広報邂逅記

広報宣伝に携わる私が、世の中の面白いこと、美味しいものや温泉鉄道旅を紹介します。(⌒∇⌒。)三(。⌒∇⌒)。

ブログ190815 青春18きっぷの旅 二日目~山形県 山寺に登ります ~閑さや岩にしみ入る蝉の声

2020-02-10 20:53:09 | 食べ物
13:05
お昼も食べ終わり、いよいよ山寺登頂です!


16:01の電車に乗らなくてはならないのですが、片道90分でたどり着けるでしょうか。。。不安


今回、山寺に来ることになったのは、おすこさんが、
岩に染み入る蝉の声の時期に山寺に登りたいという希望があって計画したのです!


おすこさん、念願の松尾芭蕉とのツーショットです。

曾良(そら)もいますね。


おお、早速 階段です(^_^;)


木々がこん盛りして日陰ができているので、思ったほど暑くはなかった。
ほッ。


岩の上などにも、墓石があります


夏の景色は緑におおわれていていいですね。

こんな風景を見て

閑さや岩にしみ入る蝉の声

と詠んだのでしょうか?

ミンミン鳴いていて、おすこの願いも叶ってよかったです。


墓石を置くのではなく岩を削って、墓標を作ってるんですね。


▲仁王門
嘉永元年1848年再建された、けやき材の優美な門で、 左右に安置された仁王尊像は運慶の弟子たちの作と云われる。


仁王門を上から

ご覧の通り、日陰が多かった


天気も良く夏ですね


岩の上に何か社みたいなのとハシゴがあります


駅の先の方は雲ってきましたねー


岩の隙間にも墓石があったり、自然なのか?くり貫いたのか?不明ですが、岩肌に穴が幾つもあり、墓石が見られます。


こちらは、山寺の境内図

▼こちらのブログがとても詳しいのでご参考に
https://tomosiraga.com/%E6%97%85%E8%A1%8C/yamadera-rissyakuji-temple.html

帰路は慌ててしまう可能性もあるので、御朱印を戴こうと思っていたが、結構、並んでいたので、観明院と性相院は帰りにして先へ行くことに。


まず、最初に戴いたのが、
金乗院の御朱印

おばあちゃまが、したためてくださいました。

▼御朱印についてのブログ
https://gamp.ameblo.jp/hiro-5517/entry-12264415344.html


続いて中性院。

中性院にはおびんづる様がいらっしゃり、多くの方に撫でられているのか?
頭がピカピカでした。

 おびんづる様とは仏教の開祖であるお釈迦様の弟子であったビンドラ・バラダージャのことで、十六羅漢の一人です。日本ではおびんずる様を撫でると除病のご利益があるとされ、日本各地のお堂で多くの人に撫でられピカピカになったおびんずる様を見ることができます。


▼立石寺 中性院(ぼけ封じの寺)
https://hirotravel.com/yamadera/page_thumb17.htm


御朱印です(右)


入口には誰もいないので、呼鈴で住職がいれば、出て来て御朱印を授与してくださいます。


中性院の前には小さなポストがあります。
御朱印を授与くださった住職に、手前の売店に切手とか置いてますかねぇ?と聞いてみると、
普通のハガキでもよければココにもありますよと。
それはありがたい


13:54
奥之院に到着

まだまだ先かと思っていたが到着。
思いのほかそんなに辛くはなかった。


正面右側の古いお堂が奥之院ともいわれる如法堂で、開山・慈覚大師が、中国で修行中に持ち歩いた釈迦如来と多宝如来を本尊とする。石墨草筆の写経道場で、明治5年の再建。

左側の建物が大仏殿。像高5メートルの金色の阿弥陀如来像を安置し、毎日、卒塔婆供養をおこなっている


この右脇で御朱印が戴ける。

並んで待っていると、
若者に、
帽子をとって御朱印をお願いすることや、札を出してお釣りをお願いしてはいけないなど、お坊さんが注意していた。

当たり前のことですが、知らない人も多いので、そうやって注意してくださるのは、有難い。


右が奥之院 如法堂での御朱印

左が大仏殿での御朱印


奥の院の上からの景色です


▼奥之院と大佛殿
正面右側の古いお堂が奥之院ともいわれる如法堂で、開山・慈覚大師が、中国で修行中に持ち歩いた釈迦如来と多宝如来を本尊とする。
石墨筆草の写経道場で明治五年に再建された。

左の大佛殿には、像高五メートルの金色の阿弥陀如来像を安置し、毎日、卒塔婆供養をおこなっている。
秋・彼岸の中日の施餓鬼法要は宗派をこえた数千人の参拝者でにぎわう。
奥之院まで千十余段の石段を、一段一段登ることによって、煩悩が消滅され、幸福になれるという。


奥之院に向かった左手の岩波

どうして、こんな風に穴があいたのか?
タモリさんなら何ていうかな?


おすこさんと記念撮影


結構、日陰が多かったのでこんなに天気でも、熱中症にならずに登れました。


奥之院を背に左手に細い道があり、先に華蔵院と三重小塔がある


もう、赤トンボです
東北の秋は早い?


赤トンボ分かるかな?

三重小塔 華蔵院 20mと記されている


何の花なんでしょうか?
あざやかなピンクというか、マゼンダ色です、

夏らしいですね


華蔵院です
御本尊 聖観世音菩薩様がいらっしゃるらしい。


こちらが御朱印

右は聖観世音菩薩様のハズなのだが、そうとは読めない。。。何と書いてあるのだろうか?

後から調べたら、「大悲殿」としるされているようです。

これは衆生の苦しみを救う 観音さまの大きな慈悲という意味だそうです。

左は三重小塔の御朱印
判が三重小塔になっていて凝っている

▼山寺の御朱印 解説ブログ
http://blog1.ayaya-net.com/?eid=322


本来ならこんな感じなのか?
他の方のブログの御朱印には「聖観世音」と記されている

大悲殿とどちらなのだろうか?


三重小塔

岩屋内に永正16年(1519)年の銘のある小形の三重塔(国重文)が納まっている。

相輪頂までの高さが2.4mほどで、
全国で一番小さい「三重の塔」として有名だそうです。


格子戸で中がはっきりと見えませんが、扉が開かれるとこんな感じだそうです。


▼華蔵院
https://gamp.ameblo.jp/hiro-5517/entry-12264616854.html


▲最上義光公御霊屋

戦国の混乱の時代に、山形の地を愛し、民を愛し、出羽国に平和と安定をもたらし、現在の山形の基礎を築いた山形城第十一代当主「最上義光」公(1546~1614年)と家臣ら合計十人の位牌が納められています。


逆側には、今にも崩れそうな社が。


ハシゴが見えます。
もしかして、あのハシゴを伝って社までいくのか?


麓の景色も美しい。
向こうの山が霞んでいるのも、趣のある 景色だ。


このお堂は
「釈迦堂」というそうです。


釈迦堂が建つこの急な岩場は釈迦ヶ峰。
現在では修行者以外の登山は禁じられているそうです。


谷間の細い隙間に山寺はあるんですね。
今でこそ観光地でもありますが、昔は厳しい修行の地だったんでしょうね。。。


谷に向かって右側の景色です


本当に不思議に穴があいてますね


山寺観光協会のサイトに載っていた手書きの地図
PDFなので、プリントして持参するのもよし

温かみがあって、手書き地図はいい

▼山寺観光協会
https://www.yamaderakankou.com/pamphlet/


最上義光公御霊屋を曲がる
と山寺の観光案内書等でも有名な五大堂です


開山堂が見えてきました


おすこさん、記念撮影です


山寺のこの不思議な穴についてのサイトを見つけました。

穴は風化穴というらしい

http://www.kuniomi.gr.jp/togen/iwai/yamadere.html#%E7%AC%AC%E4%B8%80%E7%AF%80%E3%80%80%E5%B1%B1%E5%AF%BA%E3%81%AE%E8%87%AA%E7%84%B6%E7%92%B0%E5%A2%83


釈迦堂までのハシゴは、見てるだけでも怖い。
まさに修行地という感じだ


緑が本当に美しい


14:29 釈迦堂に到着!


五大堂へ向かう階段


岩肌を削った階段


14:31 五大堂です!


五大堂から見た景色です


はるばるのぼってきました!

線路が見えます


釈迦堂 右手の風景


左手


左手奥の山並み


右手角からの風景


この山中にこんな御堂を建てるのは大変だったろうなぁ


釈迦堂は一番端にあるので、逆サイドの山肌にたつ御堂を撮影


そんなに平地はないので、本当に少しのスペースを有効にお堂立てたという感じです


たくさんの観光客なので、この古い釈迦堂は耐えられるのかな?傷みが心配

皆んな、大切に観ようね。


こんな岩の上にも社が


五大堂は本当に崖にせり建っている感じです。


景色を堪能して戻るのですが、本当に岩と岩の隙間を降りていく感じです。


さて、行きに混んでいて、帰りに寄ることにした性相院の御朱印。

な、なんと。。。
戴いたはずなのに、御朱印帳には見当たらない。

書き損じのようだ。。しょっく。


本来戴いたハズの御朱印2種はこちら((T_T))


▼性相院
昔は山上にあった十二支院の一つで慈覚大師作と伝えられる阿弥陀如来を本尊とし運慶作の毘沙門天を安置し、明治元年に山の善行院、極楽院を合併され現在に至る。


仁王門に戻ってきました


仁王門には仁王様がいらっしゃり、お裁きを


みごとに真っ直ぐで立派な杉の木


▼仁王門
嘉永残念(1848)に再建されたけやき材の優美な門で、左右に安置された仁王尊像は、運慶の弟子たちの作といわれ、邪心をもつ人は登ってはいけないと、睨みつけている。後方の閻魔王がこの門を通る人たちの過去のおこないを記録するという。
右の岩穴にみえる石塔には、亡くなった人のお骨が入っており、他の岩穴にも古い人の人骨が納められている。


▲弥陀洞(みだほら)
この岩肌を見て阿弥陀如来のお姿を見ることが出来る人には、幸福が訪れると言われている


この絵のように見えるらしいが、見えなかったような。。(^_^;)

残念


日本の緑はほんと、美しい色です。

中国は風景が似てるんですが、何となくくすんでいるんですよね。葉っぱも埃まみれぽく見えるというか。

さすが、水墨画の国って感じ。

それに比べて日本の緑はキラキラしている


▲せみ塚
元禄2年5月27日(1689年7月13日)、『奥の細道』途中の芭蕉が立石寺で詠んだ「閑かさや岩にしみ入る蝉の声」の句をしたためた短冊をこの地に埋め、石の塚を立てたもの。


逆光で幻想的です


この岩にしみ入ったのでしょうか。。。


階段の途中に岩がはみ出てたり。。


▲姥堂
屋根の蔦が風流です


この堂の本尊は奪衣婆の石像。
ここから下は地獄、ここから上が極楽という浄土口で、そばの岩清水で心身を清め、新しい着物に着替えて極楽に登り、古い衣服は堂内の奪衣婆に奉納する。
一つ一つの石段を登ることによって、欲望や汚れを消滅させ、明るく正しい人間になろうというもの。
左の大きな岩は、笠岩とも笠投石ともいい、慈覚大師が雨宿りしたところとも伝えられる。


鐘楼

下界に戻ってきました


寺務所 山門

▼山寺立石寺の案内
https://www.yamaderarisyakuji.info/index.html


山寺は有料です
寺務所で参拝料を納めます


▲念仏堂

脇に大わらじがありますね。

浅草寺の大わらじも山形県(村山市)からの奉納です。


15:02
芭蕉と曽良の元に無事戻ってきましま!


13:09から約2時間でした

御朱印を戴いたり、ハガキを書いたりのんびりしていたので2時間でしたが、せっかく来たのだから、それくらいのんびり回りたいものです。


閑さや岩にしみ入る蝉の声


芭蕉と手水盤
奥のほそみちの旅で、芭蕉が門前の曽良とともに山手を訪れたのが元禄二年(陽曆)七月十三日の夕刻である。麓の「預り里」に宿をとり、その足で山上の堂に登った事が「曽良旅日記」には記されている。
二人が山寺を訪れた十年後の元禄十二年四月十九日というのは「四月中の中の日」に当たっており、日枝神社の大祭日となっている。またこの手水盤の前面には、「預り里」を筆頭として寄進した人の名が数名刻まれている。
また、両側面ににも数十名の人名が刻まれており、当時の山寺の様子を探る上で貴重な手がかりであり、貴重な文化財である。


▲宮様カエデ
東宮(大正天皇)
行啓お手植え


▲日枝神社


▲亀の甲石

延命長寿に御利益

▼日枝神社と亀の甲石
https://chikuhobby.com/jinja/yamaderahie/


日枝神社の社の向かいに「亀の甲石」というのがあり、硬貨を紙に包んで、特定の願意がある人は上記の図のような位置に置くといいらしい。

私も父と母の健康を祈願し硬貨を置いた


15:13
立石寺 根本中堂

山寺の境内に入って直ぐのお寺です

先の状況がわからなかったので、御礼参りの形で最後に参拝


御朱印

最初にあるお堂なので、御朱印も一番混んでいます。
余裕をもって並びましょう


「山寺」の石柱の所から約2時間でした。

日にちと時間帯が良かったのか?
晴れでしたが、日陰が多く熱中症の心配もなく1070段を登れました。

もちろん、汗はかきますので飲み物とタオルは忘れずに。
手ぬぐいを首にかけて登るのもいいでしょう。

駅から見た山寺は、本当に登れるかな?と少々心配でしたが、普段、駅の階段を登り慣れている東京の人には、そんなに厳しい感じではなかったです。

ただ、その後、秋に登った山形の従姉は車生活なので、奥之院まて登り死にそうになったと言ってました(笑)

せっかくなのですから時間に余裕をもって、周りの景色を楽しみながら、登られることをおすすめします。

※2時間は境内入口からの往復時間です。
駅から入口まで、茶屋での休憩なしの時間なので、駅からで、茶屋に寄る場合は時間をプラスしてください。


▼山寺観光協会サイト
https://www.yamaderakankou.com/origin/



ポスト
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする