一昔前までは「マクワウリ」(大阪南部泉州地方では「金マッカ」といっています)はスイカと並んで夏の果物の代表でした。
最近ではメロンに取って代わられていますが、黄色によく熟れたマクワウリは決してメロンに引けをとらないと思っています。
そのため、美味しくて昔懐かしいこの味が忘れられずに、毎年植えている次第です。
今年も7本の苗を植えました。
そのうちの2本がこのように蔓を伸ばし、花をつけてきましたのでご紹介します。
マクワウリの畝です。
これは雄花です。
黄色い花弁をいっぱいに開いています。
下の画像は雌花です。
雄花と較べて花弁が大きく、花の下に幼果をつけています。
雄花の花粉を雌花に人工授粉すると、花の下にある幼果が大きくなってマクワウリへと生長していきます。
画像の右上方に受粉が完了した幼果が1個写っています。
「栽培方法」
・幅3mの畝を作り、1m間隔で苗を定植します。
・苗にキャップをかぶせ、ある程度まで苗を大きくします。
・その後キャップを取り除き、マルチの上に藁を敷き蔓を伸ばします。
・主枝の葉が10枚くらいで摘心し、脇芽を伸ばします。この脇芽に花が咲きます。
・幼果が大きくなって黄色に熟し、独特の芳香が出てくると収穫時期です。
最初は収穫時期が分かりにくいので、頭部に円形のひび割れができるのを待って
収穫しています。