らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

太陽光発電の買取期間終了

2022-08-06 | 地元紹介

「太陽熱発電の日」
今日は「太陽熱発電の日」だそうです。
太陽熱発電の日とは、1981年のこの日、香川県三豊郡仁尾町(現三豊市)の電源開発・仁尾太陽熱試験発電所で世界初の太陽熱発電が行われたことを記念して制定された記念日です。

太陽発電は、太陽発電に比べて発電効率が高く、コストが抑えられるようですが、日本の気候・地形では発電に向いていないため、国内ではほとんど実用化されていません。
実際、香川県三豊郡仁尾町の太陽熱試験発電所の場所は、日照量が少なく、最大出力が2000kWと、実用になる程度の大規模な発電ができなかったため、この発電所での実験は1985年に中止されました。
それなのに記念日が制定されているのですね。

「日本における太陽光発電」
一方、太陽光発電が日本で初めて注目されたのは、1973年のオイルショックのときです。
しかし、当時はまだ絵に描いた餅の状態でしたが、1990年代になると、商業ベースで導入され始め、2000年以降は技術革新でコストも一気に下がり一般家庭への導入が進みました。



「住宅用太陽光発電」
日本で初めて太陽光発電が住宅に設置されたのは、1993年になってからです。
ただ、コストは4kWでおおよそ1,500万円にもなったことから、一般家庭へは普及しませんでした。

「余剰電力買取制度」
2009年に余剰電力買取制度がスタートしました。
この制度は、家庭などにおける太陽光発電で余った電気を、電力会社が10年間、一定の価格で買い取ることを義務づけた制度です。
当時の売電価格は1kWhあたり48円です。
これは、一定期間売電収入が保証されることで、初期コストを回収してもらおうという狙いからです。
さらに国は、太陽光発電システムを導入する際の補助金制度も設けました。
こうした結果、太陽光発電を導入する家庭が急増し、販売業者も相次いで誕生しました。

「我が家の太陽光発電」
我が家も国と熊取町の補助金を受けて太陽光発電を設置しました。
当時の買取価格は1Kwh当たり42円です。
住宅メーカーの販売担当者からは「10年で初期コストが回収できます」と説明がありました。
その後、1年間の関西電力の買い取り実績をみると、説明通り回収できそうな状況でした。
そして、来月で10年間の買取期間が満了となります。
当初の投資金額の二百数十万円は、国と町の補助金を含めてほぼ回収できる見込みです。
10月からは買取単価が1Kwh当たり8円に下がります。

「結果的には」
太陽光発電の設置について批判的な人もいましたが、我が家では設置して良かったと思っています。
今年は特別な暑さが続いていますが、雨の日を除いて、日中のエアコン代は太陽光発電が賄ってくれており、電気代も節約できています。
その上、余剰発電量を買い取ってもらっているのです。
初期費用額を銀行に預けるより遥かに高い運用益を生んでくれています。
但し、これも来月までですが・・・。