唐宰相一覧［除皇族］26.張亮

張亮。字は？。鄭州滎陽人。
農業を営んでいた。
大業末に李密に従い、麾下の徐勣に配属。
勣の唐歸國に従い、鄭州刺史に任ぜられたが王世充に敗北して
入れず、秦王麾下となり秦府車騎將軍
秦王の東都利益代表として関東豪族の抑えとなる。
建成死後懷州總管・長平郡公。
貞觀五年御史大夫から光祿卿・鄅國公賜實封五百戶に進む。
豳、夏、鄜三州都督を歴任。
七年魏王泰の補佐として金紫光祿大夫・行相州大都督長史。
この後魏王泰の配下となる。
十一年改封鄖國公。
亮は地方では監察に優れ、豪族を抑え庶民を保護した。
私生活は淫蕩な後妻を寵愛し乱れていた。
十四年工部尚書。
明年太子事にうつり洛州都督。
太子廃位後、刑部尚書參預朝政としい宰相に連なる。
太宗の高麗親征に反対し、自らが滄海道行軍大總管として
水軍を率いて功績があった。
この時、敵の奇襲に怯えた亮が硬直していることをみた將士が，
不動の姿勢と勘違いして奮戦し敵襲を破ったという話しがある。
二十年怨みを持つ者が、亮が王者になるという占いを喜んでい
ることと義兒五百人を兵力として抱えていると告発した。
太宗は激怒して、ろくに調べもせずに謀叛であるとして李道裕
の反対を押し切り誅殺した。
［宰相履歴］
貞觀17年8月刑部尚書参豫朝政～20年3月誅殺。