◎冥想修行が第一
陰謀論は、今ではDS(deep state)が中心となってやっているのだという論調が主流になっている。だが陰謀論は、日本では戦前の軍部に意識せられていたし(ユダヤ思想及運動 付録ユダヤ議定書/四王天延考等々)、出口王仁三郎も十分に認識していたし、長州五人組の英国留学(伊藤博文、井上馨、遠藤謹助、山尾庸三、井上勝)以来、存在しているものとされてきた。
陰謀論の中核は、人類の大半を滅亡せしめて高級な人類を霊界に移植し地上天国を建設しようというものであって、これは古くは旧約聖書イザヤ書の第六章に出ているもの。
これに対して、カトリック、プロテスタント、仏教、古神道など組織宗教勢力は地道に布教することによって、覚醒した人を一人でも多く出すことで地上天国の実現を図っている。
要するに両方の宗教勢力は、過去何百年間、至福千年・地上天国実現という目標は同じだが、その方法についてせめぎあっているのだ。
昔ダンテス・ダイジは、陰謀論について、「陰謀論は次々に明らかになっていく」と述べている。これは、冥想修行者は、まず冥想に専念すべきであって、陰謀論を暴露していったり解明したり、陰謀論に反対することにあまりエネルギーを注ぐべきではないことを示唆したものと理解している。陰謀論を暴露していったり解明したり、陰謀論に反対することは、大変面白く興味深いものだが、それなりに相当に資金とエネルギーと時間と労力を要するもので、冥想修行と両立はできまいということなのだろうと思う。
これを聞いて、以後私は陰謀論調べはそこそこにするようにした。
最近の陰謀論周辺で特筆すべきものは、
- 移民流入を日本を含め世界各国で拡大させ、各国固有の文化伝統を破壊せしめると同時に治安を悪化させる。世界全体のバベルの塔化。
- 無神論の世界的蔓延。昔は共産主義国中心だったが、資本主義国の宗教的ノンポリ層無神論化の拡大が急である。
- スマホへの依存やゲーム依存による無思考人間の拡大。これは人間の家畜化の実現。
- 麻薬など向精神性薬物依存者を拡大することで、社会全体を混乱させ、不健全化する。これも人間の家畜化の一環。
- LGBTQ公認による家庭の崩壊を原因とした孤独な人間の増加。孤独な人間は簡単に絶望から脱出しにくいところがある。もはや核家族化などと安閑としてはいられない状況。
- 功利・自分のメリット一辺倒の考え方の広がりと、生活苦、生活困窮を背景とした闇バイト、特殊詐欺、強盗などのスキーム化。地獄的世界観の広がり。
- SNSとスマホと監視カメラを利用した思想・言論・宗教統制の萌芽。中国は進んでいる。いずれは日本もそうなる。
- 昔はさるカルトや国会議員の一部だけが赤い国の走狗だったが、今は少なくない都道府県知事がそうなった。
こうした世の中全体が地獄に向かってまっしぐらの様相の中、真面目に冥想修行している人も極くまれにいる。今注目しているのは、あまりの治安悪化と政府の無茶な政策にあきれ果てて、政府の統制の外に出て暮らそうとする人々が出てきているのではないかというポイント。いずれは、そういう人たちが少数ながら注目される時期が来るのだろう。
全面核戦争、天変地異と不安がらせるビッグイベントも多いが、日常生活は生活必需品の驚異の値上がりによって脅かされ始めた。外国人優遇、少数者優遇を差別反対の美名のもとにやってばかりいる時代も長くはあるまい。
熊が飢え、猪が飢えた後は、人が飢える。国民がゴルフ場に芋を植えて飢えをしのぐ時代も遠くはないのだろう(ダンテス・ダイジ予言)。
このように、それほどに陰謀論は恐ろしいもので影響も大きい。第二次世界大戦が、実は陰謀論勢力と仏教勢力の間で戦われたという説もあるが、そんな時期すら牧歌的に思えるほどの厳しい時節とは相成った。