唐史話三眛

唐初功臣傳を掲載中、約80人の予定。全掲載後PDFで一覧を作る。
その後隋末・唐初群雄傳に移行するつもりです。

唐宰相一覧[除皇族]32.于志寧

2015-01-13 10:07:32 | Weblog

于志寧。字は仲謐。
雍州高陵人
周太師燕文公謹之曾孫也。
父宣道,隋內史舎人。
大業末に冠氏縣長になるが、群盜が蜂起して統治できず
棄官して帰郷。
その後唐に歸附する。
名族であるので厚遇され銀青光祿大夫。
秦王に常に従い渭北道行軍元帥記室、文學館學士。
貞觀三年中書侍郎となる。
授散騎常侍行太子左庶子・黎陽縣公。
礼式に詳しく「諫苑」を撰する。
十四年兼太子事となり、太子承乾に諫言するが嫌われる。
晉王が皇太子となり復太子左庶子
二十三年侍中として宰相となる。
永徽元年加光祿大夫・進封燕國公。
二年監修國史を加。
法令・礼典の編纂に功績があった。
長孫無忌派として活動する。
尚書左僕射同中書門下三品に移る。
三年兼太子少師となる。
顯慶元年太子太傅になる。
四年致仕を請い、尚書左僕射を解き太子太師同中書門下三品。
廢王皇后の件では、長孫無忌に同ぜず中立両端を持す。
しかし武后派はこれを弾劾して免職させ、榮州刺史へ。
麟元年華州刺史となり致仕。
中立であったので有罪とまではされなかった。
二年78才で卒する。贈幽州都督,謚曰定。
上元三年,復其左光祿大夫、太子太師。
子の立政は太僕少卿に至る。
[宰相履歴]
貞觀23年5月侍中~永徽2年8月尚書左僕射同中書門下三品
~3年7月兼太子少師~顯慶元年正月兼太子太傅
~4年4月太子大師同中書門下三品~免
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