らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

和歌山毒カレー事件から15年

2013-07-25 | 時事

和歌山毒カレー事件を覚えておられますか?
夏祭りに提供されたカレーに亜ヒ酸が混入されて、食べた4人が死亡すると言う痛ましい事件です。
今日7月25日はその事件から15年目なります。

和歌山毒カレー事件は、平成10年(1998年)7月25日夕方、和歌山市の園部地区で行われた夏祭りにおいて提供されたカレーに毒物が混入された事件で、カレーを食べた67人が腹痛や吐き気などを訴えて病院に搬送され、4人(64歳男性、54歳男性、16歳女性、10歳男児)が死亡しました。

同年10月4日、知人男性に対する殺人未遂と保険金詐欺の容疑で主婦の林眞須美(はやし ますみ )が逮捕され、更に12月9日には、カレーへの亜ヒ酸の混入による殺人と殺人未遂の容疑で再逮捕されました。
一審の和歌山地裁と二審の大阪高裁では死刑判決が言い渡され、上告したものの平成21年(2009年)4月21日に最高裁判所が上告を棄却して死刑が確定しました。

この林眞須美死刑囚はあろうことか、昨年ごろから、裁判で証言した地元住民らを相手取り、損害賠償を求めて相次いで提訴したそうです。
しかし、いずれも棄却されていますが、住民からは「終わらない事件」に不安の声も上がっており、地元の小学校では今も給食にはカレーを出していないと言われています。

当時、林眞須美死刑囚は地域住民とのトラブルが絶えず、地域の中に溶け込めなかったとも言われていました。
そう言えば、先日、山口県周南市で発生した5人連続放火殺人事件の容疑者と思われる63歳の男性も地域住民とのトラブルが続いていたとのことであり、地域の中で孤立していたと報じられています。

地域社会に暮らす以上は自己の主張も抑えるところは抑え、地域コミュニティの一員としてお互いに協力し合って暮らしたいですね。