アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

ダンテス・ダイジの8チャクラ説-2

2024-12-09 03:22:38 | チャクラと七つの身体neo

◎大涅槃とクンダリニー

(2019-04-11)

 

サハスラーラ・チャクラ(ブラフマランドラ、泥丸)をチャクラに数えるかどうかの議論は、頻出であって珍しいものではない。

だが、チャクラを解説した本を開くと、なにげなく会陰のムラダーラとクンダリニーが接して描かれているものだが、決してそうではないことを、ダンテス・ダイジは、8チャクラで暗示する。

 

ダンテス・ダイジの『戯れに冥想を』から以下引用の続き。

『クリヤ・ヨーガつまり、クンダリニー・ヨーガの場合は、クンダリニーをチャクラの一つに加えるかどうかで、七チャクラズの流派と六チャクラズの流派とに別れる。同様に、サハスラーラ(ブラフマ・ランドラ)を、チャクラの一つに入れるかどうかについても言える。

 

一方、アメンティー・タントリズムにおいては、八つのチャクラが、人間の絶対性の基本的ポイントとされる。

 

アメンティー・タントリズムでは、尾骶骨に位置するクンダリニー又は、サハスラーラをチャクラの一つに数えて七チャクラズとなり、サハスラーラ・チャクラの上にと言うか、七チャクラズを絶対無・絶対精神が包含したチャクラではないチャクラ、あるいは大涅槃そのもの(釈迦が死んでから入った無限絶対自身)のことをしめし、クリヤ・ヨーガの宇宙では一般に、すべてのすべてである究極のニルヴァーナは、死んでからしか自覚できないとされている。』

 

まずクンダリニーを独立したチャクラと見ているのは、ムラダーラとクンダリニーが分離し得ることを示しており、同じ説を寡聞にして知らない。

 

さらに窮極のニルヴァーナ、大涅槃そのものを第八チャクラと見ているのだろう。個ではないものをチャクラとわざわざ置くのだろうか。悟った者限定の世界観を以って定番としている。

 

第八天球を意識しているのはヘルメス文書(七つの遊星天と恒星天(8番目)。だがその外側に神があるので、8チャクラ説ズバリではない)なのだが、アトランティスの残党が大挙して渡ったに相違ないエジプトに8チャクラ説みたいなものが残っているのは偶然ではあるまい。

 

今のエジプトは、観光客がテロの標的になることがあるほどの治安の悪い地域。この地でもこれから一つのスペクタクルがあるのだろう。

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