今日は「カボチャの花」をご紹介します。
スイカ、メロン、キュウリ、ズッキーニなど実をつける野菜は蕾のときから雌花と共に幼果をつけています。
カボチャも同様に幼果をつけた雌花が咲きます。
この花に雄花の花粉を受粉すれば幼果が大きくなり、30日前後で収穫できるまでに生長します。
これが幼果をつけた雌花です。(花の下の丸いものが幼果です)
雌花と雄花の区別は幼果の有無で分かります。
また上の画像では雌しべが写っていませんが、花の中央にある「雌しべ」と「雄しべ」の形でも判別できます。
これは雄花です。(雄花は花は同じように見えても花の下に幼果がありません)
受粉が成功すると着果し、2~3日でこのくらいの大きさになります。
更に数日でこのように大きくなり、その後は毎日目に見えて大きな玉に生長していきます。
「私のカボチャ栽培方法」
・前年に採取した種で育苗します。
・畝には元肥として鶏糞、化成肥料、石灰をまぜて耕しておきます。
・苗の本葉が3~4枚になった頃に定植します。
・カボチャは蔓がよく伸びて場所をとるので、できるだけ畦の近辺や果樹の周りなど
邪魔にならない場所を利用して植えています。
・摘心や整枝等はせず自然に任せています。それでも沢山収穫できます。
・収穫の10日~2週間前に全面が着色するよう玉直しをします。
・収穫は果梗の若毛がとれ、果面の色艶が消えて完熟した頃です。
開花から30日前後が収穫の目安です。
・うどん粉病の防除のため、密植を避け、老葉を除去して風通しをよくします。