6月12日に定植したゴマが順調に生長しています。
胡麻は、俗に「日照りゴマに不作なし」と言われるように乾燥に強い作物ですが、根がしっかりと付くまでは水やりが欠かせません。
このため、寒冷紗で直射日光を遮り、水遣りを励行して根付きを促がしたところ、強風にも倒れることなく順調に生長し、定植から約1カ月半でこのようにたくさんの莢をつけてくれました。
・猛暑が続いていた6月12日に定植したゴマです。
この頃は梅雨の中休みで雨が降らず、日射も強かったことから、根付くまで水遣りと寒冷紗で苗を保護していました。
胡麻は湿地や極端な酸性土壌を除けばどのような土壌にも適応することから、根づいてしまえば、その後は順調に生長する作物です。
これが胡麻の花です。
花の大きさは小指の先っぽ程の大きさで、淡いピンク色をしています。
花は下から順次咲き、花後には莢ができます。
上部の花にはたくさんの蜜蜂が飛んできて、蜜を啄んでいました。
茎は成長すると人の背丈程になりますが、現時点での我が家のゴマは120㎝ほどです。
・花後にできた胡麻の莢です。 この一つの房の中には80粒程の胡麻が入っています。
9月初旬に莢が枯れてくると収穫となりますが、現在はまだ次々と花が咲いている状態です。
(参考)
ゴマに纏わる言葉に「護摩の灰」があります。
意味は、旅人らしく装って旅人を騙し、財物をかすめ取る盗人のことですが、その謂れは、高野聖(こうやひじり)のいでたちで、弘法大師の護摩の灰と偽り、押し売りをして歩いた者がいたことから、騙して売る者や押し売りをする者を言うようになったそうです。