浅田次郎著 「蒼穹の昴(そうきゅうのすばる)」。
極貧の少年、春児(チュンル)は、村の占い師『白太太』から、
「汝は必ずや、あまねく天下の財宝を手中に収むるであろう
おまえには天下の富が集まる昴の星が見える」と予言される。
そんなこと言われたら、誰でもその気になっちゃうよね?
同じく、「おまえは皇帝を助ける存在となる!」と予言された
豪族の次男坊梁文秀は春児の兄の幼なじみで、過酷な
試験の最中に幻を見ながらも科挙の試験に合格する。
それぞれの志を胸に、それぞれの道を歩み始めた
2人を待ち受ける試練はいかに。。。
この主人公の2人に決定的な啓示を告げた「白太太」という占い師、
小説の中で、絶対的存在感を持って登場するんですが、
著者が言わんとするのは、決して
「人の運命は生まれる前に定められている」
ってことではなくて、
「人に天命だの宿命だのなんてものはなく、
自分の人生は自分で切り開くものなんだよ」
ってことなんですよね。
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あの日聞こえた啓示的メッセージ。
ちょうどその朝、「白太太」のエピソードを読んでたところでして。。。
つまり、あの天の声は、この小説の影響だったってこと。
トホホ。
影響受けやすいな、まったく。
「なんちゃって天の声」。
お騒がせしました。
今日の1曲: When will I see you again? BY The Three Degrees
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