らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

ちんちんかいかい

2019-08-27 | 雑学

昔、ラジオの番組だったでしょうか、冒頭の語りが「言葉の訛(なま)りはお国の手形」で始まる、各地方の方言を取り入れた番組があったような気がします。
現在でも方言を聞くと、その人がどの地方の出身の人か想像がつき、何となく親しみが感じられます。

先日、富山県出身のアメリカプロバスケット協会(NBA)所属の八村選手が、富山の方言で好きな言葉を語った記事が読売新聞に載っていたのでご紹介したいと思います。

それによると、彼が好きな富山県地方の方言は「ちんちんかいかい」という少し恥ずかしさを感じるような言葉でした。




そのまま聞くと、公の場で口にするような言葉ではないと批判もしたくなるような表現ですが、富山県ではこの言葉は「正座する」ことを意味する方言なのだそうで、「ちんちんかく」とも言い、動かないでじっとしている様子も表す言葉だということです。
「ちんちん」は「きちんと」に当たる古語の「ちんと」で、今では関西を中心に方言として残っているようです。

この「ちんちんかく」は子供に向けて使うことが多く、「はいはい(這う)、ぽいぽい(捨てる)」などのように、姿勢を正してじっと座っている状態を言い、「ちんちん」と繰り返すことで「胡坐(あぐら)をかく」に対する言い方として生まれたのだそうです。

しかし、いくら方言とはいえ、転校生やサラリーマンが富山県に転勤した時に先生や地元の人から「ちんちんかいかい(正座しなさい)」と言われたら固まってしまうかもしれませんね。

かく言う小生の故郷、岡山県にも怖い方言があります。
それは「はようしねえ」です。
決して「早く死ね」という意味ではありません。
「早くしなさい」という命令形の表現なのです。
この言葉も初めて聞くとびっくりすることでしょうね。