イベントの交渉と個人的な興味もあって、京成立石にある東京和晒染(株)を訪問。
16000円で手拭い染めを体験させてくれると言う。
以前、タモリ倶楽部でオリジナル手拭いをつくろうという回があり、気にはなっていたのだが、ネットで見つけたのだ
しかし、実際に伺ってみると残念なことに工場は現在建て直し中で、来年の夏までこの地での体験は難しいとのこと。
しかも、ネットでは1組16000円で団体で体験らしきことが書いてあったが、現在は、工事の関係で一人16000円で一反全てお持ち帰りのようだ。一反で10枚の手拭いが取れるそうなので一人1600円位で体験出来ると踏んでいたので、だいぶハードルが上がってしまった。
また製作時間も6時間とかなり本格的な体験だ。
来年の夏になったら、もう少し手頃な体験企画を考えてくれると言うので、楽しみに待つことにしよう。
写真は手拭いの半端を集めて作ったハタキだ。
ハタキなんて久振りに見たが、色々な手拭い柄で作るとカラフルで綺麗だ。外人さんが喜びそうだ。
子供向けの体験に面白いかも。
さて、話しは少し手拭いから外れるが、こちらの社長はさすが下町、三社祭りの宮出しの世話役をやっているらしい。
私も下町の出身で御神輿をちょっとだけ担いでいると話すと、社長が作った御神輿の雑誌を一冊プレゼントしてくれた。
江戸の各種お祭りや、お祭りのうんちくに装束まで丁寧に紹介してあった。
珍しいからか、地元素戔嗚尊神社天王祭の二天棒もちゃんと紹介されていた。
ツウな本だ。
さらに、なるほど~と思ったのは御神輿のかけ声である。
『セイヤ』『ソイヤ』と言うのだが、意味は知らなかったのだが、何と『背負えや』が転じてそうなったらしい。
因みに『ワッショイ』は『和を背負い』から来ているらしい。
なるほど~
また、こちらの社長は浅草に御神輿会館のようなものを、作ったらしく、色々なものを展示しているらしい。
入場料は無料のようなので、台東区とかから補助金とかでているのだろうか?
江戸染め物ということで、同級生が染め物屋で小さな頃に櫓に乗って遊んだ話しをしたら、ダブランのことを知っていた。
都市開発で行徳に移転して、染め物屋は継いだらしいのだが、浴衣の染め物屋だったためなかなか中国産の安価なプリントものには対抗出来なかったようで廃業してしまったらしい。残念…。元気なんだろうか。
家の中で樽蹴りや肝試しをしておばあちゃんに外で遊びなさいと怒られたり、具の無いもんじゃを作って食べたりしたな。
手拭い染めもそうだが、こよなく下町を愛する私としてはこういった文化が失われないよう守っていきたい。
それにしても、お祭りの雑誌の御輿の写真を見ただけで 血が騒ぐのは下町のDNAの所以なのだろうか