らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

3つ叱って5つ褒める

2022-08-20 | 雑学

先日の夕刊のコラムに次のような記事が載っていました。

「コラム」
学生に甘い先生と辛い先生、どちらが好ましいか?
続いて、湯川秀樹博士の「甘さと辛さ」を比較したエッセーが記されており、それによると、思ったより良い点をつけてくれた先生には学生が好感を持ち、ひいてはよく勉強するようになる場合が多い。よって「点の甘い方が教育的効果は大きそうに私は思える」とありました。

更に続けて、
  「3つ叱って5つ褒め、7つ教えて子は育つ」
という子育ての要諦を溶く諺を紹介していました。
この意味は、「子を育てるには叱るのは少しにして、ほめたり教えたりすることを多くするのがよい」ということです。
昔から「子供は褒めて育てる」と言いますが、正にこの諺を言い伝えているようです。

「二宮尊徳の名言」
褒めて育てる名言は二宮尊徳にもあります。
昔、小学校の校庭には二宮金次郎(尊徳)の像が必ず立っていました。
彼の銅像は背中に薪を背負い、両手で本を開いて勉強している姿でした。

そんな二宮金次郎(尊徳)が残した名言は、
 「可愛くば 五つ教えて 三つほめ 二つ叱って 良き人にせよ」
です。
この意味は、「子どもがかわいいと思ったら、叱るときでも、一呼吸おいて、まず良いところを三つ見つけて、それを褒める。そしてそのあと、二つくらいの割合で、叱れ」という意味です。

褒めるだけでは駄目になるし、叱るだけでも相手が駄目になる。
二宮尊徳は、この配分によって人は良い人材に育つと言っているのです。

・山本五十六の名言です。


「山本五十六の名言」
更に山本五十六も名言を残しています。
山本 五十六といえば、大日本帝国海軍軍人で、太平洋戦争開戦時の際の連合艦隊司令長官を務めた人です。
彼は真珠湾攻撃、ミッドウェー海戦をはじめとした歴史的にも有名な作戦を指示したことでも有名ですが、アメリカと日本の実力差を熟知していたことから、最後まで戦争に反対していたと言われています。

その山本 五十六が生前、口にした数々の名言の中でも、特に有名なのが
やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ
です。

現代風に言えば、
「先ず、自分がやって見せて、しっかり説明をして理解してもらい、その後、実践させてみる。そしてそれを褒めてやらなければ、人を動かす事はできないよ」
というところでしょうか。

山本 五十六は軍人として多くの部下を統率してきた経験から、この名言は「いかにして人を動かすか」の本質を身につけた貴重な言葉であり、多くの経営者や指導者の格言としても知られています。