先日、ビッグなお二人の結婚発表がありました。
衆議院議員の小泉進次郎氏と6年前の東京オリンピック招致の際のプレゼンテーション”お・も・て・な・し”で世界各国のIOC委員を魅了した滝川クリステルさんのお二人です。
お二人は報道各社のインタビューに対し、選挙の時の応援演説のように要領よく、てきぱきと答えていました。
会見の終盤に、記者から「指輪を見せて・・・」と言われた時、小泉進次郎氏が、「まあまあ・・・」と濁していましたが、この時、クリステルさんは指輪をしていなかったようです。
超有名人のお二人なので、もし、指輪をしていれば「どこのブランド品?」とか、「どこで買ったのか?」など、執拗に聞かれることになったであろうことは容易に想像され、していなくて正解だったのかもしれません。
一般の芸能人だったら、この場面では左手薬指にはめている指輪を自慢げに見せるところでしょうが、流石に未来の総理と評されている小泉氏と、その際にはファーストレディになられるであろうお二人なので、その辺りを察して指輪をしてこなかったのか? どうか? は分かりませんが、微笑ましい素敵な結婚発表でした。
・結婚指輪です(ネットより)
ところで、婚約指輪も結婚指輪も左手薬指にはめるのですが、何故、左手薬指なのでしょうか?
調べてみると、婚約指輪の歴史は古く、古代ギリシャ時代にまで遡ります。
古代ギリシャでは、左手の薬指の内側には太い血管が通っており、この血管は心臓までまっすぐつながっていると考えられていました。
ハートや愛を意味する心臓に一番近い薬指に指輪をはめることで、お互いの約束や誓いを目に見える形にしたようです。
また、ヨーロッパで婚約指輪や結婚指輪を左手の薬指にするようになったのは1614年のことで、それは、ローマ典礼儀式書により「結婚指輪は今後、左手にはめるべし」と定められ、誠実と貞節の証としてもっとも左手の薬指が相応しいとされたことからのようです。
ヨーロッパの慣習では、指輪を ・人差し指にはめれば「大胆」、
・中指にはめると「分別」、
・薬指なら「愛情」、
・小指にはめると「傲慢」の印といわれているのだそうです。
また、途切れないリング(円)は永遠と輪廻の象徴だそうで、そのため、ふたりの愛が永遠に結びつくために左手の薬指に結婚指輪をはめるようになったとも言われています。