ヨシムラ・サイエンス・ラボ

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縫い針はピアノと密接な関係!?

2011年04月10日 | 加賀繍
伝統工芸を材料科学でサイエンスするヨシムラ・サイエンス・ラボです。
加賀繍を材料科学でサイエンス 第4回目です。

今日は、加賀繍にも使用される針の材質(はりのざいしつ)についてです。

縫い針は大きく分けて、和針と洋針の2種類に区別できます。
和裁は木綿針、絹針、ガス針などがあり、洋針の代表的なのはメリケン針です。

針は、少量の炭素を含む鉄でできており、ピアノ線と同様の材質です。
コイル状に巻かれたピアノ線を一定長さで切断し、縫い針に加工されています。
今は配信停止になっていますが、以前は(独)科学技術振興機構が提供するサイエンスチャンネル
(http://sc-smn.jst.go.jp/4/series.asp?i_series_name=THE+MAKING)で、縫い針の作り方を見ることができました。

ちなみに、このサイトではさまざまなモノの作り方を映像でみることができます。
サイト内の検索で「伝統工芸」と入力すると、24件ヒットし、その中には金沢金箔や九谷焼があります。

機会があれば、見てみると面白いかもしれません。

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