らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

建国記念の日

2020-02-13 | 時事

一昨日の2月11日は「建国記念の日」で国民の祝日でした。
建国記念の日には特別な行事はありません。
なので、一昨日の祝日についても何の記念日か知らない方も多かったのではないでしょうか?

「建国記念の日」
「建国記念の日」とは、「建国をしのび、国を愛する心を養う日」として、1966年(昭和41年)に定められました。
「建国記念の日」は嘗ての「紀元節」で、初代神武天皇が即位した日に由来しています。
神武天皇が即位した日とは、日本書紀によれば、神倭磐余彦命(カムヤマトイワレヒコノミコト)が大和国の橿原の宮で初代神武天皇として即位し、日本国を統一した日で、紀元前660年1月1日とされています。この日は新暦に換算すると2月11日になります。

「制定の背景」
「紀元節」とは、明治政府が定めたもので、明治政府は日本書紀が伝える神武天皇の即位日を日本の紀元の始まりとして明治5年(1872年)11月15日に太政官布告によって制定しました。
しかし、戦後、占領軍は紀元節は日本の憲法の精神にそぐわないとして廃止しましたが、昭和26年頃から「紀元節」復活に向けた動きが見られ、1966年(昭和41年)「建国記念の日」として再制定され、昭和42年2月11日から「建国をしのび、国を愛する心を養う」との趣旨で祝日として復活しました。
「建国記念の日」が「建国記念日」ではないのは、史実に基づく建国の日とは関係なく、建国されたという事実そのものを記念する日だからだと言われています。

「第126代今上天皇」
既述のように建国記念の日」は紀元前660年1月1日に初代神武天皇が即位し、日本国を統一した日が由来となっています。
その神武天皇から昨年5月に即位された今上天皇陛下は第126代になります。
この間、2680年に亘って男系天皇が続いている、いわゆる「万世一系」が保たれているのです。
皇位継承問題で、仮に民間人と結婚された愛子さまが次の天皇に即位され、愛子さまの子供がその次に天皇陛下に即位されると、そこで2680年以上続いた男系の「万世一系」が途切れるのです。
2680年以上続いた皇室の万世一系を途切れさせて良いのか?
それが皇位継承問題の大きな争点となっているのです。

「万世一系(神武天皇からの男系)」
万世一系(ばんせいいっけい)とは、永久に一つの系統が続くことで、多くは皇室・皇統(天皇の血筋)について言われます。
日本では有史以来、男系皇位継承が保持されてきたので、男系で辿ると必ず神武天皇、天照大御神、須佐之男命、月読命、そして前者の三柱の父神である伊邪那岐命に辿り着くとされています。
これに対して女系天皇は架空の概念であるため、女系で先祖を辿っても初代天皇である神武天皇には辿り着かないことから、女系天皇は「神武天皇からの男系」とは異なる系統になるのです。
従って、皇位継承問題では、男系の天皇の即位が求められているのです。

「参考」
男系・・・男子が皇統(男の血筋)
女系・・・母のみが皇統