結成するシナリオが組まれているのではないかと想像する。そして、総選挙で敗北した自民党から多くの議員が石原新党に移籍して、自民党という政党が長い歴史を終えることになるのではないかと想像する。JJ予知夢の言う「国民に人気の高い次の次の首相」とは実は石原慎太郎首相ではないだろうか。福田も麻生も小沢一郎も「国民に人気が高い」とは言えないように思われるからだ。 . . . 本文を読む
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