らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

セルフネグレクト

2017-02-21 | 雑学

相変わらずカタカナ語が多いですね。
新聞やTVニュースを見ていると、意味のわからないカタカナ語に出会うことが多々あります。
先日は「セルフネグレクト」と言う聞き慣れない言葉を耳にしました。
皆さんは「セルフネグレクト」の意味をご存知でしょうか?

「self-neglect」の「self」とは「自分の事」「自身」の意味であり、「neglect」とは「無視する」「軽視する」と言う意味です。
そこからセルフネグレクトは「自己放任」と訳されています。

セルフネグレクトは自分の意思で、食事や、衛生管理を行わず、身なりなどにも無頓着になり、他者に対して援助も求めるでもなし、自己の安全や健康が脅かされる状態となることで、とくに高齢者に多くみられるそうです。

セルフネグレクトになると、必要な飲食をしたり、体調を維持するとか身なりを整えたり、自分や周囲を衛生的な状態に保つ、或いは金銭を管理するなどの生活意欲と能力が失われ、時に医療をも拒否するまでになるようです。
また、いわゆる「ごみ屋敷」の中で生活するようになったり、周囲から孤立して孤独死するような事態も招くこともあるようです。

内閣府の調査では、セルフネグレクト状態にある高齢者は全国で1万人前後おり、そのうちのおよそ80%がひとり暮らしだそうです。
また、家族と同居していても、周囲との関係が悪化して孤立化するケースも多くみられるようです。

セルフネグレクトに陥る一般的な原因としては、失望や虚無などで何に対してもやる気が起らなくなることからですが、これは本人の意思でそうする場合のほかに、高齢者が軽度の認知症となって判断能の低下や病気もあるようです。
更に、入院などで地域社会や家族と離別したり、家族関係のトラブルを抱えたり、或いは身内の死に直面したりする場合などがあげられるということです。

予防対策としては、地域社会における民生委員などのほか周囲や身近にいる人による見守り体制や、政府や医療関係者などの協力による法的な整備も含め、孤立に対する支援体制づくりなどが求められるということです。

高齢者の皆さん、規則正しい生活で健康を維持し、積極的に地域社会に溶け込んで、セルフネグレクトに陥らないようにしましょうね。