HDに偶然消さずに残っていた、2年前、2006年放送のトップランナーを見返した。
MCはまだ本庄まなみさんと山本太郎さん。ゲストは北島康介君。
<一般視聴者の質問に答えるコーナーでのQ&A>
一般:自分ができると思い続けるために普段から心がけていることは?
北島:まずは水泳を嫌いにならないこと。目標を持つことも大切です。
一般:緊張したときはどうしますか?
北島:僕でもものすごく緊張します。でも逆に緊張しないと、120%のレースができないんですよね。緊張のし過ぎで何もできなくなってしまうのは、準備不足が原因と思うので、普段から妥協を許さず不安を残さないようにしています。練習できつい思いをした分、試合で楽しめると思います。
<MCとのやりとりで>
MC:練習嫌いだそうですが、子供たちにはなんと言って指導するんですか?
北島:練習しないと早くならない!と言います(笑)。俺は嫌いだけどやってきた!と。
MC:アテネで金メダルとってどう思いましたか?
北島:正直、もう勝たなくていいんだと思いました。もし負けてたら、いつも勝たなければならないと思い続けなきゃいけなかったと思うんですけど、今は自然にトレーニングもできているし、純粋に記録を狙えています。
MC:北島さんは以前から泳ぎの集大成は北京で、とおっしゃっておられましたが、その通過点のアテネで金メダルを2つ取ってしまって、集大成の北京ではどうなるんでしょうか?金メダルと世界新ってことになるんでしょうか?
北島: すごいこと今おっしゃいましたね。。。もちろんそうなればいいですけども、ま、そういうことを望みつつ、一日一日大切にトレーニングしてるんで。やっぱりオリンピックの舞台は、オリンピックでしか味わえないこともあるので、やはり4年に1回ということもありますし、一番高いところに登って日の丸揚げたいなっていう気持ちは常に心のどこかに持ってるんで。ま、北京まであと2年あるんで、もうちょっとじっくり待っててもらいたいなっっていう気持ちです、僕は、はい。
MC:じっくりお待ちしております。
2008年、北京オリンピック。100メートル平泳ぎ。
彼は、想像をはるかに越えるプレッシャーを見事にはねのけ、むしろそのプレッシャーを踏み台にする勢いで、冷静に自分のストロークを管理しつつ完璧なまでに泳ぎに集中してくれました。
この4年間、故障した時期もあったり、記録が全く伸びない時期もあったりして、おそらく引退を意識した瞬間もあったに違いありません。
光の見えないトンネルの中を長い間さまよっていたこと、天国を知る人間のみが味わう地獄へ突き落とされたときの辛さは言葉では到底表現できないものでしょう。
金メダルおめでとう!おつかれさま。200Mは力を抜いて、後悔しないように思い切り泳ぎきってください。
カッコいいぜ!蛙王!
今日の1曲: We are the champions BY QUEEN
Greatest Hits, Vols. 1 & 2 |