アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

少年宗峰妙超、ペットの子犬を難詰する

2024-06-24 04:50:37 | 丹田禅(冥想法8)neo

◎播磨の悪童

(2017-11-11)

 

今の日本の禅は、曹洞宗と臨済宗に分かれ、臨済の方は大燈国師宗峰妙超の系流だけが残っている。

宗峰妙超は、大徳寺の開山だけあって、日本人の精神性に相当に大きな影響を残してきた。

 

少年宗峰妙超は、ある時子犬を綱でつないで引っ張ったが、犬はついてこようとせず、一歩も動かなかった。

彼は怒り、子犬を竹杖でたたいた。あわれ子犬は、悲しそうにキャンキャンと吠える。なおも彼は「畜生のくせに死を恐れるのか」と子犬を叱る。

これを見かねた通りすがりの人が、「お前だって死を恐れるだろう。まして子犬のことだ。」

宗峰妙超は、「生あれば必ず死がある。人が死を恐れるようでは、犬と何ら異なることはないではないか。」と。

通りすがりの人は、この小童の言葉を聞いて舌を巻いて驚いたという。

 

一日、ある人が刀を磨いていた。その人に向かって少年宗峰が、「刀を磨いて、いったいどうするのか」と問うた。その人は「よく切れるようにするためさ」と答えた。

宗峰「切れないところに、却って切れるところがあるのを知っているか」

その人がおやっと思って刀を磨く手を休めたところ、宗峰は呵々大笑した。両親がこれを見てはらはらして「もうやめなさい」というと、宗峰は逆に親のことを棒でたたいた。

 

宗峰妙超は、播磨に育ったが、少年の頃から相当にキテいた人物であって、いわゆる前世で相当に修行の進んだ人物と見える。禅をやりに来たのだ。

いまでもこういう子供は、動物虐待で親にも暴力を振るうとんでもないガキだが、当時はもっと悪評だったのだろう。

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夏至のバランスと歩行改善と転倒防止エクササイズ

2024-06-24 03:43:25 | 天人五衰、ロコモ、フレイル

◎きくち体操復活、身体バランス練習、シニア向け

 

1か月ばかりOlivia Lawsonの室内散歩20分×2を中心のエクササイズにしたら、膝裏が硬くなり、猫背になってきたので、これは、猫背、へっぴり腰、膝を曲げたままの老人の歩行姿勢になりそうなことがわかったので、きくち体操を復活した。

といっても、きくち体操は一貫して継続して朝一番の体操メニューに10ポーズ程度は入っていたが、短時間過ぎて効果がなかったということ。

 1年ほど前にきくち体操を大幅カットした理由は、ふくらはぎなどの筋肉がついてこないことが理由だった。確かにOlivia Lawsonの室内散歩は強度があって、筋肉の張りは出る。だけれど筋肉増強までには至らなかった。

 

最近一日にきくち体操を40分から1時間やってみると、きくち体操は、老化により筋肉がやせたり弱ったりしそうなところを重点的に動かして血行を促進して筋肉復活を図るもの。

要するにきくち体操は老人の筋肉やせ対策に特化した体操であることが改めてわかった。中野ジェームズ修一さんのストレッチでは、筋肉の伸ばしは、15秒以上やれば効果があると説明しているが、きくち体操では、筋肉の伸ばしを平気で2、3分やることが多い。老人は、伸ばしは15秒では足りないのだろう。

きくち体操は、筋肉の伸ばしの時間が長いのでこなせるメニュー数は少ないが、背筋は伸び、膝裏も力がつき、効果はすぐ実感できる。この辺が菊池和子先生数十年のノウハウなのだろう。

きくち体操を実質復活して間もないが、歩行バランスも若干の改善が見られる。

 

また猛暑の季節が始まる。室内ウォーキングと体操のメニュー選択の重要性を再認識させられた。

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