見ましたよ~
『キサラギ』。
おもしろい!
素直に、笑い、泣きました。
舞台はビルの屋上にある部屋。
登場人物は5人の男。
衣装は全員喪服。
『12 Angry Men(12人の怒れる男)』の如く、
登場人物は部屋の外へ出ることもなく(出てもカメラは追わない)、
物語は古びた屋上の作業部屋の中だけで展開され、
午後数時間の5人の登場人物の会話だけで
これでもかと次々劇的にストーリーが進行されていく。
音楽も、
ドラマチックなストリングス的効果音は一切なく、
ただシンプルなパーカッションだけが緊張感を演出する。
伏見ミリオン座、前から2列目で見る心地悪さすら
全く意識させる余裕を与えない程の目まぐるしい
ドキドキ展開の中、約2時間があっという間に過ぎました。
今をときめく旬の俳優、小栗旬君も出てましたね。
彼の演技を見たのは初めてだったけど、劇場っぽく演じられる役者なんですね。
彼のクライマックスの台詞。
「僕なんか、虫けらだ!」
虫けらなんかじゃあないよ、この世に生まれた以上、誰だってさ。
素直に笑い、泣きました。
ほんと、おもしろかったです。
劇場にiPod置き忘れてしまうほど。
キサラギ スタンダード・エディション |
キサラギ(2007)
監督:佐藤祐市
原作・脚本:古沢良太
出演 :小栗旬、ユースケ・サンタマリア、小出恵介、塚地武雅、香川照之
PS.Kuni-san、ご推薦ほんとにありがと!ほんとに面白かった!今年の#1どころか、ここ数年の#1かも!