文明社会に背を向け、「楽園」を求めタヒチに渡り、
魂の叫びを表現し続けたフランスの画家、ポール・ゴーギャン(1848-1903)。
名古屋ボストン美術館開館10周年記念として、
国内外から収集した油彩画や木彫レリーフ、版画、約40点を展示。
見所はこの大物、
≪我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか≫。
ゴーギャンが晩年に描いた、ゴーギャンの芸術と思考の集大成。
登場人物やその構図に哲学的な意味があるらしいけど、
とりあえず、先入観なしで、
この1枚の絵画から感じられるものを、頭じゃなく心で感じ取りたくて、
心の眼をくっきり見開き、感覚を静かに研ぎ澄まし、
絵の前に設置された鑑賞台の上から時間をかけてじっくり見てみた。
結果、
私の心には何も響いて来ませんでした。
恐ろしいほど、ホントに何も。
どんな心情を描こうとしているのか、
それが喜びなのか、苦しみなのか、
それとも諦めか、赦しなのかもさっぱり何も。
自分がまだ経験したことのない何かが描かれているから伝わってこないのか、
そもそも私のアンテナが鈍いからか、さび付いてしまっているからなのか、
何かわかんないけど、とにかくさっぱり。
どうやら、私には絵を理解する感受性がないようです。
ゴーギャン展
平成21年4月18日(土)~6月21日(日)
名古屋ボストン美術館
名古屋市中区金山町1-1-1
今日の1曲:Northshore Serenade/Na Leo
ミス・ユー・マイ・ハワイ-
ザ・ヒストリー・オブ・ナレオ