崔仁師。字は?。
定州安喜人。
武初に制舉に合格し、管州錄事參軍。
五年陳叔達の推薦を受けて右武衛錄事參軍預修梁魏等史。
貞觀初に殿中侍御史。
青州の反乱事件の裁判で名をあげる。
度支郎中となる。
博学強記であった。
十六年給事中に移り刑律を編する。
魏王を太子に推薦し鴻臚少卿に貶せらる。
民部侍郎に移り、高麗遠征時の海運に携わるが不備であり免官。
太宗が帰還し中書舎人,ついで檢校刑部侍郎を兼ねる。
二十二年中書侍郎參知機務として宰相になる。
中書令褚遂良がその失態(上奏人を取り次がず)を
讒言し龔州に流される。
永徽初に赦されて簡州刺史となり、ついで60余才で卒する。
子の挹は國子祭酒となり、仁師に同州刺史を贈られる。
孫のは宰相となった。
[宰相履歴]
貞観22年正月中書侍郎参知機務~2月除名配流