昨年から実をつけ始めたブドウ(巨峰)ですが、昨年は自然に任せていたため、売られているような粒の揃った、見栄えのいい房の収穫が得られませんでした。
今年は栽培方法を調べて、その通り実践している積りですが、教科書通りに進んでいないような感じです。
果実の栽培は難しいですね。
悪戦苦闘ぶりを「栽培記録」として書いていきます。
5月23日にぶどうの花をご紹介した時の画像です。
この時点で摘房・摘粒し、全体の房数と1房当たりの粒数を制限する必要がありました。
開花のときに1回目のジベレリン処理を行い、その12日後に2回目のジベレリン処理をしたところ、このように大きくなってきました。(下の画像)
この後、成長の遅れた小さな粒を摘粒し、更に成長の悪い房を摘房して袋掛けをします。
巨峰の場合で1房の粒数は30個前後に摘粒するようです。
家庭果樹では沢山収穫できればそれで満足と考えていましたが、栽培する限りは大きな粒で色艶の良い、そして見栄えのする立派な房を作って見たくなりました。
調べた栽培方法に沿って実践していきます。
「栽培方法」(巨峰の場合)
・剪定 前年に伸びた枝に今年結実しますので、冬の剪定では7~8芽を残して
切り詰めます。
・肥料 12月~1月に市販の寒肥を施します。
・摘蕾 5月の開花前に行います
目安は、50cm位の新梢には3本に1房、
1mほどの新梢には2本に1房、
2m以上の強い新梢は1本に1房になるように摘房します。
・摘粒 小さな粒は取り除き、1房に30個前後の粒を残すように摘粒します。
・摘果 房の枝近くの穂(粒)を取り除き、先端も1cmほど切り取ります。
穂の長さは5~6cm位にします
・種無し処理 開花時に1回目のジベレリン処理を行い、その10日~14日後に
2回目のジベレリン処理を行います。
・袋掛け 2回目のジベレリン処理後、袋掛けを行います。
・害虫予防 5月下旬と6月上旬にスミチオンとダコニールの混合液を散布します
8月~9月にもスミチオンを散布します