計算気象予報士の「知のテーパ」

旧名の「こんなの解けるかーっ!?」から改名しました。

2024年の夏は「前年よりは」マシだった

2024年09月18日 | 山形県の局地気象
 昨年に倣って、山形県および新潟県内の8地点における8月の日最高気温の推移(1976~2024年)を調べてみました。日最高気温は「猛暑日(赤)」「真夏日(橙)」「夏日(黄)」「夏日未満(青)」の4階級に分け、各々の出現回数を表示しています。

 今年(2024年)は「真夏日」の出現が顕著だった一方、昨年に比べると「猛暑日」の出現は大幅に減少しました。今年の夏は、「真夏日」の占める割合が大きいため、全体の傾向としては高温傾向となりました。しかし、昨年(2023年)のような「連日の猛暑日」とまでは行かなかったようです。昨年の夏が「明らかに異常」だったことが判ります。

 また、近年は「真夏日」と「猛暑日」の占める割合が次第に大きくなる傾向が見られます。





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