「上野の音楽会の後、學士会館に泊りましたのホゝゝ」
の、學士会館宿泊についてご報告です。
先日精養軒の夕食の後、上野の音楽会を聴きに行き、その晩は學士会館に泊りました。
學士とは何ぞや、という説明から参りますと、旧帝大、つまり
北海道大、東北大、東京大、名古屋大、京都大、大阪大、九州大の卒業生です。
厳密に言うと、ソウルの京城大、台北の台北大も含むのですが、ここの卒業生をどう遇しているのかまで
エリス中尉今回調べることはできませんでした。
この學士会館は明治10年東京大学の創立から明治19年に帝国大学が設立されるまでの間、
当時の東京大学綜理であった加藤弘之の謝恩会を機に創立された学士会に端を発します。
旧帝国大学(現在は国立7大学)の同窓会組織に発展した学士会会員の交流の場として建設された会館が、
大正2年の大火で焼失し、さらには大正12年関東大震災によって仮会館も焼失したため、
昭和3年、東京大学発祥の地に再建されたのが現在の学士会館です。
(學士会館ホームページより、學士会館の歴史)
入り口に鎮座ましますいかにも偉そうな胸像。
これがその加藤先生だと思うんですが、なんか名前が違った気がするんだよなー。
大変失礼なので限定しませんが、東京大学の誰かであることは間違いないかと。
コトが海軍関係でないと、いきなり平気でいい加減なことを書くエリス中尉。
因みにここは「東京大学発祥の地」でもあります。
もう80年経っているのですが、その歴史の重みと、日本の頭脳を輩出してきたという伝統と誇りを
なんだか「へへー」とつい土下座とともに感じてしまう重厚な空気が満ち満ちています。
因みに、ここは學士でなくてもどなたでも泊れて一泊9200円、豪華な朝食付きですから、お薦めです。
「學士」つまり上記の7大学卒業生在学生は8600円で泊れます。
「卒業生でーす」
といって安く泊ろうとしても、今はデータベースでばっちり何年卒の誰、と名前が調べられるので嘘はつけません。
まあ、800円のために嘘までつく人もいないと思いますが。
因みに中退しちゃった人もデータベースに名前が無いのでダメだそうです。
ちなみに學士様であるところのTОですが、ここの終身会員になっており、宿泊費飲食費10パーセント引き。
シングル一泊7800円は安いですよね。
TОは仕事で遅くなるとここに泊っています。
夜中廊下の隅に朴歯の下駄に腰に手ぬぐい手には哲学書を持った帝大生の幽霊が立って
デカンショ節を口ずさんでいても何の違和感もないこのレトロ感。
ところが一歩部屋に入るとそこはこんな世界。
このホテルは神保町にあり、道向かいに小学館と集英社のビルがどーんと立っています。
小さいとき読んでいた「小学○年生」はここで作られていたのか・・・・・感無量。
改装済みのここで一番高いスイートルームなのですが、なんとお値段は3万くらいなんですよ。(会員価格)
一室しかありません。丸の内ホテルの普通の部屋より安いんですが、なんだか「地味にゴーヂャス」
牛尾になるより鶏頭になりたい方には?お薦めの選択と言えましょう。
そして、エリス中尉が學士にも學士以外にもここをお薦めしたい理由が、ここの朝食。
いやこれ、パークハイアットやなんかよりリーズナブルで美味しいですよ本当に。
まず朝食会場のレストランの素晴らしさを見るがよい。
ここが、終日禁煙を貫いているため、こういうところにありがちな煙の染みついたこもった匂いが無いのです。
そして、コーヒー紅茶ジュースにミルク、何でもお代わり自由、前日に和食洋食を選べる朝ごはん。
なんと、ご飯は白米ではなく五穀ご飯なんですよ。
卵料理も注文して好きなスタイルでその場で作ってくれます。
和食はお魚とお浸し、茶碗蒸し、納豆海苔、みそ汁というラインナップ。
偶然ですが、ここのレストランも精養軒が関係あるらしいです。
ここは、結婚式もやっていて、こういうレトロでアカデミックかつ質素だが落ち着いた式を挙げたい、という
旧帝大卒のカップルに人気なんだそうです。
本当のお金持ちや良家の子女はこういうところで披露宴をするのかもしれないなあ。
もしここを知っていたら○ェスティンなんてちゃらちゃらしたところじゃなくてここで披露宴したかった、
もしもう一回があれば次はここにしようと心に誓った(誓うな)エリス中尉でした。
の、學士会館宿泊についてご報告です。
先日精養軒の夕食の後、上野の音楽会を聴きに行き、その晩は學士会館に泊りました。
學士とは何ぞや、という説明から参りますと、旧帝大、つまり
北海道大、東北大、東京大、名古屋大、京都大、大阪大、九州大の卒業生です。
厳密に言うと、ソウルの京城大、台北の台北大も含むのですが、ここの卒業生をどう遇しているのかまで
エリス中尉今回調べることはできませんでした。
この學士会館は明治10年東京大学の創立から明治19年に帝国大学が設立されるまでの間、
当時の東京大学綜理であった加藤弘之の謝恩会を機に創立された学士会に端を発します。
旧帝国大学(現在は国立7大学)の同窓会組織に発展した学士会会員の交流の場として建設された会館が、
大正2年の大火で焼失し、さらには大正12年関東大震災によって仮会館も焼失したため、
昭和3年、東京大学発祥の地に再建されたのが現在の学士会館です。
(學士会館ホームページより、學士会館の歴史)
入り口に鎮座ましますいかにも偉そうな胸像。
これがその加藤先生だと思うんですが、なんか名前が違った気がするんだよなー。
大変失礼なので限定しませんが、東京大学の誰かであることは間違いないかと。
コトが海軍関係でないと、いきなり平気でいい加減なことを書くエリス中尉。
因みにここは「東京大学発祥の地」でもあります。
もう80年経っているのですが、その歴史の重みと、日本の頭脳を輩出してきたという伝統と誇りを
なんだか「へへー」とつい土下座とともに感じてしまう重厚な空気が満ち満ちています。
因みに、ここは學士でなくてもどなたでも泊れて一泊9200円、豪華な朝食付きですから、お薦めです。
「學士」つまり上記の7大学卒業生在学生は8600円で泊れます。
「卒業生でーす」
といって安く泊ろうとしても、今はデータベースでばっちり何年卒の誰、と名前が調べられるので嘘はつけません。
まあ、800円のために嘘までつく人もいないと思いますが。
因みに中退しちゃった人もデータベースに名前が無いのでダメだそうです。
ちなみに學士様であるところのTОですが、ここの終身会員になっており、宿泊費飲食費10パーセント引き。
シングル一泊7800円は安いですよね。
TОは仕事で遅くなるとここに泊っています。
夜中廊下の隅に朴歯の下駄に腰に手ぬぐい手には哲学書を持った帝大生の幽霊が立って
デカンショ節を口ずさんでいても何の違和感もないこのレトロ感。
ところが一歩部屋に入るとそこはこんな世界。
このホテルは神保町にあり、道向かいに小学館と集英社のビルがどーんと立っています。
小さいとき読んでいた「小学○年生」はここで作られていたのか・・・・・感無量。
改装済みのここで一番高いスイートルームなのですが、なんとお値段は3万くらいなんですよ。(会員価格)
一室しかありません。丸の内ホテルの普通の部屋より安いんですが、なんだか「地味にゴーヂャス」
牛尾になるより鶏頭になりたい方には?お薦めの選択と言えましょう。
そして、エリス中尉が學士にも學士以外にもここをお薦めしたい理由が、ここの朝食。
いやこれ、パークハイアットやなんかよりリーズナブルで美味しいですよ本当に。
まず朝食会場のレストランの素晴らしさを見るがよい。
ここが、終日禁煙を貫いているため、こういうところにありがちな煙の染みついたこもった匂いが無いのです。
そして、コーヒー紅茶ジュースにミルク、何でもお代わり自由、前日に和食洋食を選べる朝ごはん。
なんと、ご飯は白米ではなく五穀ご飯なんですよ。
卵料理も注文して好きなスタイルでその場で作ってくれます。
和食はお魚とお浸し、茶碗蒸し、納豆海苔、みそ汁というラインナップ。
偶然ですが、ここのレストランも精養軒が関係あるらしいです。
ここは、結婚式もやっていて、こういうレトロでアカデミックかつ質素だが落ち着いた式を挙げたい、という
旧帝大卒のカップルに人気なんだそうです。
本当のお金持ちや良家の子女はこういうところで披露宴をするのかもしれないなあ。
もしここを知っていたら○ェスティンなんてちゃらちゃらしたところじゃなくてここで披露宴したかった、
もしもう一回があれば次はここにしようと心に誓った(誓うな)エリス中尉でした。