国際情勢の分析と予測

地政学・歴史・地理・経済などの切り口から国際情勢を分析・予測。シャンティ・フーラによる記事の引用・転載は禁止。

イスラエルによるシリア爆撃の謎:日本の技術支援で作られた北朝鮮製核兵器がイスラエルを滅亡させる??

2007年09月24日 | 中近東地域
私は以下のようなシナリオを想像する。 1.北朝鮮の抗議と山崎拓氏の発言は、空爆された施設に北朝鮮製の核爆弾の部品(核物質)が存在したことを世界に示す目的である。北朝鮮製の核爆弾は日本の技術支援によって製造されており、ありふれたミサイル兵器に搭載できる程超小型化されている。 2.シリア政府の抗議が生温く、エジプト、ヨルダン、サウジアラビア、欧州諸国が抗議していないのは、これらの諸国が空爆を含めた一連の作戦を事前に知っており同意済みであったことを示す。 3.シリア政府は北朝鮮製の核物質によって核武装したことをイスラエルに通達し、その証拠として、保有する複数の核弾頭の一つをイスラエルの工作部隊にわざと奪取させて、自国が核武装したことをイスラエルに納得させたのではないか。 4.シリアやイランが容易に自国を核攻撃可能であることを知ったイスラエルには、中東和平の明目で自国民の生命を救うことを条件に自国を滅亡させるか、あるいは自国民全滅と引き替えに破滅的核戦争を引き起こすかの二者選択枝しかない。 日本赤軍はかつて、1972年5月30日にテルアビブ乱射事件でテロ攻撃を成功させた。この事件は、自らの命を捨てて攻撃する神風特攻隊的な日本人の姿勢に対するアラブ人の共感を呼び、パレスチナ闘争でのインティファーダに代表される自爆攻撃の発端となった点で非常に重要だ。私は、この事件は実は日本政府が仕組んだものではないかと想像している。福田赳夫首相が要求に応じ、「超法規的措置」として拘束中の日本赤軍メンバーら6人を解放し、600万ドルの身代金を支払ったダッカ日航機ハイジャック事件も実は日本政府が日本赤軍の活動を支援する目的で関与していたのではないかと想像している。今、福田赳夫首相の息子である福田康夫元官房長官が自民党総裁になり首相の座に就こうとしているのも偶然ではないだろう。 今再び、日本の技術により北朝鮮で製造された超小型核爆弾がシリアやイランに送り込まれ、両国が容易にイスラエルを核攻撃できる状態になっているとすれば、日本はパレスチナ人の対イスラエル闘争で二度に渡って決定的な役割を果たしていることになるのかもしれない。それは、敗戦直後に石原莞爾が喝破した「将来核兵器が小型化され、女性でも簡単に持ち運べる様になれば、世界から戦争が無くなり平和が訪れる」という未来を実現するものでもあるのだ。 . . . 本文を読む
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