先日、泉佐野市の生涯学習センターで行われたNHK公開講演会「古代ギリシャ展」に行ってきました。
この講演会は、平成28年12月23日(金・祝)~平成29年4月2日(日)まで、NHK大阪放送局が神戸市立博物館で開催している特別展「古代ギリシャ-時空を超えた旅-」の関連イベントとして実施されたものです。
講演会では、講師として神戸市立博物館から学芸員の川野憲一さんが来られ、現在、神戸市立博物館で開催されている特別展「古代ギリシャ-時空を超えた旅-」の魅力を展覧会の出展作品を通じて解説されました。
古代ギリシャには、時代や地域によりさまざまな文明が花開きましたが、その中心は一貫して神々と人間の姿と物語でした。
展覧会ではギリシャ国内40ヶ所以上の国立博物館群から厳選された、300件を超える古代ギリシャの貴重な作品が展示されており、そのうち9割以上の作品は日本初公開と言うことです。
・左は、スペドス型女性像(前2800~2300年)、中央は漁夫のフレスコ画(前17世紀)です。パンフレットより
展示品には、大理石を削って作った小さなキュクラデス偶像や幾何学様式の壺絵からマケドニアの美しい金製品、等身大のヘレニズムの神像などがあり、歴史の変遷とともに、7000年にもわたる「時空を超えた旅」を通じて、美と智にあふれる古代ギリシャ文明を体験することができるそうです。
この古代ギリシャ展は国内史上最大級で、恐らく将来このような大規模な展示会はないだろ言われている特別展です。
古代ギリシャに関心のある方は神戸市立博物館へ見学に行かれては如何でしょうか?
・アルカイック(古風、古代の)スマイルのクーロス像(前520年頃)です。(パンフレットより)