04:56:20 | 古神道の手振り
◎衝立船戸神
(2010-05-17)
『○三種の神器と十種の神宝
二二岐命(ににぎのみこと)は三種の神器で、饒速日命(にぎはやひのみこと)は十種の神宝である。
古事記の禊祓いの段にある衝立船戸神(つきたてふなどのかみ)は上と下とに衝立って遮る神様で、これを取り払われるのである。
王仁が書いている通りである。これから誠の天照大神が表われるのである。○○○○伊勢や熱田や宮中の三種の神器のあるところ○○○○○○○○○○。
(昭和二十年九月四日)
(参照)
皇居、昭和二十年五月二十五日空襲。二十六日朝、表宮殿、大宮御所炎上。
伊勢神宮外宮神域、昭和二十年四月十四日五カ所六発の爆弾投下。
七月二十八日夜半より翌朝にかけ大空襲を受けた。宮城内に投下された焼夷弾は八百五十発に及んだが、御正殿のみは被害がなかった。
熱田神宮、昭和二十年三月十二日夜、大空襲、無数の焼夷弾が神域に落下、境内諸施設三分の二を一夜にして失う。五月十七日二時より約二時間焼夷弾の攻撃をうけ、御本殿御屋根の一部および附属建物の一部炎上。』
(出口王仁三郎玉言集 新月の光(下)/木庭次守編/八幡書店P299-300から引用)
二二岐命(ににぎのみこと)は、神の側であって「上」、第六身体以上、一方饒速日命(にぎはやひのみこと)の十種の神宝は、10チャクラだから人間の側であって「下」。
上と下にある壁というか深淵みたいなものである衝立船戸神(つきたてふなどのかみ)を取り払って、10チャクラを鍵として神の属性たる三種の神器とともに生きるのが、次のクリスタル・ピープルの時代。
やはりここには深淵がある。三つの珠の下に深淵が書かれてあるのは、カバラの生命の木でも同じ。肝心の部分は宗派を問わず、同じことを強調するもの。
人は、日々の冥想により、衝立船戸神(つきたてふなどのかみ)を取り払うことができるのだろうか。
それにしても二二岐命や、饒速日命や、衝立船戸神をこうした役割であると見切れるのは、本物の神秘家の面目躍如たるものがある。衝立船戸神を取り払った人だけがアセンション。
一厘の仕組とは、このことであって、個人が悟りを開くこと。それに天変地異たる一輪の仕組が同時並行的に起きていくのだろう。
そして天変地異に際し、「冥想訓練という準備ができていない者が、黄金橋を渡るという一厘の仕組を成就させるのは覚束ない」というのは過去ログの冥想の勧めで何度も言っているとおりである。