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邊令誠(へん れいせい)
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前歴は不明。
天寶六年
安西高仙芝の監軍として吐蕃に附いた小勃律王[カシミール北部]を捕えます。この時は仙芝を庇い仲は良好でした。
天寶十四年十二月
安禄山の乱、副元帥高仙芝は雑軍を率いて陝州[河南省三門峡市/山西省運城市]に進み、監門將軍令誠は監軍となりました。
この当時仙芝とは合わず、無能な玄宗に事ごとに讒言し、まず封常清を殺し、ついで仙芝も殺しました。そのため軍は混乱し敗因を作ったと言えます。宦官の弊害といえます。軍は病身の哥舒翰が嗣ぎます。その後潼関を守り、敗戦と共に京師へ逃亡します。
天寶十五年六月
玄宗が京師から逃亡する時、宮廷の管鑰[かんやく-鍵]を託されますが、安禄山に献じます。
至德元年九月
安禄山の元から逃亡し、肅宗に帰しますが誅殺されました。
[次回は 高力士 です]
邊令誠(へん れいせい)
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前歴は不明。
天寶六年
安西高仙芝の監軍として吐蕃に附いた小勃律王[カシミール北部]を捕えます。この時は仙芝を庇い仲は良好でした。
天寶十四年十二月
安禄山の乱、副元帥高仙芝は雑軍を率いて陝州[河南省三門峡市/山西省運城市]に進み、監門將軍令誠は監軍となりました。
この当時仙芝とは合わず、無能な玄宗に事ごとに讒言し、まず封常清を殺し、ついで仙芝も殺しました。そのため軍は混乱し敗因を作ったと言えます。宦官の弊害といえます。軍は病身の哥舒翰が嗣ぎます。その後潼関を守り、敗戦と共に京師へ逃亡します。
天寶十五年六月
玄宗が京師から逃亡する時、宮廷の管鑰[かんやく-鍵]を託されますが、安禄山に献じます。
至德元年九月
安禄山の元から逃亡し、肅宗に帰しますが誅殺されました。
[次回は 高力士 です]