らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

京都・東山を歩く(6)野村美術館

2017-02-05 | 趣味

歴史探訪同好会の「京都・東山を歩く」シリーズは今日が最終回となります。
私たちは南禅寺から野村美術館を目指しました。
と言っても、見学するのではなく、外観を眺めるだけです。

「野村美術館」
野村美術館は、野村証券、旧大和銀行等の創業者、野村徳七(1878年-1945年)のコレクションをもとに、昭和59年(1984年)に開館しました。
野村徳七は、明治11年に大阪に生まれました。27歳で家業の両替商を継ぎ、有価証券売買の将来性に着目し、証券業を始め金融、海外事業など多数の企業を興し、野村財閥を築き、戦前は貴族院議員としても活躍しました。
一方で得庵と号して茶の湯や能楽などに親しみ、南禅寺畔に別邸・碧雲荘(へきうんそう)を構え、趣味活動を展開させました。



「野村別邸・碧雲荘」
野村美術館の北隣にある野村別邸・碧雲荘です。
昭和3年 南禅寺境内の1万7300平方メートルの敷地に、野村徳七翁によって建てられた別邸で、当時、山県有朋の別荘無隣庵をはじめ、廃寺となった南禅寺の塔頭子院の跡地に数々の別荘群が作られたそうです。
碧雲荘もそのひとつで、風光明媚な東山を借景に雄大な園池を築きました。
そして琵琶湖疏水の水を引き込んで池を造り、その周囲を木造平屋建や桟瓦葺を基本に良材を用いた大玄関、能舞台、書院、洋室、書斎、茶室などが囲んであり、国の重要文化財に指定されています。



野村別邸『碧雲荘』は、以前、NHKテレビで「極上の京都―大富豪の別荘群」の中で、何度も紹介されていたそうです。

・野村別邸です(ネットより)


「哲学の道」
京都市東部、琵琶湖疏水に沿う小道で、北の銀閣寺橋から南の若王子 (にゃくおうじ) 橋に至る全長約1.5キロの道です。
大正時代、西田幾多郎・河上肇・田辺元ら哲学者が散策したことからこのように呼ばれています。



「後二条天皇北白河陵」
京都市左京区北白川追分町、京都大学北部キャンパス内にある後二条天皇北白河陵(きたしらかわのみささぎ)は、鎌倉時代の第94代・後二条天皇の陵墓です。
後二条天皇は在位七年、僅か二十四歳で崩御したために、歴史的に重要な功績はありませんが、三歳下の異母弟には有名な後醍醐天皇がいます。
北白河陵は、京都大学に囲まれた街中の陵墓なので敷地面積は実際より狭く感じられますが、北白川にある数少ない史跡の一つです。