名古屋するめクラブ

~名古屋発くうみるあそぶ~

神のお告げの種明かし。

2007年07月15日 00時19分19秒 | 読む

浅田次郎著 「蒼穹の昴(そうきゅうのすばる)」。

極貧の少年、春児(チュンル)は、村の占い師『白太太』から、
「汝は必ずや、あまねく天下の財宝を手中に収むるであろう
おまえには天下の富が集まる昴の星が見える」と予言される。

そんなこと言われたら、誰でもその気になっちゃうよね?


同じく、「おまえは皇帝を助ける存在となる!」と予言された
豪族の次男坊梁文秀は春児の兄の幼なじみで、過酷な
試験の最中に幻を見ながらも科挙の試験に合格する。


それぞれの志を胸に、それぞれの道を歩み始めた
2人を待ち受ける試練はいかに。。。


この主人公の2人に決定的な啓示を告げた「白太太」という占い師、

小説の中で、絶対的存在感を持って登場するんですが、

著者が言わんとするのは、決して

「人の運命は生まれる前に定められている」

ってことではなくて、

「人に天命だの宿命だのなんてものはなく、

自分の人生は自分で切り開くものなんだよ」


ってことなんですよね。

 

蒼穹の昴〈上〉
講談社
このアイテムの詳細を見る
蒼穹の昴〈下〉
講談社
このアイテムの詳細を見る


あの日聞こえた啓示的メッセージ

ちょうどその朝、「白太太」のエピソードを読んでたところでして。。。

つまり、あの天の声は、この小説の影響だったってこと。

トホホ。

影響受けやすいな、まったく。



「なんちゃって天の声」。


お騒がせしました。

今日の1曲: When will I see you again? BY The Three Degrees

The Best of the Three Degrees
The Three Degrees
Sony
このアイテムの詳細を見る