らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

大丈夫か平昌五輪

2017-02-12 | 時事

韓国の平昌で開催される2018年冬季五輪の開幕まであと1年となる9日にカウントダウンボードが設置されたと、先日報じられていました。
報道によると、主要競技施設は80%程度完成しているとのことですが、国民の関心は十分に高まっていないそうです。
その背景として朴槿恵(パク・クネ)大統領のスキャンダルによる政治的混乱の影響が指摘されています。



民間の調査会社「韓国ギャラップ」が7日に発表した世論調査によると、韓国内で平昌五輪に「関心がある」と答えたのは48%で「関心がない」の49%とほぼ同数だったそうです。
また、49%が「五輪は成功するだろう」と回答した一方で、「成功しないだろう」との悲観論も38%に上ったと言うことです。

平昌冬季五輪は、韓国で初めて開かれる冬のオリンピックで、来年2月9日から25日まで17日間にわたって7つの競技、史上最多の102種目が行われます。
大会の組織委員会によると、現時点で12の競技会場のうち、工事が終わったのは4つの会場で、残り8つの会場の進捗状況は80%程度のようです。

大会の準備を巡っては、朴氏の親友、崔順実(チェ・スンシル)被告が大会利権にも介入していた疑惑が浮上しているほか、先月21日には政権に批判的な芸術家らに圧力を加える「ブラックリスト」の作成を主導したとして、五輪を担当する現職の文化体育観光相が職権乱用などの容疑で逮捕されています。

大会組織委員会の李熙範会長は1月に「五輪が(崔被告の)標的になったことは確かだろう」と述べており、スキャンダルによって韓国内での五輪のイメージが下がったのは間違いないと言っています。
このようなことが影響してか、スポンサー企業による協賛金も目標額9400億ウォン(約940億円)の89.5%しか集まっていないそうです。

開幕まで1年を切った現時点において、大統領は職務停止、五輪担当の現職文化体育観光相は職権乱用などの容疑で逮捕されるなど、政治的混乱の真っ只中にある韓国、加えて、国内も盛り上がりに欠けているこのような状態で、果たして無事に開催できるのでしょうか?
隣の国のこととはいえ、少し気になるところです。