《1.出生と乳児》
乳児は幼き帝王だが、生まれながらにして覚醒しておらず、無意識にいる。
《2.三歳》
人は三歳で、全能感を感じ、初めて神を喪失する。
《3.思春期の水平の道》
神を感じやすい時期で、自分の希望を持ち、生への希望を持って生きる。
《4.思春期の垂直の道》
しみじみとした心で、目覚めた神秘のエネルギーにより究極を目指す。
《5.青春期以降の水平の道》
大悟徹底を目指し、中間段階はなく、身心脱落した後は、日常生活がそのまま真理あるいは仏法として生きる。
《6.青春期以降の垂直の道》
まず見神見仏を目指し、中間の段階をステップアップしつつ、最終的に神人合一する。
《7.天国まで》
人はまず天国的なものを希求するが、肝心の神仏は、天国にはなく、天国の先にあるけれど、天国の側を窮めることだけが神仏への道。
《8.地獄も超えて》
その生は地獄のようであって恐ろしく悲惨だが、真に幸福に生きるための神秘の段階を履む隠された道がある。
《9.コーザル体・完全人・両性具有》
個たる人間の最後の姿は、あらゆる正反対のものを包含して完全人であり、ミクロコスモスのようなものである。
《10.垂直上昇への仕掛け》
どこから歩いても同じ一つの終着点に至るような、人間共通の神に至る道が垂直上昇。
《11.アートマン》
個人間は、すべてのすべてである神であったことに気づく。
《12.ニルヴァーナ》
もはや体験とはいえない体験を経て、なにもかもなし。
《13.冥想自在》
神である自分を生きることと人間である自分を生きること。