一昨日から、台所周辺の床に少し水が溜まっていて気になっていましたが
忙しさにかまけて、ほうっておりました。
わが家は台所は2階でして、その階下にわたしの書斎があります。
昼食が終わって、家人が食器洗いをしている音が聞こえ続けていたところ、
やにわに天井から漏水。
トータルでコップ1杯程度ですが、ちょうど腕に水漏れが落ちてきてびっくり。
さてさて、なにごとかとチェックしましたが、どうやら台所の排水管からの漏水。
さっそくいつも懇意にしている工務店さんに連絡。
地元の工務店さんとの付き合いって、こういう時のことを考えても大切。
地元に密着しているということで、対応はとてもすばやいです。
すぐに折り返し、「配管つまり」の専門業者さんが駆けつけてくれました。
この間の所要時間は、約2時間くらいだったでしょうか。
よく、頼む業者さんを悪しざまにののしって
俺は客だ、金払っているんだから、完璧にやって当たり前だろう、と考え、
実際にそのように権高に命令口調、という施主側の対応って
実はあんまり効率はよくないものだと思います。
それよりも、親身になってくれる味方として接しておいた方が、絶対、得できます。
わが家の1階天井は、RCスラブ下に配管を露出させていますので、
チェックはわかりやすくなっております。
また、写真左下の台所からの排水管点検穴を見えやすく、作業しやすく設置してありまして、
さっそくこの穴から、内部を点検チェック。
築後16年近い建物で、まだ一度もこういう配管関係のトラブルはなかったのですが
聞くと、台所からの汚水は脂料理の頻度にもよりますが、
だいたい排水管に長い間に、脂分などがこびりついて
ちょうど血管のコレステロールと同様に、配管の流れを狭くしていき、
限度を超えると、逆流するような事態になるということ。
確認してもらったら、75mmほどの管が、半分以下に狭くなっていたそうです。
今回は典型的なそのケースということで、
さっそく排水管洗浄用の電動ブラシを使って、こびりついた脂分を除去作業。
こういうパイプのつまり、圧倒的に台所近くに多いそうで
早い家では、4~5年で必要になるものだそうです。
そういう意味では、わが家もいろいろとメンテナンスに
気を使わなければいけない時期になってきました。
こういうメンテナンスが、し易いという設計上の配慮というのも不可欠。
夫婦で話していたら、新築時の設計者との話が思い出されました。
わが家では比較的に露出配管+簡易な被覆が多いのですが、
それは、メンテナンスがし易いような配慮、といわれていたのでした。
家は出来上がれば完成というものではなく、
日々のメンテナンスが絶対必要なもの。
大きな資産管理と考えれば、気分もよくなって考えられるもの。
資産の維持管理が、良質な資産形成に繋がります。
心してこれから、大切なわが家を使っていきたいと思います。
でも、問題発生から解決まであっという間で、
ホント、安心できてよかったです。